flight2005

航空機関連の情報をアップしています。今日もナイスなフライトをお願いします。

[ボンバルディア機]ドイツでまた胴体着陸事故

2007-09-26 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
 しばらく安全に飛行していたと思われていたボンバルディア社製DHC8-Q400型機(※写真は同型機で事故機ではありません)ですが、ドイツでまた車輪のトラブルで胴体着陸事故が発生しました。国土交通省は24日、前脚ドア開閉機構のばねと留め具について、目視点検と非破壊検査を行うよう航空各社に指示しましたが、どうもイタチごっこ。
 最近は、車輪まわりのトラブルが多い当該機ですが、それ以外にも電気系統などのトラブルも多い。いつまでこの機材を飛ばし続けるのか、航空各社の安全に対する企業姿勢に期待したい。


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<関連リンク>
ボンバルディア社


ボンバル機“視界不良” ドイツでまた胴体着陸事故 9月26日8時2分配信 産経新聞
 今年3月、高知空港で前輪が出ず胴体着陸したカナダ・ボンバルディア社のDHC8-Q400型機が、ドイツでまた胴体着陸する事故を起こした。同型機は経済性に優れ、国産旅客機YS-11の後継機として主要国内線で就航してきたが、海外で主脚破損事故が相次ぎ、25日には鹿児島県・沖永良部空港でも不具合が起きた。「トラブルの多い機体」と利用者や関係者に不安が広がっている。(水野拓昌)
 同型機は21日、ドイツ・ミュンヘン空港で前輪が出ず、胴体着陸した。国土交通省は24日、前脚ドア開閉機構のばねと留め具について、目視点検と非破壊検査を行うよう航空各社に指示した。
 国内では全日空グループ2社が14機、日本航空系列の日本エアコミューター(JAC)が10機を保有。高知空港の事故を受けてこまめに非常操作での作動点検を行ってきたこともあり、点検指示による運航への影響はなかった。
 一方、同型機は9日にデンマーク、12日にリトアニアで主脚破損事故を起こし、ボンバルディア社が各国の航空会社に緊急点検を要請。同省も着陸回数が多い機体の詳細点検を求める耐空性改善通報(TCD)を出し、12~17日に計140便が欠航した。追加指示により25日もJAC4便が欠航、大きな影響が出た。
 6日間で85便欠航したJACは「利用者に迷惑をかけたのは不本意だが安全を優先させた」(総務部)。高知空港の事故を経験している全日空は「その後はトラブルも減り、安全性回復が認められていると思った矢先だった」(広報室)と当惑している。
 ボンバルディア社のトッド・ヤング副社長は14日に記者会見し、「利用者に心配をかけ、心苦しく思っている」と陳謝した。それでも業績への影響は小さいとの自信を保っている。
 同型機はプロペラ機としては最高水準の巡航速度(時速約670キロ)を誇り、騒音も小さい。ジェット機に比べて燃費効率が良く、「原油価格の高騰も背景にあり、価値は持ち続ける」(広報担当者)とみているからだ。
 だが、航空関係者の間では「トラブルがやや多い」と不安視する声も。以前にも計器の異常などトラブルによる欠航があったという。

[中華航空機]今度は機体に70センチの亀裂のまま飛行

2007-09-21 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
 9月20日、佐賀空港に着陸した中華航空機(ボーイング737―800型機)の尾翼付近に約70センチもの亀裂があるのを点検で発見したようです。この機材は先日、那覇空港で爆発炎上した機材と同型機。
 尾翼のどの部分に亀裂があったかは不明ですが、付近には圧力隔壁と呼ばれる機内気圧を保つ重要な部分があります。もし上空で亀裂が進み、隔壁が破損するような事になると、と思うとゾ~とします。

亀裂の原因は何なのか。機材の疲労なのか、尻餅事故などがあったのか?
出発前点検では異常がなかったのか・・・
徹底した調査を行って頂きたいと思います。


中華航空(チャイナエアライン)


中華航空機、佐賀空港着陸後に亀裂見つかる 9月21日14時37分配信 読売新聞
 国土交通省に入った連絡によると、20日に佐賀空港に到着した、台北発の中華航空チャーター便(ボーイング737―800型機)の機体に長さ約70センチの亀裂があるのが見つかった。
 同省によると、亀裂は尾翼付近の下側にあり、着陸後の点検で発見。同省で詳しい原因を調べている。
 この機体は、那覇空港で先月20日、爆発炎上事故を起こしたものと同型機。

[空の日]9月20日は空の日です!

2007-09-20 | 業界ニュース
本日、9月20日は【空の日】です。
1940年(昭和15年)に制定されましたが、戦争で一時中断され、1953年(昭和28年)に復活したようです。戦中戦後は、食べるにも大変な時でしたから仕方ありませんね。

空の日は、1911年(明治44年)に山田猪三郎さんが開発した飛行船が、東京上空を飛んだ事を記念する日です。日本で初めて飛行したのは、この1年前の12月に飛行機が飛んでいますが、12月という冬の時期が【空の日】に適さなかったため、翌年9月20日の飛行船初飛行を【空の日】としたようです。

67年後の現在、航空環境は大きく変わりました。プロペラからジェットへ、マッハの世界へ、大量輸送へ、そして今日はよりエコで安全性の高い機材へと変化しています。また管制も有視界飛行からレーダー、GPSへと管制精度が飛躍的に向上しました。
しかし、いつの時代になっても『ヒューマンエラー』による事故が絶えないのも事実です。さらに間接部門のリストラによる整備不良と思われるトラブルも続いています。

今日の【空の日】、安全に飛ばす事についてもう一度初心に立ち返り考えてみる事ができればと思うばかりです。


ANAの旅行サイト【ANA SKY WEB TOUR】

[中国]出入国が規定改正でスピーディーに

2007-09-19 | 業界ニュース
<コメント>
 10月1日から、登記カードの記入提出が不要となります!
と言ってもこれは中国国民が対象。
しかし、長蛇の列緩和により、中国への入国者も検査場のスピード化で恩恵にあずかる事になるのでは・・・

国内各社は中国路線の強化を図っているので、追い風となりそう。この秋、あなたも『パンダ』を見に行ってみませんか?

あなただけの中国

空の旅が便利に、規定改正で空港の手続きスピードアップ図る―中国 9月19日10時12分配信 Record China
 18日、中国公安部は10月より空港での出入境検査を一部改訂すると発表。国民は出境時の登記カード提出が不要になるなど検査の簡便化とスピードアップが図られる。写真は上海市の浦東国際空港。
 2007年9月18日、公安部は10月1日より空港での出入境検査を一部改訂すると発表した。中国国民は出境時に登記カードの提出が不要になるなど検査の簡便化とスピードアップが図られている。
 今やアメリカに次ぐ第2の航空大国となった中国だが、急速な発展ゆえに空港の設備・サービスが追いついていない部分も多い。特に、出入境検査時の長い行列などには閉口する。今回の業務規定改定はこうした不満に応じ、サービス向上を狙ったと言える。
 最大の変化となるのは中国国民、香港・マカオ市民、台湾市民は出入境検査時に登記カードの記入が不要になったこと。海外旅行客も24時間以内に同一空港で航空機の乗り換えを行う場合、記入は不要となる。
 その他にも出発時間が迫った旅客用に緊急用の検査口を設置することや空港内に旅客への案内を設置することなど、サービス向上を狙ったさまざまな規制改定が行われる。(翻訳・編集/KT)

いよいよヌーボーの時期ですね、ご用意はお済みですか?
名門<ピエール・フェロー>のボージョレー・ヌーヴォー by JALショッピング

[着陸失敗]豪雨のなか横転炎上で88人死亡(タイ)

2007-09-17 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
 9月17日、タイのリゾート地、プーケット国際空港で、旅客機が着陸後オーバーラン(横転し滑走路脇の林に激突か?)し、炎上。88名もの犠牲者をだしてしまいました。墜落したのは、格安航空会社の「ワン・ツー・ゴー」で、機材は、MD-82型機。
 原因は調査中ですが、当時は豪雨で視界が悪く、着陸するかゴーアラウンドするか、管制と機長の間で何らかの交信があった様子ですが、詳細は現在不明。普通に考えると、着陸を試みているところから、視界は確保できており、それ以外の原因で着陸に失敗したと思われます。一部の報道から原因を推察しますと・・・

・突風により、機体があおられ横転?
・着地地点が伸び、滑走路内で停止できなかった?
・豪雨により滑走路に水たまりが出来、ブレーキが利かず制御不能?

ボイスレコーダーなどの回収分析が今後行われ、原因が特定されると思いますが、着陸が的確な選択だったのか、管制の指示に問題はなかったのか、早急に原因の特定と発表、再発防止をお願いしたいと思います。
犠牲になられました方々のご冥福を祈ります。

旅客機炎上88人死亡 130人乗り 着陸に失敗 プーケット 9月17日8時1分配信 産経新聞
 【バンコク=菅沢崇】タイ南部のリゾート地、プーケット国際空港で16日午後4時(日本時間同6時)ごろ、乗員乗客130人乗りの旅客機が、悪天候の中で着陸に失敗し、炎上。旅客機はタイの格安航空会社「ワン・ツー・ゴー」のMD82型機。タイ政府などによると、88人の遺体を発見し、42人の負傷者を病院に搬送したという。
 同社は、搭乗者に日本人はいないと発表。外務省も在タイ日本大使館を通じ、乗客に日本人がいないことを確認した。プーケット県の副知事は「43人を救出し、病院に搬送した」と述べた。乗客123人のうち78人がオーストラリア人やイスラエル人、英国人など外国人で、残る45人がタイ人という。
 墜落したのはバンコク・ドンムアン発プーケット行きのOG269便。豪雨の中、プーケット空港に着陸しようとして墜落し、滑走路脇の林に突っ込んだ。複数の爆発音が聞こえ、機体は2つに割れたという。生存者の一部は自力で事故機から脱出した。
 タイ航空幹部はロイター通信に「着陸時は視界が悪く、パイロットは着陸のやり直しを試みたが、バランスを崩して墜落した」と事故の状況を語った。滑走路にも水がたまっていたという。機体の炎は消し止められたが、空港は閉鎖が続いた。
 国家災害警戒センターは、管制官がインドネシア人の機長に悪天候を伝えなかったことと、機長が管制官に着陸の指示を仰がなかったことが事故の原因になった可能性があると指摘した。
 ワン・ツー・ゴーは国際便を運航するオリエント・タイ航空が出資して2003年12月に設立された。13機を保有し、バンコクと国内地方都市の間を運航している。
 プーケット島は日本人にも人気のリゾート。2004年12月に起きたスマトラ島沖地震の際、津波に襲われ、大きな被害が出た。プーケット島とその周辺で日本人28人が死亡した。


[ニアミス?]中部セントレア上空

2007-09-13 | フライト
まずは、添付の写真をご覧ください。

別に変わった事もない、ANA機です。
が、これは岡山発羽田行きの機内右側から撮ったものです。場所はXMC通過後の中部セントレア空港上空。高度は約2万7千フィートだと思います。
中部空港を離陸したANA機は、グングンと高度を上げ接近。当機は東へ向け巡航中。
写真は1枚のみですが、この後ますます接近し、ほぼ当機の真上を通過しました。絶対に衝突しない高度差をもって誘導されているのは承知していますが、航空機が真上を通過するのは決して気持ちの良いものではないですね。

[Google Earth]山手線内回りをお楽しみください!

2007-09-10 | フライト
今回も『Google Earth』記事です。
安~い、ゲームパッドを入手できましたので、それを使用して東京の山手線上空を飛行してみました。

PCの通信速度が遅いため、3D表示が思うように表示されない部分がありますが、表示された建物は結構忠実に再現されているように思いました。

ビデオは、品川駅上空を東京駅方面に向け飛行し、その後は山手線内回りを一周します。6分ほどのフライトですが、お時間がありますかたはご覧になってみてください。

山手線内回り一周フライトビデオ

Google Earthダウンロード

[管制トラブル]レーダーなしで誘導か?(沖縄)

2007-09-08 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
 9月7日午前、沖縄周辺を管制する米軍嘉手納基地にある管制レーダーが故障し、画面から機影が消えた状態で30分程度航空機の管制業務(誤:誘導業務)を行っていた事が解った。

画面は羽田空港周辺のレーダー画面ですが、便名・高度・速度などが表示され、管制官はそれを見て予測し、高度や速度、機種方位を的確に指示しています。
が、その視覚情報がなくなってしまったのです。

現在飛行する旅客機には、TCASと言われる衝突防止装置がついていますが、パイロットが勝手に他の飛行機を避け、着陸する事は絶対にできません。

管制官は「画面が消えてからの約30分間、レーダーなしの管制業務を続けた
」とありますが、いったいどんな方法で・・・

普通に考えると、画面の消えた30分は、空中待機場で旋回していたと思いますが、これこそ一歩間違えれば大きなトラブルとなっていたかもしれません。2重3重のバックアップ体制はどうなっていたのか?
徹底した原因究明を米国に求めて頂きたいと思います。

<関連リンク>
嘉手納ラプコン
TCAS(衝突防止装置)


レーダーなしで30分間管制業務 嘉手納ラプコン故障 9月8日10時17分配信 琉球新報
 沖縄本島周辺の上空を航空管制する米軍の進入管制レーダーシステム、嘉手納ラプコンのレーダーが7日午前に故障し、那覇空港を発着する15便にダイヤの乱れなどの影響が出た件で、嘉手納基地報道部は7日午後、琉球新報社の取材に対し「ラプコンのレーダー画面が約5―7分間映らなくなり、ラプコンの職員(管制官)が画面が消えてからの約30分間、レーダーなしの管制業務を続けた」と回答した。
 原因など詳細については「運用上の安全のため」として明らかにしていない。
 画面が映らなくなった時間と、レーダーなしの管制業務を続けた時間に差があることについて、国土交通省航空局管制保安部保安企画課は「画面が映るようになったからといって、すぐにレーダー業務に戻れるわけではない。機械を検査し、メンテナンスなど検証を終えてから、レーダー管制業務を再開させているはずだ」と説明した。
 同課によると、7日の午前9時51分、那覇の航空交通管制部で、嘉手納ラプコンとの情報のやりとりが中断されたことを告げるアラームが鳴った。
 その2、3分後に嘉手納基地から同管制部に対し、レーダーを使った管制ができなくなったとの連絡が入り、レーダーを使わない管制方式に切り替えた。
 午前10時30分に、嘉手納基地からレーダーが復旧したとの連絡が入り、通常通りの間隔で航空機の送り込みを始めた。


楽天トラベル株式会社

[伊丹空港]パイロットと管制官ミスで滑走路無許可横断

2007-09-07 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
 9月6日午前10:40頃、大阪国際空港(伊丹空港)で、パイロットと管制官のミスがあり、無許可で滑走路を横断してしまいました。
横断した旅客機は、JAL(日本航空)の宮崎発大阪伊丹行きのMD87型機。

写真のように、大阪国際空港は2本の滑走路を持っており、写真下の滑走路がメインの32L、上の短い滑走路が32Rで主にプロペラ機の離着陸に使用しています。

問題となった機は、32Lに着陸後、駐機場へ向かうため32Rを横断。思いこみ、勘違いで別の機の指示を自機へと思い横断。着陸機がなかったため、大事故とはなっていない。が・・・

事件があった時刻には、各地からプロペラ機が着陸する。横断した32Rへ着陸すると思われる着陸時刻はおおまか以下の通り。
・10:20 佐賀空港発(デハビランド・カナダ8)
・10:25 山形空港発(ボンバルディア)
・10:25 福島空港発(ボンバルディア)
・10:30 松山空港発(サーブ)
・10:35 但馬空港発(サーブ)
・10:45 新潟空港発(デハビランド・カナダ8)
※32Lを使用すると思われるジェット機は除いています

もし、32Rに着陸する機が定刻また延着した場合、横断時刻と着陸時刻が同じ事も充分予測されるのです。今回は、たまたま運が良かっただけで、間違えば大惨事になっていたかも知れないと言う事を再確認し、猛反省して頂きたい。
※写真は、Google Earth


JAL機、無許可で滑走路横断=パイロットと管制官がミス-伊丹空港 9月7日0時35分配信 時事通信
 伊丹空港(大阪)で6日午前、パイロットと管制官の双方のミスで、着陸した日航機が管制官の許可を得ずに滑走路を横断するトラブルがあった。国土交通省は、管制官がすぐミスに気付き、他に離着陸する航空機がいないことを確認した上で横断を黙認したため、安全上問題はなかったとしている。
 同省によると、トラブルがあったのは午前10時40分ごろ。宮崎発の日本航空2430便、MD87型機(乗客乗員121人)が同空港に着陸した際、パイロットは空港内に着陸したヘリコプターに対する飛行場管制官の指示を勘違いし、無線を地上管制官との交信周波数に切り替えた。
 滑走路横断を許可するのは飛行場管制官だが、日航機は着陸時とは別の滑走路を横断し、駐機場に入った。

[Google Earth]で見る台風情報

2007-09-06 | 業界ニュース
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※台風9号情報です!
http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/kml/active.ja.kml


<台風9号>関東、東海地方は6日夜から暴風域に
 強い台風9号は6日正午、八丈島の南西約140キロの太平洋上にあり、時速20キロで北に進んでいる。7日未明から明け方に関東から東海地方に上陸する恐れが強い。既に八丈島が暴風域に入り、関東から東海地方は6日夜から暴風域に入る見込み。気象庁は大雨による土砂災害や浸水、高波に厳重な警戒を呼びかけている。(毎日新聞)


瞬間的だとは思いますが、新グーグルアースにハマリ気味の私です・・・