炉端での話題

折々に反応し揺れる思いを語りたい

設計者のおごり?

2010-02-17 18:57:55 | Weblog
 (応)さんも取り上げているが、トヨタのプリウス問題が騒がれている。ブレーキの効き具合の違和感云々もさることながら、不思議なのは、車に組み込まれた制御用コンピュータのソフト(しかも、単なる設定を)を直せば済むというのであれば、どうして初めからそうしなかったのであろうか。これは想像だが、おそらく、新型プリウスを発売する前に、テストドライバーはその違和感に気付いていて注意したはずである(そうでなければ、トヨタのテストドライバーはなんと鈍感かと言うことになってしまう)。にもかかわらず、設計者(あるいは開発担当の責任者)が、これでいいと押し切ったのではないか。そこには、ユーザの気持ちを大事にしない設計者のおごりがあったのではないか。
 以前(2006年4月1日)、私は、車のドアミラーは安全上問題があると指摘し、フェンダーミラーに設計を変えるべきであると主張したが、省みられていない。ディーラーにそのようにしない理由を尋ねたら、格好が悪いからと言うことであった。安全より、格好を重視する設計者(開発担当の責任者)の姿勢にも、安全上大事なことに高をくくるおごりのようなものを感じるのは、シニアのひねくれであろうか。(青)