地域金融機関というカテゴリーの主役を演じている信用金庫とは
営業エリアが極めて限定されている。
わが九州ひぜん信用金庫も東京へ支店を出すというわけにはいかないのである。
だから私たちは植物と同じだと思っている。
餌場を求めて移動する動物や、渡り鳥と違い
どんなに痩せた土地であろうと
どんなに風の強い土地であろうと
この場所を永遠の住処として、
この場所にしっかりと根を降ろして
この場所で生きていくしかないのである。
それは、地域の活性化なしには我々も生きていけないことを物語っていて、いわばそれは私たちの宿命でもあるのだ。
だから、地域が元気になる催しには、信金マンは燃えに燃えなくてはならないのだ。
そんなことで関わってきた「温泉deビートルズ音楽祭」も先週で9日間の全日程を終了した。
仕事を終えてからの市内各所でのライブ応援や機材の設営・撤去、ミュージシャンの接待など、疲れたおじさんの限界を超えたものであったが、
終わってみれば、過ぎ去ったいい思い出となった。
どんなに楽しいことも一瞬の思い出となって過ぎ去っていく。
どんなに苦しいことも、ただの一瞬の出来事として、同じく過ぎ去って行ってくれればいいのであるが・・・・。
さて、地域金融機関はエリアを限定された金融機関
だから新幹線もいらなければ、ジェット機も要らない。
欲しいのはせめて隣町まで飛んでいくゴム動力の紙飛行機。
私たちは、その温かみのある、人力のプロペラを回し続けねばならないんである。
わが親友北村尚志が九州ひぜん信用金庫のために作ってくれた名曲を・・・・・。
<!-- 「プロペラ」 北村尚志&西山茂樹 2012年3月20日 -->