冒頭のクレジットで、声・有森マサ=竹下景子を目にした瞬間、「また予知夢ですか?」と、胃のあたりが重たくなったのですが、源一郎と2ショットの写真出演と、次週予告のナレーションを母マサが担当しているという意味だったので、胸を撫で下ろしました。マサさん、どうか見守るだけにしてくださいよ。
「なるほどそう来たなら、最後の週のナレーションは、父=三浦友和(写真)さんに限る」と、思わず手を叩いたところ、「いやいや、最後は達彦さんだよ」と、心の中の私がそれを打ち消しました。そういえば達彦さん、一回だけ桜子さんの後を受けてナレーションを担当した記憶があるのですが、どなたか覚えていらっしゃいますか?
昨日の桜子の(自己満)告白については賛否両論ありましたが、達彦の立場はともかく笛子や冬吾の立場はどうなる?という点では異論をはさむ余地がないと思っていたら、昨日の「告白」からドラマが始まって(「早く終われよ」と口を挟むトシ子)2分後に、
「ほいでもね、私の片想いだったんだよ」(涙)
トシ子は思い切りずっこけました。
ある意味では、一番大事な台詞じゃなかとですか~(トシ子は東京生まれです)
「(笛子さん風に)桜子!! そういうことは、ちゃんと昨日のうちに言ってくれ~っ」
(台詞の途中で切ったのは彼女のせいじゃないけど・・・)
彼女としては、これで一応笛子と冬吾の面目を保ったことになるのでしょうが、
「ちょっと、待ってください!」(桜子風に)
あんた、昨日「達彦さんには隠し事はしたくない」と言ったくせに、やっぱり隠すのですか? 冬吾とのことは本当に片想いだったんですか、そうなんですか? 心の中ではあのとき両想いだったと思っていませんか、どうなんですか? ならば最終的に、(笛子&冬吾はもちろん)達彦にも嘘ついたことになるんですけど・・・
「達彦さんがおるから、音楽を続けてこれたんだよ」
「冬吾さんがいなかったら、音楽を続けていられただろうか?」
と同じく、言ってることが支離滅裂だよ、桜子ちゃん!
あなたはあのときも、自分の気持ちを隠せず、「苦しい」とか「かまわんで」とか言って冬吾の気を引き、例の「トシ子に捧ぐ」(ちゃうちゃう)曲まで作りなはった(興奮してナマってます)。そいでもって、冬吾から自分のことが好きだという言葉「俺の方が苦しくなっちまった」を引き出して「許されない恋」を封印するという「大技」を完成させた。一見すると、相手のことを慮った「片想い」発言も、「でも笛子に勝った」という優越感が(視聴者に)みえみえではありませんか・・・
でも、トシ子は笑っちゃっいました。結果的には、本当に桜子の「片想い」だったから。桜子さんは気がついていないようですが、冬吾の告白は、元婚約者のしま子に言ったような「優しい嘘」だったから。自分はモテモテなのでしま子さんと違うと思ったのかな? もっと謙虚になって、しま子さんと同じ聡明さを持って欲しいです。
いずれにしても、桜子は達彦に嘘をついた。そんな告白をするくらいなら、最初から一人、片想いのまま気持ちを殺していれば、たとえ野木山さんに心が揺れようとも、多くの方の共感を得られたのに・・・返すがえすも残念です。
せっかくのおめでたい日に、これだけ苦言を申し上げて大変失礼しましたが、最後にもうひと言、「あなたの〈白無垢〉は誰から頂いたものですか?」
冒頭のクレジットで「松井かね」の名がないことに心を痛めたトシ子は、あなたの演奏会ではない、一番大事な日に「写真」すらも用意されなかったことに対して、本当にがっかりしました。彼女の思い出も、自分の都合で簡単に出し入れできるのでしょうか?
『純情きらり』の主題は「家族」でしたよね。それは桜子の告白の後始末をつけるかのように用意された杏子と笛子のやりとり(しかも、鈴村を例に出すのは?)や、冬吾と笛子が元の鞘に収まるバカップル話ではない筈。戦後ようやく顔を見せてくれ、予告通りはたかれた勇太郎君や、おろおろする徳治朗じいさん、仙吉&野木山、そして息子の結婚式を見ることの出来なかった拓司とかねといった人々にまで気を配って欲しかった。そして、(和之クンと暮らしているだろう)磯叔母にも帰ってきてもらいたかったです。
「ごめんね」と言ったそばから言い訳している桜子に対して、「桜子と呼んでいいか」ことわりを入れ、「寂しい思いさせてごめんな。長いこと待たせて本当にすまなかった・・・」とあやまって、「自分のそばで生きていて欲しい、もう二度と寂しい思いはさせない」と、桜子にプロポーズした達彦さんに、改めて惚れ直しました。最高です。一ヵ月後、カーキ色の国民服を脱いで桜子を待つ達彦さんの衣装は、「週刊文春」の写真と同じ紋付袴だったのでしょうね・・・
というわけで、「達彦」ウィークが終わったのでした。来週は?
見どころは達彦さんの「ヅラ」か?(それとも髪を切る前に撮影していたのかしら?)西園寺先生や斉藤先生が登場するなど、まとめに入っているようです。そういえば、あと二週でこのドラマは終わってしまうのですね。急に寂しさが込みあげてきました・・・
PS.白無垢姿で紀子様スマイルを浮かべる桜ちゃん(絶対、意識して演じていると思うのですが・・・)に、いじわるばあさんと化したトシ子は、すっかり贈る言葉を忘れていました。勇太郎のひと言も大変良かったのですが、ここはやはり、冬吾の「桜ちゃん、えがったな」で、桜子さんを祝福しましょう。本当にそういう気持ちになれるんだよね、冬吾さんの津軽弁は・・・
「なるほどそう来たなら、最後の週のナレーションは、父=三浦友和(写真)さんに限る」と、思わず手を叩いたところ、「いやいや、最後は達彦さんだよ」と、心の中の私がそれを打ち消しました。そういえば達彦さん、一回だけ桜子さんの後を受けてナレーションを担当した記憶があるのですが、どなたか覚えていらっしゃいますか?
昨日の桜子の(自己満)告白については賛否両論ありましたが、達彦の立場はともかく笛子や冬吾の立場はどうなる?という点では異論をはさむ余地がないと思っていたら、昨日の「告白」からドラマが始まって(「早く終われよ」と口を挟むトシ子)2分後に、
「ほいでもね、私の片想いだったんだよ」(涙)
トシ子は思い切りずっこけました。
ある意味では、一番大事な台詞じゃなかとですか~(トシ子は東京生まれです)
「(笛子さん風に)桜子!! そういうことは、ちゃんと昨日のうちに言ってくれ~っ」
(台詞の途中で切ったのは彼女のせいじゃないけど・・・)
彼女としては、これで一応笛子と冬吾の面目を保ったことになるのでしょうが、
「ちょっと、待ってください!」(桜子風に)
あんた、昨日「達彦さんには隠し事はしたくない」と言ったくせに、やっぱり隠すのですか? 冬吾とのことは本当に片想いだったんですか、そうなんですか? 心の中ではあのとき両想いだったと思っていませんか、どうなんですか? ならば最終的に、(笛子&冬吾はもちろん)達彦にも嘘ついたことになるんですけど・・・
「達彦さんがおるから、音楽を続けてこれたんだよ」
「冬吾さんがいなかったら、音楽を続けていられただろうか?」
と同じく、言ってることが支離滅裂だよ、桜子ちゃん!
あなたはあのときも、自分の気持ちを隠せず、「苦しい」とか「かまわんで」とか言って冬吾の気を引き、例の「トシ子に捧ぐ」(ちゃうちゃう)曲まで作りなはった(興奮してナマってます)。そいでもって、冬吾から自分のことが好きだという言葉「俺の方が苦しくなっちまった」を引き出して「許されない恋」を封印するという「大技」を完成させた。一見すると、相手のことを慮った「片想い」発言も、「でも笛子に勝った」という優越感が(視聴者に)みえみえではありませんか・・・
でも、トシ子は笑っちゃっいました。結果的には、本当に桜子の「片想い」だったから。桜子さんは気がついていないようですが、冬吾の告白は、元婚約者のしま子に言ったような「優しい嘘」だったから。自分はモテモテなのでしま子さんと違うと思ったのかな? もっと謙虚になって、しま子さんと同じ聡明さを持って欲しいです。
いずれにしても、桜子は達彦に嘘をついた。そんな告白をするくらいなら、最初から一人、片想いのまま気持ちを殺していれば、たとえ野木山さんに心が揺れようとも、多くの方の共感を得られたのに・・・返すがえすも残念です。
せっかくのおめでたい日に、これだけ苦言を申し上げて大変失礼しましたが、最後にもうひと言、「あなたの〈白無垢〉は誰から頂いたものですか?」
冒頭のクレジットで「松井かね」の名がないことに心を痛めたトシ子は、あなたの演奏会ではない、一番大事な日に「写真」すらも用意されなかったことに対して、本当にがっかりしました。彼女の思い出も、自分の都合で簡単に出し入れできるのでしょうか?
『純情きらり』の主題は「家族」でしたよね。それは桜子の告白の後始末をつけるかのように用意された杏子と笛子のやりとり(しかも、鈴村を例に出すのは?)や、冬吾と笛子が元の鞘に収まるバカップル話ではない筈。戦後ようやく顔を見せてくれ、予告通りはたかれた勇太郎君や、おろおろする徳治朗じいさん、仙吉&野木山、そして息子の結婚式を見ることの出来なかった拓司とかねといった人々にまで気を配って欲しかった。そして、(和之クンと暮らしているだろう)磯叔母にも帰ってきてもらいたかったです。
「ごめんね」と言ったそばから言い訳している桜子に対して、「桜子と呼んでいいか」ことわりを入れ、「寂しい思いさせてごめんな。長いこと待たせて本当にすまなかった・・・」とあやまって、「自分のそばで生きていて欲しい、もう二度と寂しい思いはさせない」と、桜子にプロポーズした達彦さんに、改めて惚れ直しました。最高です。一ヵ月後、カーキ色の国民服を脱いで桜子を待つ達彦さんの衣装は、「週刊文春」の写真と同じ紋付袴だったのでしょうね・・・
というわけで、「達彦」ウィークが終わったのでした。来週は?
見どころは達彦さんの「ヅラ」か?(それとも髪を切る前に撮影していたのかしら?)西園寺先生や斉藤先生が登場するなど、まとめに入っているようです。そういえば、あと二週でこのドラマは終わってしまうのですね。急に寂しさが込みあげてきました・・・
PS.白無垢姿で紀子様スマイルを浮かべる桜ちゃん(絶対、意識して演じていると思うのですが・・・)に、いじわるばあさんと化したトシ子は、すっかり贈る言葉を忘れていました。勇太郎のひと言も大変良かったのですが、ここはやはり、冬吾の「桜ちゃん、えがったな」で、桜子さんを祝福しましょう。本当にそういう気持ちになれるんだよね、冬吾さんの津軽弁は・・・