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<神戸空港>10年間は黒字続き?

2006-02-23 | フライト
<コメント>
神戸市は当初着陸料などの収入を約15億円ほど見込んでいたが、フタを開けてみると半分の約7億8000万円にとどまる事が判明。そしてその大半が空港維持管理費に充てられる。ジャンボ機の就航を実現させるとなると現在の2,500メートル滑走路を西へ500メートル延長せざるを得ない。更なる投資が必要となってしまう。
既に3,100億円以上の投資をしているが、この回収はまったく目処がたっていない。どこへ向かって行こうとしているのか、神戸空港は・・・?

(共同通信) - 2月23日11時53分更新
 神戸市は23日、先に開港した神戸空港の「維持管理収支」について、2006年度は1億1500万円の黒字となり、今後10年間で使用航空機の大型化に伴い着陸料収入が増え黒字が続くとの収支見通しを公表した。
 航空燃料の高騰といった逆風や、関西、大阪との3空港間で乗客の奪い合いも懸念される中、ジャンボ機の増便を当て込んだ“バラ色”の見通しには疑問の声も上がりそうだ。
 神戸空港は、就航する航空会社が支払う着陸料が主な収入で、滑走路補修費や人件費などの維持管理費を賄う。着陸料は使用航空機の重量が重いほど高くなる。

・・・しかしこんな記事も・・・
 十六日に開港した神戸空港で、五百人以上の搭乗可能な超大型ジャンボ機B747が、就航しない見通しであることが明らかになった。ジャンボ機は着陸料収入が最も高く、神戸市は就航を見込んで需要予測を立てていたが、「国内線でのジャンボ退役は業界の流れ。今後は中小型機による多頻度の運航が主流になる」(日本航空)という。日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)の両社はジャンボ機に代わって、燃費や整備コストに優れたB777、B767を投入する方針だ。
 当てが外れた神戸市では、「ジャンボ退役が時代の流れでは仕方がない。人件費や光熱費などを削減して支出を抑える一方、需要を拡大して早期に一日三十往復まで増やし、大型機の就航に力を入れたい」としている。
 神戸空港に就航する一日二十七往復便のうち、大型機の運航はJALが羽田便や沖縄(那覇)便で飛ばすB777の計三往復のみ。残りは中型機六往復、小型機が十八往復となっている。
 着陸料は航空機が大型になるほど高くなる。神戸市は需要予測で、二〇一〇年にジャンボ機三往復を想定し、全体で年十八億円の着陸料収入を見込んでいた。しかし、開港時のダイヤに基づいて試算した収入は約七億八千万円にとどまっている。
 一方、関西三空港の役割分担の議論で「神戸は一日三十往復が上限」とされており、収入増には就航機の大型化が不可欠となっている。(足立 聡)

関連リンク

<神戸空港>平均搭乗率80%を上回る

2006-02-23 | フライト
<コメント>
2月16日の開港から昨日の22日で1週間を迎えた神戸空港(マリンエア)。搭乗率は乗り入れ3社とも80%を越えた。「開港人気」なのか、神戸空港の実力なのかは今後数字として出る。
天候悪化による欠航はあったものの、1日54便の離発着は問題なく行われた。一番の心配、「管制」も乗り越えたように思える。
ただし、今から春にかけ南東からの強風も予想され、使用ランウェイ27時、どう乗り切っていくのか・・・管制官の気が休まる日は来るのでしょうか。

(毎日新聞) - 2月23日9時2分更新
 神戸空港は22日、開港から1週間を迎えた。就航3社の21日までの平均搭乗率は、全日空80%、日本航空81%、スカイマークエアラインズ83%。全体では81%になった。国内線の平均的な搭乗率の63%(全日空)を大きく上回り、まずまずのスタートを切った。
 ダイヤの乱れは、天候悪化で20日に神戸―鹿児島間の発着便計2便が欠航。部品の不具合で2社の各1便に2時間を超える遅れが出た。
 旅客ターミナルビルには開港翌日以降も多くの見学者が訪れ、平均入場者は2万2600人。駐車場も混雑が続いており、当面の間、見学者の利用を制限する。【大川泰弘】