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航空機関連の情報をアップしています。今日もナイスなフライトをお願いします。

<新北九州空港>「要」完成3/16開港

2006-02-28 | 業界ニュース
<コメント>
今月開港した神戸に続き、来月16日に「新北九州空港」が開港する。滑走路は2,500メートル1本の第二種空港。
就航予定の航空会社は以下の通り。
・JAL:羽田5往復
・スターフライヤー:羽田12往復
・ジェイエア:名古屋(小牧)3往復
・日本トランスオーシャン(JAL系):沖縄(那覇)1往復
・その他数便の国際線
1日21往復(42便)プラス国際線でのスタートとなる。機材は100名~150名程度の小中型機での運用となる。
JR小倉駅からはリムジンバスで約30分。福岡空港ほどではないが、利便性は高い空港といえる。
中期構想として滑走路の3,000メートル化、長期構想として滑走路の複数化を計画しており、24時間の稼働を目指している。
海上空港にしては安い空港だが、採算面では不明点が多い。安価な着陸料と少ない就航本数でどこまで採算が上がるのだろう。開港後の運営に期待したい。
(新北九州空港関連情報は入手次第追加でアップいたします。)


(西日本新聞) - 2月28日14時43分更新
 三月十六日に開港する新北九州空港(北九州市、福岡県苅田町)の管制塔への管制機材の設置がほぼ完了し、二十八日、報道陣に公開された。
 管制塔は三六〇度ガラス張りで、エプロン(駐機場)が正面に見える位置に無線機器を配置。気象情報や周辺地図が見えるモニターや無線マイクなど最新の機器を設置している。開港後は航空管制運航情報官ら二、三人が交代で勤務し、パイロットらと交信するという。
 昨年十一月に完成した鉄筋二階建ての空港事務所の庁舎の上に建てられた管制塔は着陸帯、滑走路、誘導路、エプロンを見渡せる。管制室には今月中に機材の設置がほぼ終了した。

(毎日新聞) - 2月28日13時3分更新
 ◇従業員研修を本格化
 3月16日の新北九州空港開港が間近に迫り、旅客ターミナルビル内の動きも慌ただしさを増してきた。
 ビル3階にあるレストラン「海彩」では、早くも従業員の研修が本格化している。
 27日は約30人のスタッフが参加した。厨房とホールが連携し、来店客を席に誘導、注文の品をテーブルに運んでから退席、会計までの一連の動きを実演。「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と明るい声が響いた。
 またメニューの最終調整のため、厨(ちゅう)房で実際に出す料理を作って味を確認した。
 同店は約120席あるターミナル内では唯一の総合レストラン。
 吉峯則之店長は「滑走路を見渡せる抜群の景観。窓の外の様子を見ながら、おいしい料理も楽しんでもらいたい」と意気込んでいた。【古川修司】
〔北九州版〕

<JAL>内紛で事業子会社の合併先送り論浮上

2006-02-28 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
子会社の合併どころか、JALと旧JASの分離まで噂されている。いったいJALに今何が起きているのだろうか?
まずなぜこんなに業績が悪化しているのか、発表されている事実を確認してみます。
(1)ドル先物予約で未曾有の大損害。何とその額2,210億円!
(2)ホテルへの投資で大やけど。395億円の損失
(3)HSST(高速鉄道)への投資が無駄に?。52億円の投資
(4)JUST社買収失敗。400億円投資で収益はマイナス17億円
(5)シティエアリンク社(ヘリコプター)の負債25億円
(6)個人向けゴルフ会員権を会社が購入?。その額44億円
(7)立派な本社ビル。500億円
     ・
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出るわ出るわ!
小さな事?(数億円の無駄金)は記しておりませんが、巨大なものだけでもこれだけあります。内部告発も当然といえば当然。旧態依然とした「日の丸」体制をブチ壊さなければ、JALの復活はない。
不良債権処理ばかりに追われ、体制作りに追われ、結局「安全」は最後にまわされて行く。これが今のJALそのものではないだろうか!

(毎日新聞) - 2月28日3時7分更新
 日本航空(JAL)の事業子会社の役員4人が、新町敏行社長ら代表取締役3人に退陣を迫った影響で、10月に予定している国際線と国内線の事業子会社2社の合併を07年以降に先送りする議論が浮上している。内紛で経営陣と社員に亀裂が入った状況では合併効果が期待できないばかりか、社内を余計に混乱させかねないというのが理由だ。経営陣は計画通り合併する方針だが、内紛で曲折がありそうだ。
 JALは、02年10月に日本エアシステム(JAS)と経営統合した。現在は、持ち株会社のJALの傘下に事業子会社で国際線運航の「日本航空インターナショナル」(旧JAL)と、国内線運航の「日本航空ジャパン」(旧JAS)がある。
 JALは業務の効率化など統合効果を出すために10月に事業子会社の合併を計画している。だが、内紛で経営陣に対する社員の反発が増大。経営の主導権を旧JAL出身者が握ったことへの旧JAS出身者の不満も、内紛で刺激された。
 経営陣は「10月合併は既定路線」とし、3月2日に発表する06~10年度の中期経営計画も合併を前提にしている。だが、合併には2社の給与や待遇などの一本化が必要。内紛で新町社長の求心力が低下したことや、「組合問題でただでさえ調整が難しいのに、内紛で協議が進まない」(JAL関係者)こともあり、合併先送り論が社内外で広がりを見せている。
 国土交通省は「内紛を収束させて社内を一本化させるのが優先だ」(幹部)と、10月合併にこだわらない考えを明らかにしている。一方、「子会社の合併先送りどころか、旧JALと旧JASとの統合解消に発展する可能性も否定できない」(航空アナリストの杉浦一機氏)との見方も出ている。【瀬尾忠義、坂井隆之】

<携帯電話>注意され乗客逆上、JAL機遅れ/鹿児島発東京行き

2006-02-27 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
どんな重要なメールを打っていたのか、知る由もありませんが、これはエチケットやマナーの段階ではなく、「乗客の生命に関する重大な事件」で、絶対にゆるされるものではありません。自己中心的な考えを持つと「自分一人だけなら大丈夫だろう」などと勝手に思う輩がおりますが、航空法を運用してでも諭す事が大切と思うのです。
また今回のトラブルで実際に約1時間無駄になったわけで、運行に関する人すべてに関わるものです。乗客は274人でしたが、関係者含めると数千人に上ります。
私は時間採算を意識し仕事をしておりますが、例えば1時間3,000円の費用が発生するとした場合、被害を被った人が1千人とすると何と3,000,000円となります。この発生したものに対し、当事者に請求をしても何らおかしくない事だと思います。そしてその費用は、「安全」や「空港内福祉」に当ててはどうでしょうね。

(報道より)
 鹿児島空港で24日、離陸準備に入った羽田行き日本航空(JAL)機内で携帯電話の電子メールを作成していた男性客が客室乗務員に注意され逆上、説得のため56分遅れで出発していたことが25日、分かった。
 同社によると、午前10時45分発1864便。離陸のため滑走路に移動中、乗務員が携帯電話を使っていた30代の男性を見つけ注意。男性は腹を立て、座席から立ち上がり乗務員を追いかけてきたという。
 乗務員が再度やめるよう注意しても聞かず、暴言を吐いたりつばを吐きかけるなどしたため、機内アナウンスで説明した上、いったん引き返して搭乗口で説得。男性が使用しないことを約束したため、あらためて出発した。同機には乗員・乗客274人が乗っていた。
 同社は「機器に影響を及ぼす恐れがあり、他の乗客にも迷惑になる。機内ではマナーを守ってもらいたい」としている。

※写真の携帯電話は実際に使用された機種ではありません。

<神戸空港>10年間は黒字続き?

2006-02-23 | フライト
<コメント>
神戸市は当初着陸料などの収入を約15億円ほど見込んでいたが、フタを開けてみると半分の約7億8000万円にとどまる事が判明。そしてその大半が空港維持管理費に充てられる。ジャンボ機の就航を実現させるとなると現在の2,500メートル滑走路を西へ500メートル延長せざるを得ない。更なる投資が必要となってしまう。
既に3,100億円以上の投資をしているが、この回収はまったく目処がたっていない。どこへ向かって行こうとしているのか、神戸空港は・・・?

(共同通信) - 2月23日11時53分更新
 神戸市は23日、先に開港した神戸空港の「維持管理収支」について、2006年度は1億1500万円の黒字となり、今後10年間で使用航空機の大型化に伴い着陸料収入が増え黒字が続くとの収支見通しを公表した。
 航空燃料の高騰といった逆風や、関西、大阪との3空港間で乗客の奪い合いも懸念される中、ジャンボ機の増便を当て込んだ“バラ色”の見通しには疑問の声も上がりそうだ。
 神戸空港は、就航する航空会社が支払う着陸料が主な収入で、滑走路補修費や人件費などの維持管理費を賄う。着陸料は使用航空機の重量が重いほど高くなる。

・・・しかしこんな記事も・・・
 十六日に開港した神戸空港で、五百人以上の搭乗可能な超大型ジャンボ機B747が、就航しない見通しであることが明らかになった。ジャンボ機は着陸料収入が最も高く、神戸市は就航を見込んで需要予測を立てていたが、「国内線でのジャンボ退役は業界の流れ。今後は中小型機による多頻度の運航が主流になる」(日本航空)という。日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)の両社はジャンボ機に代わって、燃費や整備コストに優れたB777、B767を投入する方針だ。
 当てが外れた神戸市では、「ジャンボ退役が時代の流れでは仕方がない。人件費や光熱費などを削減して支出を抑える一方、需要を拡大して早期に一日三十往復まで増やし、大型機の就航に力を入れたい」としている。
 神戸空港に就航する一日二十七往復便のうち、大型機の運航はJALが羽田便や沖縄(那覇)便で飛ばすB777の計三往復のみ。残りは中型機六往復、小型機が十八往復となっている。
 着陸料は航空機が大型になるほど高くなる。神戸市は需要予測で、二〇一〇年にジャンボ機三往復を想定し、全体で年十八億円の着陸料収入を見込んでいた。しかし、開港時のダイヤに基づいて試算した収入は約七億八千万円にとどまっている。
 一方、関西三空港の役割分担の議論で「神戸は一日三十往復が上限」とされており、収入増には就航機の大型化が不可欠となっている。(足立 聡)

関連リンク

<神戸空港>平均搭乗率80%を上回る

2006-02-23 | フライト
<コメント>
2月16日の開港から昨日の22日で1週間を迎えた神戸空港(マリンエア)。搭乗率は乗り入れ3社とも80%を越えた。「開港人気」なのか、神戸空港の実力なのかは今後数字として出る。
天候悪化による欠航はあったものの、1日54便の離発着は問題なく行われた。一番の心配、「管制」も乗り越えたように思える。
ただし、今から春にかけ南東からの強風も予想され、使用ランウェイ27時、どう乗り切っていくのか・・・管制官の気が休まる日は来るのでしょうか。

(毎日新聞) - 2月23日9時2分更新
 神戸空港は22日、開港から1週間を迎えた。就航3社の21日までの平均搭乗率は、全日空80%、日本航空81%、スカイマークエアラインズ83%。全体では81%になった。国内線の平均的な搭乗率の63%(全日空)を大きく上回り、まずまずのスタートを切った。
 ダイヤの乱れは、天候悪化で20日に神戸―鹿児島間の発着便計2便が欠航。部品の不具合で2社の各1便に2時間を超える遅れが出た。
 旅客ターミナルビルには開港翌日以降も多くの見学者が訪れ、平均入場者は2万2600人。駐車場も混雑が続いており、当面の間、見学者の利用を制限する。【大川泰弘】

<JAL・ANA>21日は航空トラブル4件

2006-02-22 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
2月21日は大手航空2社で何と4件のトラブルが発生している。
DHC8-400が2回、A300が2回。
内1件は着陸時キタキツネを跳ねた事故で、避ける事は難しかったのだろう。恐らく(絶対に)「ミニマム」宣言後だったため、ゴーアラウンドは不可だ。
残りの3件は「今まで通り」のトラブル。「脚」に関連した異常があまりにも多い。脚は飛行機の「土台」。土台がしっかりしないと上に乗っかっているものは不安定極まりない。日本航空の土台、退陣要求、いつ収束するのだろう。

(読売新聞) - 2月21日20時38分更新
 青森などで21日、旅客機のトラブルが相次いだ。

 午前8時40分ごろ、青森発羽田行き日本航空1200便(エアバスA300―600R型、乗客乗員171人)が離陸後、車輪を機体に格納できなくなり、青森空港に引き返した。同便は欠航し、乗客は他の便に振り替えられた。
 午前9時45分ごろには、北海道の新千歳空港で、新潟発全日空765便(エアバス300―200型機、乗客乗員65人)が着陸時にキタキツネをはね、滑走路2本のうち1本が片付け作業で約35分間閉鎖された。空港は高さ2メートル余の柵で囲まれているが、積雪が1メートル以上あり、キツネが跳び越えるなどしたらしい。

 大阪空港では全日空のボンバルディアDHC8―402型2機が離陸後、計器の誤作動とみられる故障で引き返した。松山行き1631便(乗客乗員48人)は午前7時40分ごろ、機内温度の異常を示すライトが点灯。約5分後には佐賀行き1653便(同25人)で客室扉が閉まっていないことを示す警告灯が点滅した。

<ANA>また機体トラブルで引き返す(ボンバルディア機)

2006-02-21 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
また、ボンバルディアDHC8Q400型機のトラブルが起こってしまった。「また脚の異常かな?」と思ったが、今度は違う箇所でのトラブルだった。いったいこの飛行機はどうなっているんだろう?
飛行高度が比較的低いとは言え、温度調整にトラブルが起こると快適とは言えないし、客室ドアの「半ドア警告」はドアが外側に外れる事は無いにしても重大なインシデントには違いない。セレクターレバー切り替え時は問題なかったのだろうか?
以前このブログ内で記しましたが、機材の使用中止を決断して頂きたいと思います。
運営管理責任者の皆さん、自信をもってご家族をボンバルディアに搭乗させますか?

(時事通信) - 2月21日13時1分更新
 21日朝、伊丹空港を離陸した全日空機2機に相次いで装置の不具合が見つかり、引き返すトラブルがあった。
 国土交通省などによると、松山行き全日空1631便ボンバルディアDHC-8-402型機(乗員乗客計48人)が午前7時40分ごろ、兵庫県・淡路島の西上空を飛行中、機内温度調整装置の異常を示すランプが点灯。佐賀行き同社1653便同型機(同25人)が同45分ごろ、同県明石市上空に差し掛かった際、客室ドアが完全に閉まっていないことを示す警告ライトが点滅したという。

<最近のボンバルディアのトラブル>
(共同通信) - 2月9日21時43分更新
 9日午前9時半ごろ、松山空港への着陸体勢に入った中部国際空港発の全日空1823便ボンバルディアDHC8-Q400(乗客乗員25人)で3つある車輪すべてが出なくなった。パイロットが手動操作で車輪を出して約20分後、定刻から約10分遅れて着陸した。乗客らにけがはなかった。
 全日空は「イレギュラー運航」に当たると判断し、同日、国土交通省に届けた。
 ボンバルディア機をめぐっては、車輪が収納できないなどのトラブルが相次いで発生。2003年から導入した全日空では23件目のトラブルだが、車輪が出ないケースは初めてという。

<最近のブログ内ボンバルディアのトラブル記事>
2006年2月10日
2006年2月 8日
2006年1月31日
2006年1月23日

<搭乗拒否>泥酔別府市議

2006-02-20 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
何も言う事はありません。ただただ、信じられないだけです。

(毎日新聞) - 2月20日16時4分更新
 大分県別府市主催のニュージーランド・ロトルア市公式訪問の途中、市議1人が機内で泥酔し、航空会社が経由地で乗り継ぎ便への搭乗を拒否していたことが分かった。市議は翌日、同行の市職員に付き添われて帰国。家族は「申し訳ない」と、キャンセル料を含めた費用の全額弁済を市に申し出ている。
 訪問団は林慎一収入役を団長に27人。このうち21人(市議5人、市職員6人、市民10人)が12日午後5時40分、大韓航空のソウル便で大分空港を出発。途中、麻生健市議(58)=社民・市民の声連合=が機内で泥酔して座席を汚すなどしたため客室乗務員がトイレに連れて行って介抱した。参加者は「出発前に飲酒していたようだ」と話す。
 機は午後7時20分に韓国・仁川空港に着き、麻生市議は車イスで降ろされた。同9時半の大韓航空ニュージーランド・クライストチャーチ行きに乗り継ぐ予定だったが、大韓航空は麻生市議の搭乗を拒否。一行は麻生市議と分かれ、予定通り6日間の公式訪問を終え17日、帰国。麻生市議は帰国後に入院した。
 別府市は87年、ロトルア市と姉妹都市締結。双方の訪問団が隔年で公式訪問している。【渡部正隆】

<中部>セントレア開港1周年

2006-02-17 | フライト
<コメント>
中部国際空港(セントレア)が本日、開港1周年を迎え記念行事が開催されました。昨日の神戸空港開港に話題をさらわれた形となりましたが、事故もなく無事1周年を迎えられました事、航空ファンにとって大変嬉しい事です。
神戸空港開港で、「25キロ圏内に3つも空港がいるのか?」と話題になっていますが、この中部地区も例外ではありません。静岡空港が2009年3月開港します。本当に必要なのでしょうか?10何年も前、決定してしまったから仕方が無く開港させる!のでは、税金の無駄遣い以外言い方がありません。本当に採算、大丈夫ですか?

(共同通信) - 2月17日12時35分更新
 開港から1周年を迎えた中部国際空港の旅客ターミナルビルで17日、空港会社の平野幸久社長や武田洋樹空港長ら約80人が出席し、記念セレモニーが開かれた。
 平野社長は「(今後は)長距離線の誘致に取り組み、利便性や経済性に優れた顧客満足度の高い空港を目指す」とあいさつ。姉妹提携しているドイツ・ミュンヘン空港会社のペーター・トラウトマン最高執行責任者らとくす玉を割って、1周年を祝った。
 ビル4階のイベントプラザでは、高さ約4メートルある空港のマスコット「なぞの旅人フー」のモニュメントが完成。愛知万博のマスコット「モリゾー」と「キッコロ」も駆けつけ除幕式が行われた。
 1階には、愛知万博のトヨタグループ館で人気を集めたロボットや近未来車「i-unit(アイユニット)」を展示するコーナーもオープン。空港内はイベントの見物人で、ごった返した。

<那覇>神戸空港開港記念行事

2006-02-17 | フライト
<コメント>
神戸空港開港記念行事が那覇で昨日(16日)開催されました。また神戸からの就航地では、受け入れ歓迎行事が開かれているようす。
離発着回数54回でスタートした神戸空港。増便の要望もあるようですが、国から認可されている回数は60。あと6回離着陸しか増便できない。それはあまりにも狭すぎる大阪湾上空の空域のためのようです。
神戸空港を開港し、大阪伊丹空港を閉鎖する!という案はいったいどこに行ってしまったのでしょうね?本当にこの25キロ圏内に3つも空港が必要なのだろうか?と改めて思ってしまいます。
空の安全だけは、くれぐれもお願いします。

<関連記事>
(琉球新報) - 2月17日10時6分更新
 神戸空港が開港したことを記念して16日、那覇市の元麻布ギャラリーおきなわで「ちゅらの海に挿ける 嵯峨御流いけばな吉田泰巳(ひろみ)展」(兵庫・沖縄友愛運動県民の会主催)が始まった。19日まで。
 会場には月桃やアマリリスなど沖縄で自生している植物を、吉田・華道嵯峨御流神戸司所長が生けた作品約20点が展示され、器にはすべて琉球ガラスが使用されている。吉田司所長は「兵庫と沖縄のつながりは古く深い。この生け花展が両県のきずなに少しでも協力できれば」と話していた。

 また空港開港と同展開催を祝い神戸泡盛の会(宮崎秀紀会長)の第30回例会が同日夕方、那覇市西のロワジールホテルオキナワで行われた。同会は2000年に結成され、年に6回例会を開いているが、沖縄での開催は初めて。神戸空港から一番機で来沖した宮崎会長は「今後も両県の触れ合いを深め、広げたい」とあいさつした。会場には兵庫や沖縄の泡盛愛好家や酒造関係者など約130人が集まり、泡盛談議に花を咲かせた。

(毎日新聞) - 2月16日17時24分更新
 神戸空港(愛称マリンエア)が16日、神戸市のポートアイランド沖に開港した。午前7時19分、雲の垂れこめる滑走路を満員の乗客を乗せた1番機の羽田行き日本航空ボーイング777が明石海峡方向に向かって離陸。ミナト神戸に空の玄関が加わり、関西3空港時代が幕を開けた。
 国内空港では97番目、建設、運営とも市が手掛ける初めての空港で、総事業費約3000億円の返済問題など重荷も背負っての開港となった。
 午前5時50分、搭乗客や関係者でごった返す旅客ターミナルビルの出発ロビーで開港式があり、神戸市の矢田立郎市長が「ここに神戸空港を開港する」と宣言。大きなトラブルはなかったが、荷物検査などに時間がかかり、各社の第1便出発が4~14分遅れた。
 神戸空港は、神戸の中心・三宮の南約8キロの海面を埋め立てた空港島(272ヘクタール)に建設され、2500メートルの滑走路が東西に延びる。運用時間は午前7時~午後10時で、地方自治体が運営する3種空港では最長。日本航空、全日空、スカイマークエアラインズの3社が東京や札幌、沖縄など7路線に27便(往復)を就航させ、年間約319万人の利用を見込む。
 空港建設計画は1946年の「市復興基本計画要綱」に登場。73年、騒音問題を抱える大阪(伊丹)空港に替わる神戸沖空港受け入れを神戸市がいったん拒否した後、95年度の政府予算に着工準備調査費が計上された。95年1月の阪神大震災で「大規模開発より復興」の声が強まり、建設の是非を住民投票で決めるよう求めた98年の直接請求には約31万人の署名が集まったが、市議会は住民投票条例案を否決。市と市議会は「建設に市税を投入しない」との条件をつけて建設を進めた。
 開港日は、世界の航空関係者に航空路を知らせる航空路誌(AIP)の発行日に合わせた。【大川泰弘】

(毎日新聞) - 2月16日16時1分更新
 ◇騒音などで空域制約、3空港競合
 神戸市が運営する神戸空港が16日、開港する。神戸の中心部・三宮から南に約8キロという立地が評価され、需要面での前評判は高い。1日に27便の航空機が就航し、年間約2万回の航空機発着を予定している。ただ、制約が多い空域を持つため、今後の増便はわずかしか認められていない。
 神戸空港の上空は、関西国際空港発着便が飛ぶ過密な空域で、神戸を発着する航空機は騒音の関係などから、神戸市や淡路島の上空を飛べず、明石海峡上空に集中する。神戸の発着能力について神戸市空港整備室は「発着回数は国土交通省から言われているのは1日に30便。あと3便しか増やせない」と説明する。
 今後、新しい路線開設などで増便するには、関空便の発着を抑えるなど調整が不可欠だが、国交省航空局は「空域を考慮した結果が、30便という数字。新しい管制方式の導入など環境の変化がないかぎり、30便を超える発着は難しい」と話しており、大幅な路線拡充は既に困難な状況にある。
 神戸空港に就航する日本航空、全日空、スカイマークエアラインズのうち、日航の2月の予約率は約67%に上るなど、需要の見通しは好調だ。神戸に乗り入れる航空機は中小型機が中心で、日航や全日空は今後の需要の進ちょくを見て、大型機への変更も考慮するという。しかしスカイマークは着陸料や燃料費節約の観点から、使用する航空機を中型機に統一しており、需要の増加には増便で対応するしかない。西久保慎一・スカイマーク社長は「(神戸空港の需要は今後)倍増すると思う。需要が好調なら増便して対応しないと」と話すが、市空港整備室は「増便は国交省にお願いしないことには何とも言いがたい」という。
 半径25キロ圏内に3空港が隣り合う関西の空。神戸空港は開港前から「足かせ」に悩んでいる。【坂口雄亮】