風竿の「人生の達人」烈伝

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シリア

2015年10月15日 23時58分47秒 | 風竿日記

古代都市ダマスカスを擁する美しい国シリアが、もう4年も苦しんでいる。砂漠のイメージが強いが、かってのシリアは石畳に整備された優しい国民の国だった。

といっても行った事はなく、BSの番組で観ただけ。

国民の人口は約2000万人

そして驚くべきは1168万人が家を追われ流浪の民となっていることなんである。

国民の半数以上が難民となって故郷を捨てざるを得ない状態になっているのである。

かってはアサド政権に反旗を振りかざした反政府軍と、政府軍との闘いであったが、最近はややこしいことにISまで出てきて、三つ巴の泥試合の様相を呈している。

アサド政権が本当に国民のことを想っているのならば、国民の半数以上が国から逃げ出す状態を放置する筈が無い。

大岡裁きではないが、本当に愛情があるのならば、我が子の手が千切れそうな状態に陥ったらば、手を離すのが本当の親

即ち為政者の筈であろう。

私はこれらの写真を見て、同じ人間として、人道上どうのこうのという前に、あってはいけないことであると想わざるを得ない。

難民の殆どがドイツに逃れたいと想っているのだそうな。

日本への移住希望者は僅か60人あまり、そして受け入れを決めたのは、これまた僅か6人ほどだというではないか。

それで先進国家だといえるのか。

結局島国根性よろしく、自分達の幸せだけしか考えていないのではないか。

 

大勢の子供たちがこの中にいる。

呑まず、喰わずだというではないか。

自分がシリア人ならどうだろうか・・・・。

苦労して建てた家を追われるように逃げ出すなんて・・・・。

とても考えられない。

アサド大統領という権力者もさることながら、ロシアの思惑もアメリカも、大国のエゴの狭間で一番弱い民がその責めを一手に引き受けねばならないなんて・・・・。

この地球上であってはならないことである。

日本も難民受け入れすべきである。

お金をだせば良いというのでは、いつまで経っても尊敬される、文化の香り高い民族にはならないであろう。

 


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