10月27日(木)の夜に、サントリーホールでN響の北欧プログラムを聞く。指揮者はヘルベルト・ブロムシュテット、ピアノがオリ・ムストネン。8~9割の入り。
ブロムシュテットは、95歳ぐらいだが、まだ現役で指揮している。昨年聞いた折には、自分で歩いていたが、今回はコンマスに支えられて歩き、指揮の時には座って振っていた。それでも、2時間近いコンサートを指揮するだけの体力があり、驚異的だと思った。元気な様子を見ると、尊顔を拝するだけでありがたいという気がしてくる。
プログラムは、前半がグリークのピアノ協奏曲。フィンランド出身のムストネンのピアノ。ムストネンはピアノだけでなく指揮の活動もしているようだが、ピアノは超絶技巧系の弾き方で、あんなに早いテンポでこの曲を聞いたのは初めて。一音一音が独立して美しく際立つような弾き方で、すべての音がクリアに響いた。いつも聞くスタインウェイのピアノだが、その音色まで普段と違って聞こえたのでちょっと驚いた。あまりのピアノのすごさに、ぐいぐいと引き込まれて、オーケストラを聞くのを忘れるほど。近年聞いたピアノの中では一番ショッキングな演奏だった。
後半はニルセンの交響曲3番で、コントラバス8本のフル編成の弦が大音響で響いた。金管の響きなどはやはり20世紀初頭と響きだが、今聞いても十分面白かった。
全体としては、ピアノの印象が強く残って、グリーグの曲をいろいろと聞き比べてみたくなった。
帰りがけにいつものスペインバルで軽い食事。トルティージャ、ハモン、イワシのエスカベッシェ、しし唐のソテー、サケのソテーなど。
ブロムシュテットは、95歳ぐらいだが、まだ現役で指揮している。昨年聞いた折には、自分で歩いていたが、今回はコンマスに支えられて歩き、指揮の時には座って振っていた。それでも、2時間近いコンサートを指揮するだけの体力があり、驚異的だと思った。元気な様子を見ると、尊顔を拝するだけでありがたいという気がしてくる。
プログラムは、前半がグリークのピアノ協奏曲。フィンランド出身のムストネンのピアノ。ムストネンはピアノだけでなく指揮の活動もしているようだが、ピアノは超絶技巧系の弾き方で、あんなに早いテンポでこの曲を聞いたのは初めて。一音一音が独立して美しく際立つような弾き方で、すべての音がクリアに響いた。いつも聞くスタインウェイのピアノだが、その音色まで普段と違って聞こえたのでちょっと驚いた。あまりのピアノのすごさに、ぐいぐいと引き込まれて、オーケストラを聞くのを忘れるほど。近年聞いたピアノの中では一番ショッキングな演奏だった。
後半はニルセンの交響曲3番で、コントラバス8本のフル編成の弦が大音響で響いた。金管の響きなどはやはり20世紀初頭と響きだが、今聞いても十分面白かった。
全体としては、ピアノの印象が強く残って、グリーグの曲をいろいろと聞き比べてみたくなった。
帰りがけにいつものスペインバルで軽い食事。トルティージャ、ハモン、イワシのエスカベッシェ、しし唐のソテー、サケのソテーなど。
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