私が関わっている法人会の仕事は実に幅広い。
セミナーなどを通じての加入企業さまのよりよい経営のお手伝いから、税に関する社会的な知識の高揚、はたまた献血などの社会貢献と多岐にわたるのである。
今日はそんな中で、小学校への租税教室に出向いた。
12月は六角小に出向き、
16日は能古見小、今日は塩田小であった。
そして明日は東川登小の何れも6年生を対象に社会を支える税金というテーマで実施している。
法人会青年部の皆さんが先生役を引き受けて下さり、教育の現場だけに、細かく気を遣い汗だくになって授業を行う。
面白いのは、その学校、学校でやはり校風というか、生徒さんの受講態度が違うところ。
キチンと統制がとれている学校もあれば、どちらかというと伸び伸びさせている学校もある。
少子化の影響で、どこも児童数は私達の時代の六分の一以下
体罰などごく当たり前であった私達の時代とは隔世の感あり。
今の時代、体罰を与えようものなら父兄が学校に文句を言いに来るというのだから、時代は変わったものだ。
もし、この世に税金がなかりせば・・・という仮定のもとに児童に意見を求め、
社会は税金により安全・安心と快適な市民生活が保たれていることを理解してもらう授業なのだ。
父も母も教諭であった私には、少しばかり違う思いもある。
兄弟3人のうち一人くらいは教職の世界を継いで貰いたかった父の想いを知っているから、
この租税教室の授業をサポートしながら、頭の中の小さな声で「オヤジ、意に沿わずに、ごめんね・・・。」
と呟いたのであった。