昨日から法人会のサポートをして下さる保険会社の皆さんと、法人企業の福利厚生のご案内に、帯同訪問をさせて頂いている。
私は会員企業さまをご紹介するだけなのだが、それても保険屋さんを連れてくるとなると、ちょっと構えられるのかと心配していたのだが、どこに行っても、昨日も今日も・・・。
「わあ、よく来たね。さあ上がって、上がって!」
と大歓迎して頂いた。
一緒に行った保険屋さんは、信じられないと言いながら、大喜びなんである。
お客様というのは、本当に有難い限りと身に沁みる。
帯同訪問リストを見せていただいて、知らない企業が圧倒的に少ないのは、即ちこれまでの信用金庫時代のお陰にほかならないのであるが、歓迎されるとなるとちょっと意味合いが違ってくる。
どれだけお客様の深層と関わりあってきたかということの集大成が、如実に現れるからだ。
表面的なおつきあいなら、それなりになるはず。
ましてもう、専務理事でも何でもない、タダの法人会の事務局長なんである。
それなのに、とても温かく迎えて応接間に通していただく、話はしっかりと聞いていただくわで、本当に有難かった。
そういえば、信用金庫を辞めてもう半年になるのに、まだお客様と職員さんの新年会にも呼んで頂いたし、
若手の職員さんからも、自主勉強会の後の呑み会にお呼びがかかった。
それというのも、一緒に汗をかいた仲間というかとどのつまり同志なんである。
勿論、喜んで出席するのだが、嬉しいではないか・・・。
男というものは、肩書きを無くし、鎧や裃を脱いでからその真価が問われると聞いたことがあったが、私は本当に幸せ者なのだと思った。
昨日、今日と久しぶりにお客様の所を一緒に回らせて頂いて、長年の営業畑の感が甦ってきた。
そして、若手の職員さんと帯同訪問して回った、あの夏の暑い日の佐世保の坂道を思い出さずにはいられなかったのである。
帯同訪問、戦略を語る人間は必ず現場を知っていなければならない。机上の空論で戦略を語るなけれだ。
その意味で最前線たる現場は最も尊い修練の場でもあるのだと思う。
現場にしか答えはないのである。