JR小海線 ~野辺山駅の標高は1345.67m!

2008-08-21 23:58:20 | 鉄道紀行&乗り物



 古い駅舎が好きな方は「あれっ?」と思うかもしれないが、野辺山駅は通り過ぎてしまいたくない。小海線の運転間隔は1時間に1本だけど、1時間の待ち時間に途中下車してあたりを散歩すると、ちょうどいい時間つぶしができる。それに、夏の間は高原列車の名称で、小渕沢~野辺山間をハイブリッド車両が走ってくれるので、より待ち時間も短くなる。小百合さんが乗ったのも、その車両かもしれない・・・。


      

 野辺山駅は2面3線の島式ホームと留置線を持つ駅で、小海線の中では中込駅に次ぐ大きな駅だと思う。自分には全く記憶のないスペイン風?の白い駅舎だけど、青空に映えてなかなか美しかった。その昔、ここを訪れたときも、すでにこの駅舎に代わっていたのかもしれないが、鉄道そのものに興味がなかったため覚えていない。ツートンの旧型起動車が走っているところは、ツーリング&ドライブしたときに何度も目撃した。最高地点で偶然、踏切待ちをしたこともある。
 駅標の隣には「JR線最高駅野辺山 標高一三四五.六七米」と書かれた杭が立っている(標高の覚え方は簡単、2を抜かして1から並べていくだけ!)。JR線&普通鉄道の駅の中では、最も高いところにある駅だ(ちなみに、日本で最も高い駅は室堂駅で、軌条のない路面電車=トロリーバスが走っている)。反対側のホームの駅標の背景には、国立天文台の電波望遠鏡が描かれている(そのときは全然気がつかなかった。駅の写真を何枚か撮ったときに偶然小さく写っていた・・・)。

 国鉄時代は、日本でいちばん低い(深い)ところにある駅=馬喰町とセットで宣伝されていたが、1988年に開業した津軽海峡線の地下トンネル駅=吉岡海底(標高マイナス149.5m)にその座を奪われてしまう。吉岡海底駅は見学者のための臨時の駅だし、現在は北海道新幹線工事の関係で見学もできないため、乗降客のいる駅という点では馬喰町がその座を奪還したといえないこともないが、2000年に標高がマイナス27.14mに修正され、1990年に開業した京葉線東京駅(標高マイナス29.19m)に及ばないことが判明している。ややこしい話をしたけど、野辺山と馬喰町の友好関係は今も変わらず、馬喰町の駅には野辺山駅のオブジェがあるそうだから、都内に行った際に立ち寄ってみたい。


                   

(左)駅前には国道を挟んで、時間つぶしにちょうどいい公園がある。JR最高駅の表示が道路にもあり、車やバイクでここを訪れる人も非常に多い(自分もその一人だった)。おっ!奥に見える蒸気機関車は?
(右)かつて、小海線を走っていたC56だった! 自分を追い越して子供が駆け寄ったので、素早く1枚! やっぱり好きなんだね~♪


                   

(左)木々が少し邪魔だけど、丘の向こうに八ヶ岳の姿も見える。1時間あればもう少し良く見える場所まで歩けるはず。
(右)C56-96号は、転勤また転勤の機関車人生だった? 最初は北海道を転々とし、それから信州にやってきた。小梅線を走っていた頃は「高原のポニー」と呼ばれていたそうで、もう一度走る姿が見たいものだ。引退後、昭和50年から62年まで「SLホテル」として開業されていた。客室が寝台車だった? 一度泊まってみたい!

 夕べは21時に床寝。23時55分に起きてブログを書き始めましたが、5分で断念。5時に起床して、とりあえず「野辺山」駅まで書きました。まだ旅の初日の午前9時・・・この調子だと、旅から戻る頃には秋風が吹く? 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿