21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

金融恐慌だから当選できたw

2009年01月09日 22時01分55秒 | Weblog
 民主党内の予備選での優勢が伝えられていたが、本選挙での結果は疑問視されていたオバマ大統領候補。結果からいえば、投票の結果、当選し来月から合衆国大統領になる。

 リベラルな支持者が多い民主党内での予備選とは違い、保守派も多い本選挙では白人ではない立候補者の当選は難しいと思われていた。が、実際には純粋の白人ではないオバマ候補が当選した。

 この当選結果に影響を与えたと思われるのが、現在の金融危機だ。小さな政府論を唱える共和党と違い、民主党は政府の経済政策運営を重要視する傾向がある。政府からの「支援金」が必要になった企業群が、民主党政権の誕生を望んだ結果、オバマ大統領が誕生したのではないか。

 単なる推論です。それに、オバマ候補が選挙活動中資金を積み上げたのは「小口献金」であり、企業からの献金額が決して少なくなかったことを考えると、根拠がない推論に思えます。それでも、一つの可能性としてあるのではないかと。

 一方で、8年間の共和党政権の結果、アメリカの主力産業(金融・住宅建設・自動車)は壊滅的な被害を受けており、政府の財政も火の車になってます。その上、国内での医療制度・教育制度の崩壊、国外での外交能力・信頼性の低下が起きています。

 保護貿易主義の民主党が有利だったと言うよりは、共和党候補が当選できる可能性は「全くなかった」と言ったの方が正しいのかもしれない。