人は亡くなるときに、
自分がこの世に遺したいものに、
もう一度、息吹きを吹き込むのかも知れないね
ちょうど、
マイケル・ジャクソンが、
”Heal the world ”というメッセージに、輝きを与えて、逝ったように
文字どおり、
自分の命をかけて、
自分の生きた証に、閃光をまとわせるんだ
それとも、
その命が光に返っていくのとシンクロして、
命の分身のほうも、次元上昇するのかな
肉体を去って、まったき光になるとき、
その人は、自由と喜びにあふれた、完璧な存在に戻るから、
時空を超えて、
その人が過去に創ったものにも光が届いて、
本質がより純化されてパワフルになって、
多くの人の心にダイレクトに響くようになるんじゃないかな
ユトリロやカフカのように、
亡くなった後に絶賛されるということが起こるのも、
彼らが最後の思いを込めて、ものすごい魅力の粉を降らせるからかも知れないね
文化や世相のニューウェーブまでも起こすような魔法をかけることだって、
あるのかも知れないなと思う
3日前、ビオダンサの創始者ロランド・トーロ氏が亡くなった。
90歳近い、大往生だったとのこと。
1960年代、クーデターと劣悪な経済状況で、混迷の中にあった南米チリ。
その荒廃した環境のなか、
医学、人類学、心理学、生物学を研究し、
何よりもまず命を大切にすることを中心にした教育理論を打ち立て、
その伝達のツールとして、
ビオダンサという教育システムを創った人。
いつも、「Unity!Unity!Unity!」と言い続けていて、
情熱と愛から構成されているような、
そんなおじいちゃまだったらしい
命あるものすべてを慈しみ、
今、食べた物に向けて、即興で愛の詩を語るんだって
あるビオダンセーロは、
彼について、「その功績は、ノーベル平和賞を3,4個もらってもおかしくない」と熱弁をふるってたよ
私は、
彼に会ったことはないけれど、
亡くなる直前のタイミングでビオダンサに出会い、
これこそ、人間に必要なものだと思うほどの感激をもらい、
たくさんの、素敵な人々と出会った
それが、
ロランド・マジックだと思うし、
彼の逝去を仲間と共に悼むことの貴重さを直感してる。
彼が生涯をかけて世界中に広めたビオダンサは、
これで、ますます、輝きを増した
これから、私は、
その真髄を知っていくことがますます楽しみなんだ
あぁ、そうか!
ビオダンサで言う、「今、ここに、精一杯生きる(ヴィヴェンシア)」って、
死を見据えることが前提なのだと、
ロランドが教えてくれているのかも知れないな
スピリチュアルカウンセリングサロン「フォルテネージュ」