冷房の効き過ぎた車内から駅のホームに一歩足を踏み出すと、ひときわ冷たい空気に包まれました。体感的には冷凍庫の中に入った感じ。「涼しい~」を通り越してます。
写真はJR上越線土合駅の下りホーム(長岡方面行)です。実際はもっと薄暗く、何かの拍子に霧状の水蒸気が階段を下ってきて、視界がなくなることも・・・。
この日も、興味深そうに写メを撮っていた人々が階段を登り始めた頃(登山に近い?)、ガスが階段を這うように下っていき、トンネル内に充満しました。霧はすぐに晴れたけれど、なかなか不思議な光景です。
トンネル駅の土合を訪ねるなら、夏か冬をお勧めします。その理由は・・・
①夏は涼しく冬は暖かいから。トンネル内の温度は年間16~17℃と実に快適。
②18きっぷが使えるから。18きっぷを使えば交通費は2300円と非常にリーズナブルに! ただし、5人で出かけるか、期間中に5回分使い切らないと、元は取れません・・・。
③夏&冬シーズンは、休日限定の臨時列車が毎日走ってくれるから。
土合駅には一日5本しか列車が停まらないので、下り線で土合に降り(階段を昇って)上り線で水上に戻るとなると、朝8時台に土合に着いても水上に戻れるのは12時半になってしまいます。水上に戻る際に湯檜曽にも降りた場合は、湯檜曽から歩いて水上に戻らない限り、丸々一日かかってしまうほどダイヤが薄いのです。1本の臨時列車のおかげで10時半には水上に戻って来られ、(個人的にはここが重要なのですが)湯檜曽に降りても12時半には水上に戻っているのだから、この時期を利用しない手はありません。休日ならば、高崎~水上間をSLが走っているかもしれません。水上に戻ったら温泉にでも入って、15時半発の蒸気機関車で高崎に戻る・・・なんていうのはいかがでしょうか?
(ニワトリさんは、そのようにして一日を過ごしました)
「出口」と表示された黄色の案内板に従って、トンネル内のホームと直交する通路へ足を進めると、462段の「天国への階段」が姿を現わします(距離は幾らもないが、ホームからは見えない)。
朝だけの話ですが、下り線の土合着が8時34分で、五分後の8時39分に上り線が到着します。ということは、上り線がやってくるまでの5分間に、462+24階段(距離にすると338+143m)を駆け抜けることができれば上り線に乗車でき、2時間後ないしは4時間後の列車を待つことなく水上に戻って来られるのです。ちなみに、トンネル内のホームから地上まで(休まず普通に歩いた場合)約10分かかります。
「ミッション5ミニッツ」を試みて成功した人が結構いるそうなので、足に自信のある人は是非!
階段麓!の案内板。~ようこそ「日本一のモグラ駅」へ~
一気に書くつもりでしたが、すいません今日はここまで・・・。
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