炉端での話題

折々に反応し揺れる思いを語りたい

サイド・ブレーキの位置

2010-02-14 07:47:08 | Weblog
車のブレーキの話題、多くの関心が寄せられているようである。
万が一、あるいは万万が一にもメイン・ブレーキが故障した場合には、サイド・ブレーキに頼ることになる。車がいかに進歩しようとも、このブレーキの二重系は崩れないと信じて疑わない。

しかしここに課題がある。
メイン・ブレーキが故障したとき、カミさんがパニック状態になりサイド・ブレーキのことに気が付かなかったことは前に述べた。思い起こすと、この車のサイド・ブレーキはペダル式の左足で踏みこむ位置にあった。
これはよく考えると安全性にかかわる課題である。

サイド・ブレーキが運転席と助手席の間にある車もある。私は運転初心者に乗せてもらったとき、助手席にいて、いつでもこのサイド・ブレーキを引けるように、手に汗をかきながら握りしめていた経験がある。
サイド・ブレーキは、この位置にあることが優れている。
なんらかの理由により運転手が運転不能状態に陥ったとき、助手席の者が咄嗟の気転で車を停止できる。バスの運転者が高速道路で運転中に失神したとき、乗客の一人がサイド・ブレーキを操作して、事故を未然に防止したというニュースを聞いたことがある。
サイド・ブレーキが運転席の左足ペダルであれば、まずこの咄嗟の気転動作はできない。車の安全性への配慮は、サイド・ブレーキの位置にもある。

サイド・ブレーキの位置は統一規格化され、運転者はメイン・ブレーキが効かなくなったとき、サイド・ブレーキを操作する訓練を重ねておくことは、将来とも必要と考える。
将来のことばかりではなく、いま、貴方が車を購入しようとするとき、この話題が役に立つであろう。
(応)