風竿の「人生の達人」烈伝

愛すべき友、仕事・趣味の磯釣り・ゴルフ・音楽、少しの読書などにまつわるあくまで「ヒト」に重点をおいたブログです

一台のピアノの物語コンサート

2013年07月07日 23時59分28秒 | 風竿の音楽夜話

それは一年に一度の七夕の夜の話

INPUTの山下さんのライブハウスに嫁いで来た見目麗しきピアノの物語

ご近所にお住まいの上品なおばあちゃんが

大切に所有されていた40年前の一台のピアノ

今は誰も弾く人がいないので

たくさんの人が集まるこの本格的なライブハウスで

多くのピアニストに音を奏でて貰いたいとのお申し出があったそうな・・・・。

ご高齢の域に達せられ、身辺整理の意味合いもあられたようで

INPUTのステージがこのピアノの新しい嫁ぎ先となったのだ。

7月7日七夕の夜に催された一台のピアノのためのコンサート

そのコンサートは三人のピアノをめぐる語り部により、

抒情的な物語が語り継がれていった。

主役はあくまでも一台のピアノ

それは、40年間の時を経て

このピアノが初めてたくさんの皆さんの前で、

時には朗々と高らかに、時には繊細に静かに、歌った瞬間でもありました。

暗転したステージにライトアップされたピアノは

思わぬスポットライトを浴びて、実に恥かしそうではありましたが、

それでも弾き手の心と重なって

えも云われぬ音の空間を創りだしてくれたのでした。

とてもよい七夕の夜の、ちょっとステキなコンサート

さて、ひこ星は織姫に会えたのでしょうか・・・・。

 

 

付録

山下さんのリクエストで、コンサートの終了後にステージに乱入した人が一人おりましたとさ。