純情きらり(155)

2006-09-30 00:03:03 | 連続テレビ小説


 ハンストして(その間に、母子共に弱ってしまったら、「どうするの、桜ちゃん?」だったけど作戦勝ち)、「桜子にとっては、子供を産むことが生きる力になる」ことを達彦さんに知らしめたまでは桜子らしかったのに、展覧会のあたりから人間離れが進み、出産後の覇気のなさといったら・・・声もろくに出ないみたいだし・・・言葉を失います。

 脚本家は「鬼」でした。桃太郎侍に退治してもらってもいいですか? 例え、明日こそ(って最後ですが)ハッピー・エンディングが来ようとも、ええあなたは鬼ですアクマです人でなしです(トシ子さんは錯乱しているようです)。予告編で一番気になる映像を明日に先送りにするという小技を使って、視聴者の首を真綿で首を絞めるとは・・・

 杏子さんや○神マサさんには敵いませんが、トシ子の予言も当たりました。 
「待ってました~」は、磯じゃなくて、西園寺先生の「しかし、ピアノは松井君、君が弾いてください」のお言葉さあ~(松尾のオマケ付で
 でも、それがあっさり今日放送されてしまったら、「音楽の力」を示すことに全然ならないじゃないか・・・その証拠に桜子は、昔のことばかり喋って、達彦をぼろぼろ泣かしました。

 でも、トシ子は泣きません。トシ子が泣くのは桜子が結核をも克服して、達彦と輝一の元へ戻ってきたときだけです。病人だったのが嘘のように、今度は輝子ちゃんを生んだときです。
 もう一度言います。過去を懐かしがる桜子なんて、桜子じゃない。目の前しか見えない桜子こそ、本当の桜子だ。そしてもう一度、(眉間にしわじゃなくて)ぶーたれ顔を見せておくれ。達彦さんが言うように、輝一のオムツを変えたり、お粥を作ってあげて。我が子を胸に抱く日を見せてちょうだいな。音楽の力で、生きたいという意志の力で、結核菌を吹っ飛ばす。あと8時間弱、私が見られるのはお昼過ぎでしょうが、『純情きらり最終回』を待ちます。

 とうとう最後まで、「山長覚書」の世話になるはめに・・・
「良い味噌を仕込むには、見守ること。待つこと。そして待つこと」

(びわちゃ姉ちゃんに言われたので、ちゃんとして・・・待ちます)。

 というわけで、画像のUPは、やるとしても明日!