閑話休題(その4)~コメントありがとうございます♪

2006-11-01 02:25:56 | 映画&ドラマ

 
 いつもより遅く帰宅して、PCを開くとコメントをたくさん頂いていました。皆様、ありがとうございます。個々にお答えしても良かったのですが、今日は本文でもお答えというか、頂いたコメントから考えさせられたことを書かせて下さいね~

 〈とも〉さんのブログ『夢の世界』ご覧になりました? 
私も、「放送は終わっても、彼らの人生は続いている」と思っていましたが、それを文章にしてしまった人がいたんですよ。びっくりしました。『純情きらりスペシャル』の情報を探していて、たまたま出会ったのです。このブログでは、松井夫妻と二人のお子さん(下の子の名前は見てのお楽しみ)の暮らしぶりや、放送で見たかった場面とかが、次から次へと紹介されていきます。ニワトリと違って、本当に夢から書き下ろされた物語もありますよ~。さくらえびさんのブログに集った皆さんに、特にお勧めです。ブックマークを貼りましたが、ここからも行けますよ~ 
 →ここをクリック

 〈裕美〉さんが、『純情きらり』に刺激されて?読み出した、同時代の大河小説『戦争と人間』(著者=五味川純平)は、1970~73年に「三部作」として映画化されています(監督=山本薩夫)。主人公の俊介を演じたのは北大路欣也さんです(少年時代は中村勘九朗)。公式HPを見つけたので、興味がある方は →こちらをクリック
年末年始など、「12時間ドラマ」とかで放送される可能性もあるけれど、NHKも大河ドラマ『戦争と人間』を、真剣に考えてみたらどうでしょうか? いつもいつも信長秀吉家康するのやめてさ~。ドラマ化の際は、俊介役は是非「昭和顔」(これも本人曰く)の福士誠治でお願いします!

 〈えるざ〉さん、ご質問の『三銃士』『四銃士』は、ご察しのとおり、オリヴァー・リード、リチャード・チェンバレン、マイケル・ヨークが出ていた1973年版の『三銃士』です。確か主人公のダルタニャン(彼は三銃士ではない)をマイケル・ヨークが演じていたと思います。敵方枢機卿にチャールトン・へストン、その部下にクリストファー・リー、悪女ミラディにフェイ・ダナウェイと、なかなか豪華キャストで、その上、ジュラルディン・チャップリンとラクウェル・ウェルチが花を添えていました。オリヴァー・リードといえば、『吸血狼男』(61)に始まり『グラディエーター』(00)で生涯を終えた偉大な英国人俳優(叔父が映画監督のキャロル・リード)。リチャード・チェンバレンは『将軍』(80)が最も有名ですが、個人的には『タワーリング・インフェルノ』(74)の悪役(オーナーのバカ息子)が印象的(実写版『シンデレラ』(76)というずっこけミュージカルの王子様だったとか・・・)。そして、マイケル・ヨークはこの時代のアイドルの一人ですね。ちょっとワイルド系の。個人的にはヨークといえば、ジェニー・アガターと共演した『2300年未来の旅』(76)と、バーバラ・カレラと共演した『ドクター・モローの島』(77)でしょう。『オースティン・パワーズ』シリーズで久々銀幕復帰し、昔と変わらない笑顔を見せてくれました。
 藤原君のお顔は、昨日貼り忘れた『デスノート』の公式HPでご覧下さい!
 → 『デスノート』公式HPはここをクリック
 

 〈まめちゃん〉お勧め?の藤原竜也さんですが、トシ子もハマりました。恋人役の香椎さんが可哀相だけど、あの冷酷非道さがいいわけよ。〈裕美〉さんが書いていらした「ピュアな心と残忍性を併せ持つ主人公」のイメージどおりの適役だと思います。でも、おっしゃるように「デスノート」はいけませんね。「デスノート」の持ち主になることは、ニーチェの超人思想の変形だと思いますが、必ずエスカレートして、最終的には自分以外の人間は全て生きるに値しないところまで行ってしまう。「唯一絶対神」を持たない日本人には、「人を裁けるのは神だけだ」という根本原理は通じないかもしれませんが、神は万物に宿るという考え方から「何人も他者を裁くことはできない」ことを容易に理解できる筈です。『デス・ノート』はあくまでもフィクションだから、桃太郎侍や刀舟先生や中村主水に拍手喝采するように鑑賞するもよし、ピカレスク浪漫として鑑賞するもよしです。
 香椎由宇さん、何か凄く気に入ってしまったんです。『パビリオン山椒魚』とか、どうだったんだろう? なるほど『ローレライ』の美女なら、見ないわけにはいきません。(『ローレライ』『亡国のイージス』『戦国自衛隊1594』は、同じ原作者ですね。どれも見ていないけど)
 永作さんの淀君、たまたま目撃しましたが、凄い。光っていた。いわれてみると、藤原さんに似てました。というか、彼がお化粧すれば淀君になれそう!


 で、そろそろ終わらせようと思ったところで 〈kiki〉さんからコメントが届いた!
季節の変わり目だから、彼女に限らず、体調壊してしまった人が結構いるんじゃないかしら? かくいう私も、喉が痛かったことが・・・皆さん、くれぐれも無理しないように。
中谷美紀さんについてレビューを書きましたが、『LOFT ロフト』の彼女、綺麗でしたよ~。『嫌われ松子の一生』のDVDも出ますが、これから公開される『7月24日通りのクリスマス』は逆電車男?みたいなラブストーリーで(監督も同じ人だ)、彼女のファンには、少し早いクリスマスプレゼントになるかもしれません。

 それでは、そろそろなさい。


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6 コメント

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枢密卿 (無辜の民子)
2006-11-01 13:11:24
三銃士の件で、「敵方枢密卿」とありますが、枢機卿の間違いじゃござんせんか?
リシュリュー枢機卿のことですよね?
三銃士は私も大好きで子供の頃の愛読書でしたので。

藤原竜也さんは確かに童顔ですが、それゆえに人間誰もが持つ、秘められた狂気を演じさせるとかえって凄みがありますよね。
「新撰組!」の沖田総司も、人を斬った後の妙に清々しい顔あたりにかえってリアリティを感じてしまいました。
でも私の沖田総司は草刈正雄ですが。
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Unknown (えるざ)
2006-11-01 14:02:56
いや~うれしいです、「吸血狼男」以外はわたしも見ました。オリバー・リードではクローネンバーグの「ザ・ブルード」が、マイケル・ヨークは「キャバレー」とちょっとしか出ていなかったけどワイルダーの「悲愁」が印象に残ってます。チャールトン・へストンは「ボーリングコロンバイン」での姿がなんともあわれで・・・、ベンハーは何処へ。チェンバレンは、「シンデレラ」の王子様(実は好きでした)と「タワーリング・・」のばか息子(とってもキライでした)”あれれ”でしたね。「タワーリング・・」は今は無き東急文化会館で見たこと思い出しました。
藤原くんの顔と、楽しいお話をありがとうございました。
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Unknown (裕美)
2006-11-01 18:06:24
トシ子さん ありがとうございます!

「戦争と人間」の映画載せていただいて、そうなんです。1970年から1973年にかけて3部作として製作されているのですね。当時の主役級の俳優さんばかりが出演していて、超豪華です。

でも、本当はこれでこの物語が終わっているのではないのです。と言うのも、この小説は五味川氏のライフワークとも言える大作で、書き始めたのが、1964年で書き終わったのが1982年と、実に18年間にわたり執筆していたのです。だからこの映画で完結とされているノモンハン事件で終りではなく、ソ連が不可侵条約を一方的に破り、国境を越えて攻めてきたところ、本土では、空襲や原子爆弾投下 天皇の玉音放送 太平洋戦争のことも事細かにかいてありました。彼は東京裁判を持って完結にするつもりだったのですが、今回の戦争の責任者の一人として、当然裁かれるべき人物がカヤの外ということで、裁判そのものに不完全さを感じて、その前にペンを折りました。私もずっと読んでいてとても複雑な気持ちです。

トシ子さんのおっしゃるように、大河ドラマも戦国時代ばかりではマンネリ化してしまいますね。でも、これを大河ドラマにするのは、やはり無理があると思いますよ。それに、一年中戦争ばかりでは、見ているほうも苦しくなってしまいます。ぜひ、もう一度映画にして欲しいと思います。もちろん主人公の俊介は福士君で・・・

それにしても、最近才能にあふれた若いかっこいい俳優さんたくさんいますね。楽しくなっちゃいます
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枢密卿! (Toshi)
2006-11-01 21:28:18
民子さん、こんばんは。
ご指摘の通り枢機卿です。
この記事を書いてくれるとき、ウマシカなPCが「すうききょう」をちゃんと変換してくれないと思い(これが頭に来るほどあること、皆さん経験済みでしょう)、「すう→枢」「きみつ→機密」「きょう→卿」とやっておいて、「密」を消したつもりでしたが・・・


それにしても、枢機卿って何をする人だったのでしょう? 私は映画しか見ていないので、ただの「悪役」としか今では覚えていないのですが(そもそもこの映画、マイケル・ヨークと当時大ファンだったフェイ・ダナウェイを見にいったわけで)、枢機卿(変換できた!)とは、ローマ法王(教皇)に次ぐ権力者で、法王を選出する偉いお人でした(なるほど、ちゃんと変換するわけだ)

そういえば、ちょっと前に新しい法王を決める「コンクラーベ」とかが話題になりましたね。あの会議に出席していた人々が枢機卿だったんだ!
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猿の惑星! (Toshi)
2006-11-01 23:27:01
「えるざ」さん、こんばんは~
『吸血狼男』は深夜テレビで子供頃に見たのですが、私のトラウマ映画になりました。最近DVDで見る機会があったのですが、私を恐怖させた狼男の登場シーンはわずか10分程度? じゃあ何が怖かったの?というと、「狼男に変身してしまうのではないか」という恐怖だったのですね~

『ザ・ブルート』ですか、なかなかコアなポイントを突いてきますね。クローネンバーグで私が一番好きなのは『シーバーズ』です。マイケル・ヨークはともかく、チェンバレンの『シンデレラ』をご覧になっていたとは驚きです! すごい・・・
『タワーリング・インフェルノ』、私は新宿プラザで見たような気がするのですが、それともピカデリーだったか? そういえば、ピカデリー1&2&3&4も無くなってしまったんですね。先日前を通ったらビルごと解体工事中でした・・・
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戦争と人間 (Toshi)
2006-11-01 23:42:26
裕美さん、こんばんは~

私こそ、ありがとうございます。1982年まで書き続けていたのですね・・・戦争責任がなされていないことに嫌気がさして断筆されたのですか・・・
ライフワークという点で、死の直前まで『レイテ戦記』を加筆した大岡昇平と同じですね。私はこれから『戦争と人間』を読もうと思いますが(『火の山』も!)、裕美さんもよろしかったら、『レイテ戦記』を読んでみてください。精神的に辛い部分もありますが、これ以上この国からアホバカの戦争好きを増やさないためにも、『戦争と人間』同様、学校の必修読書に指定してもらいたい本です。

『純情きらり』でも、戦争中は滅茶苦茶重たかったから、確かに重過ぎる大河ドラマになってしまう可能性はありますね。でも、戦国時代はそれこそ戦争ばかりしていたわけで、イーストウッドの『父親達の星条旗』も、戦闘場面を長過ぎないようにうまく分散させていたので、日本史では決して教わることのない近代史を誰かが教える必要があると思います。貴重なコメント、ありがとうございました。
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