わが友、孝の告別式
お通夜同様とても多くの会葬者に囲まれ、孝は静かに旅立って往きました。
なんと・・・・あの武雄市長物語にも孝のことが紹介されていました。
昨夜は普通のお通夜とは違い、お参りしても誰一人として帰る人が居ない。
みんな、型通りのお通夜の儀式が終わっても、けして帰ろうとはしないのでした。
そして殆どの人が、再びお葬式にもそのまま出席しているという、孝の「人となり」を顕す、実に心の篭ったお式でありました。
さらに予想通りといっては妙な表現ですが、告別式も多くの参列者が・・・・・。
特に一番の親友、こげちゃんの弔辞は素晴らしかった。
自作の「晩秋の微塵」という詩が素晴らしかった。彼の友情の渾身の一滴。
女性の方は勿論のこと、多くの大の男が肩を震わせて嗚咽しているというお葬式は、滅多にあるものではありません。
そして生花が60鉢も飾られた、「一介のサラリーマン」の葬式も実に珍しいと申せましょう。さすが孝、いや釈孝善居士でありました。
彼の気配りには定評のあるところですが、彼が亡くなるほんの数日前のメールのやりとり・・・・。死のベッドの上、とても苦しい中から、こんな素晴らしい返事をくれたのでした。
『孝、今年も12月19日に県内信用金庫対抗のゴルフコンペが決まりました。今年は孝のホームコース武雄カントリークラブだそうです。うちのエースが帰ってこないことには勝負になりません。だから頑張ってくれ。またアウト一番のティーグランドに再びその勇姿を見せて下さいね。それからきつかったら返信は不要ですからね。』
『体調はイマイチですが、諦めませんよ。ゴルフの件判りました。多分バーデイ発進でしょう・・・。』
この精神力の強さはどうだ・・・・。実に見事であります。
それはさらに彼の旅立ちの間際まで・・・・・。最後まで立派な気配りで、お母様をとても大切にして、旅立って往きました。
何故か、孝が煙となって昇っていったその時の空は、不思議な輝きを放っていました。
杵島山にある葬祭公園からの空は、孝が天国へ旅立ったのを象徴しているような不思議な色合いでした。
やがて仲間達は、孝がいつも通っていた大町温泉へ集結、そのまま「孝君を偲ぶ会」へと突入。
ここでも不思議なことに、綺麗なあかね雲が私たちを見守っているのでした。
そして、今夜の三日月も・・・・・何故かとても美しいのです。
何か大いなるものの存在と計らいを感じずにはいれません。
にぎやかな仲間達が、大好きだった孝のために次々と、いつのまにか30名ほどが集まりました。孝の話を肴にワイワイガヤガヤと。
ギターも持ち込まれて、孝の好きな吉田拓郎のナンバーが次々と合唱されました。みんな哀しみを忘れようと妙にはしゃいでいたのが、却って哀しみを深く象徴していました。
みんな孝が大好きでした。
その中でもこげちゃんは別格です。大親友なんであります。
僕は三回、こげちゃん本人から、『友人から「親友はこげちゃん」と言われたよ!』と怒られました・・・。親友と書いたのが気に障ったみたい。ごめんなさいね。
でもみんな孝が大好きでした。
好きに理由は要りませんよね。
改めて孝君、安らかにお眠り下さい。
星のまたたきからすれば、10年、20年はほんの一瞬のこと
僕もそのうちまいります。
そのときは天国カントリークラブでまたお手合わせを、ヨロシクね。
合掌
音楽に関しては、高校時代に始めたブラスバンドを大学二年まで続けましたが、鍼灸の道へ方向転換の為、中退。現在、音楽は聞くだけ。
フラワー・トラベリング・バンド・・・ハード・ロック系とクラシックを中心に、ジャンルを問わず曲で選ぶから演歌まで聞いてます。
どうして友達のことを思いご冥福を祈って、怒られなきゃいけないの?
ずっとブログ見てるけど、風竿さんに何にも問題ありませんよね!
可哀想です。
きっと天国に着かれたのでしょうね。
まだまだ実感のわかない日々を過ごしています。毎日毎日孝君と会話をしています。一日に何度も「ばかか お前は」と言われて、喜んでいます。いつまで続くのかなあ~
来年の命日は、56歳の誕生日です。お祝いを言いに来てくれるとうれしいなあ・・・
まるで光の輪の中に吸い込まれていった
ように見えましたよ。
彼は位の高い霊魂となって私たちを
見守ってくれています。
そう確信しています。
コメント感謝です。
でも音楽は情緒と直結していますから、
情感を刺激してくれるので良いですね。
100の読書に匹敵するのかも知れません。
でもクラシックを聴いていると
心が落ち着くのはどうしてでしょうね。
傷つきましたが、これも勉強ですね。
世の中には通じないことも一杯あるのでしょう。発信していると仕方のないことです。
でも真実は一つ孝は親友です。
ちょっと考えられない空です。
孝の肉体が煙となって昇っていった後の空が
光り輝いていたのは偶然ではないと
思わされています。
彼は現世でとても大きな悟りを開いたのでした。
死を直前にしたその前で彼の悟りの深さを
教えられました。
いかに多いことか・・・・。
とても嬉しく思います。
彼の人間性を死後まざまざと見せ付けられました。凄い男、まさにThe man of the manです。