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バッハの教会音楽のゆうべ

2022-10-24 14:35:51 | 音楽
10月23日(日)の昼に、杉並公会堂でバッハの「教会音楽のゆうべ」を聞く。バッハ研究会合唱団の第39回演奏会で、演奏会には「夕べ」となっているが、昼の2時から4時のコンサート。聴衆は3~4割といった感じ。小編成のオーケストラとソプラノ、カウンターテナー、テノール、バスの独唱者がいて、40~50名程度の合唱団が歌う。合唱団は女性比率が高い。また、皆マスク付きで歌っていた。

演目はカンタータが4曲。バッハは教会がスポンサーだったから、毎週のように教会音楽を書いていたので、教会音楽は多いがまとめて聞いたのは初めて。聴いていると、オーケストラの短い演奏に続き、合唱があり、続いて独唱者が歌い、また合唱、独唱、合唱となり終わる感じ。同じような曲に聞こえても、それなりに構成は工夫してある。

曲調から判断すると、歌詞の内容と曲には密接な関係があるようだが、演奏が始まると場内の照明が落ちて暗くなるため、せっかく配られた歌詞を見ることが出来ず、残念だった。こうした歌詞を見るような演奏会では、場内の照明は明るいままでよいのではないかと思う。

2番目のカンタータ「汝平和の君、主イエス・キリスト」BWW116の第4曲はソプラノ、テノール、バスによる3重唱のアリアで、カノンのように旋律が積み重なっていて大変面白かった。

カンタータでもアリアとレティタティーヴォが区別されていて、アリアはオケの伴奏、レチタティーヴォは通雄低音楽器(チェロとオルガン)といった感じだが、レチタティーボの中にも、オーケストラの伴奏つきがあったので、結構何が違うのだろうと考えた。

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