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スメタナの「我が祖国」

2021-10-16 15:19:30 | 音楽
10月15日(金)の夜に、サントリー・ホールで小林研一郎指揮読響の「我が祖国」を聞く。緊急事態宣言が終わったためか、場内は7~8割程度の収容。観客がたくさん入ったほうが、演奏も盛り上がる気がする。

スメタナの連作交響詩「我が祖国」は、「モルダウ」の部分はよく聞くが、全体を通して聴くことは少ない。今回の指揮はハンガリー経験が長く、チェコフィルも振っていた小林氏なので、楽しみにしていた。

オーケストラの編成は80人を超える大編成で、ホルンは8本だったので、ちょっと驚いた。小林の指揮は情感を込めたもので、オーケストラもよく追随して美しい音を出していた。6部で1時間半にも及ぶ長い作品だが、退屈せずに聞く。

数年前にチェコのプラハに1週間ほど滞在していろいろと見て回ったので、曲を聴いているうち、町の情景が懐かしく思い出された。それとビールが安くておいしかったことも印象的。「ウルケル」という銘柄が一般的で、なかなか良かったと記憶している。

小林氏は80歳を超えているが、1年前よりも元気そうに見えて、安心した。年末にベートーヴェンの交響曲を、1~9番まで全曲、1日で演奏するらしい。すごい体力だと、改めて感心した。

家に帰って軽い食事。サラダ、イタリア産プロッシュート・クルド、スペイン産サラミ、イワシのオーヴン焼など。飲み物はカヴァ。

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