与え過ぎても駄目だし、綺麗に過ぎるのも駄目！

女性の薄毛 / 2011年09月07日 13時24分59秒

お肌に栄養を与えるのが良いのか？

女性の薄毛の原因の多くは、栄養の与え過ぎとヘアケア製品の使い過ぎにあります。ミネラルやアミノ酸等を与えてあげれば頭皮が良くなるようなイメージがあります。

が、実は正反対なのです。毛に与えても意味がありません。毛に与えても意味がないのは、毛は死んだ組織＝角質の塊だから。

栄養は、体内から血液に乗って各細胞まで行き渡ることで健康でいられます。ところが、外部から毛穴内部に入れ込むことをしていると、いずれは腹いっぱいになってしまい、内部の細胞は反発するようになってきます。

女性なら分かると思いますが、美容液でお肌に栄養を補給し過ぎると出来物が出てくることが多いですよね。こんなことが頭皮でも起こるのです。特に、現代の女性は基本的にヘアケア製品を使い過ぎていて、たくさんのヘアケア製品を毛に使っていて、かつ頭皮を綺麗にし過ぎています。

その為、毛穴内部にはシャンプー剤やトリートメント剤・カラー剤等々がたくさん残留しています。こんなところに、育毛剤や栄養を与えるべく頭皮にいろんなものをつけても効果なんて出ません。反対に頭皮が反発して出来物が出来るのが落ちです。抜け毛が減ることがあるでしょうが、頭皮が疲れて生え変わらなくなった為に減っているだけなので、栄養を与え過ぎて毛の育たない頭皮にしてしまっているのです。

所謂TVCMなんかで言っているヘッドスパはやばいです。

こんな状態の頭皮でヘッドスパを行うと相当危ない頭皮になる可能性が高まります。たぶん、ヘッドスパを行うと、毛が綺麗になったように見違える場合が多いはずなので、痛んでいる毛に毛を綺麗に魅せる為の何がしかを付着させているのです。

と言うことは、頭皮にも残留するので、ヘッドスパで開いた毛穴からは、洗浄成分と一緒に残留物が入り込みやすくなります。これでは、一見頭皮が綺麗になったように見え、毛質も綺麗になったように見えても、頭皮が疲れて弱っていくので、年を重ねるたびに段々と毛の育ちが悪くなっていきます。

抜いてあげる・残さず洗い流す

こんな女性のご相談者が、先週いらっしゃいました。私のところでは、お湯だけで頭皮と毛を洗います。お湯で洗ってあげることで、毛穴内部に残留しているものが吐き出されてきます。お湯を貯めている容器がとても泡立ち、カラーをしている場合にはお湯に色が付くこともあります。

毛穴や毛に残留しているものが取れると、一時的ですが頭皮が活性化されるので毛に腰が戻ります。ご本人は、お湯だけしか使っていないのに、「なんで？？」と不思議がることが多いですが、頭皮がすっきりして軽くなるので、今までヘアケアや育毛のケアの間違いに気づく人が多いです。そんなケアを行うことをお勧めします。