離婚に苦しむ人へ

今、苦しんでいるあなたに寄り添って。

自分の中のリソースを探す

2016-10-01 00:00:01 | 日記
離婚して

苦しみのなかで、自分を見失うことが多い。

自己価値観が崩壊して、もうわけがわからない。

自分を責め、他人を責め、否定して、

正常な精神状態とは言えない状態が続く。

すこしだけ余裕ができてきたら、

ちゃんと自分の中にあるリソース(資源)を探してほしい。

自分がこれまで生きてきた価値観や信念、興味など

本来の自分がどうであったのかを思い出すことは必要だ。

もちろん、

この離婚のイベントで、価値観を変化させるのは悪いことではない。

だが自分にとって必要で、自分らしいものまで変化させてしまうこともない。

取捨選択する機会なのであって、すべて変化したり、捨てるようなことはよくない。

私は、生まれてからすべてのイベントや興味、趣味、乗り越えてきたことを書き出してみた。

そして、もうひとつ大きなことがわかった。

今の自分の信念は、祖父の影響が大きいということだ。

私の祖父は大正生まれで、その年代としては珍しく

有名大学を出て、戦争にも行き、大手会社で仕事をしていた。

それと同時に、渓流釣りでは釣り新聞に記事を書くほどであり、

自分でプチ発明品を製品化して、独自に商売をしたりもした。

山野草の世界では本を書くレベルで詳しかった。

だからと言って、安定というのでもなく、

奥さんつまり、私の祖母は、アルコール依存で、多額の借金を作ったり、

一年くらい家を空けて、他の男と出ていってしまった時期もあったという。

だが離婚せずに、生涯ふたりでいた。

祖父は、会社の社員旅行でも宴会なんかには参加せずに、

現地で渓流釣りに出かけてしまうような自由っぷり。

どこにそんな金があったのかはわからないが、

とにかく、やりたいこと全部、しかも爆発的に行動していた人であった。

だから幼少期というより、亡くなる17歳のときまで

私もずっと一緒にあちこちに遊びに行って、その思想、精神を受け継いだ。

ちょっと長い話となったが、

要するに今の自分の思想や哲学のベースは祖父にあるということを見つけたのだった。

世の中の常識にとらわれずに、自由に生きていいことの証明を

祖父の中に見つけたのである。

あなたの人生でも、何か見つかるはずだ、

今、ほんとうにあなたに力を与えてくれるのは、

もしかすると身近な人の影響かもしれない。

自分のなかに埋もれていて気づけない

本質的な力を探してみてほしい。

仕事や社会でいろいろな影響を受けてきて、

そしてこの離婚ということで大きな打撃をうけてしまっても

本来、あなたに眠る力があるはずだ。

そこにあなたのこれからの指針が見えてくるかもしれません。

本質に立ち返るということです。
コメント (8)
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