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[静岡空港]開港延期は行政の大失態が原因か?

2008-10-31 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
※報道機関よりまだニュース配信されておりませんので事実は後の報道でご確認ください。

静岡空港の開港延期は、地権者の拒否ではなく、やはり行政側の失態(隠蔽)だった!?

今朝某テレビ番組で、地権者が取材を受け、立ち木問題について行政側との対応を語ったようです。あくまで地権者側の情報です。


・行政側からの、用地買収交渉時、地権者に立ち木はそのまま残しておいてかまわないと回答。
・地権者は、本当にそのまま残しておいて大丈夫か独自に調査。早い段階で、邪魔になると気付き、行政側に伝えるものの、「残しておいて大丈夫だ」の一点張り。
・その後、行政側は聞く耳もたず門前払い。
・調査では、問題は立ち木だけでなく、丘陵自体が航空法の規定内でなく、大きく削らないとならない事が発覚。
・行政側は、情報を入手していながら門前払いを続行。
・行政側は、最近になり、地権者の言っていることの方が本当だと気付いたが、もはや立ち木の伐採では開港できず、丘陵全体の大工事が必要となるため、滑走路を短くする方向で決定。
・もはやこの時点で、開港延期は必至。

※結果として膨大な税金が追加投入される事に。

あくまで、地権者側からの情報ですが、事情を知らない方がこの開港延期を見ると、「工期が延びて税金を余分に投入しないといけなくなったのは、地権者がごねたせいだ!」と思ってしまうのでは。

もし、今朝の報道が事実とするならば、行政側はどう対処するのだろう?
行政側からの公式見解を望む所です。


<関連ニュース>
開港延期・静岡空港:事業認定取消訴訟 原告側「ずさんな測量」非難 /静岡
10月31日11時0分配信 毎日新聞

 ◇「前代未聞の失態」
 静岡空港の用地買収で強制収用を認めた国の事業認定は違法として、地権者らが認定取り消しを求めている行政訴訟の第13回口頭弁論が30日、静岡地裁(川口代志子裁判長)であった。原告側は、県の対応を「ずさんな測量で収用する範囲を誤った前代未聞の失態」と非難する内容の準備書面を提出した。【浜中慎哉、竹地広憲】
 国側は、今月17日に提出した準備書面で、航空法上の高さ制限(制限表面)を超える立ち木と土地の存在を認めつつも、「制限表面を超える物件の除去請求権があり、除去は可能」と主張。
 これに対し、原告側は「県は立ち木の存在を約1年前に認識していたとするが、なぜこれまで除去請求をしなかったのか」と疑問を呈し、行政代執行をするならば、法的根拠を示すように求めた。
 原告側は、11月6日の県議会臨時会での県側の開港延期に関する説明を聞いたうえで、改めて事業認定の違法性を主張する準備書面を提出する意向を示した。

10月31日朝刊



開港延期・静岡空港:静岡エアポートサービス、1億6000万円の損失 /静岡
10月31日11時0分配信 毎日新聞

 開港予定の来年3月に向けて準備を進めてきた空港地上業務請負会社「静岡エアポートサービス」(静岡市清水区)は、開港延期により開港までの期間、月3500万~4000万円の損失が出ることを明らかにした。
 同社は就航する航空会社から機体誘導、整備補助などの地上業務を請け負う会社。今年3月、静岡鉄道(同市葵区)と鈴与(同市清水区)の共同出資で設立された。既に従業員約70人を採用し、整備や誘導に必要な機材を来年2月までに購入する予定で、準備を進めてきた。従業員約45人は航空会社などで業務訓練を始めている。
 だが、開港が7月まで延期されれば業務開始が遅れ、主に人件費で開港までに約1億6000万円の損失が出る見通しだという。同社は「損害補償について考える段階ではない」としている。【浜中慎哉】

10月31日朝刊

[羽田空港]第四滑走路完成で国際線今の2倍に!

2008-10-31 | 業界ニュース
<コメント>
羽田空港に来年完成する第四滑走路(D滑走路)の運用で、羽田空港から海外へ出発する枠が現在の倍となる年間6万回が可能になると昨日発表されました。なお、国内発着を合わせると年間40万回超が可能となります。

ここで疑問が起こるのが・・・
(1)成田国際空港の必要性
(2)発着増に伴う管制と飛行ルート

(1)については、このブログでも何度か記しましたが、ますます成田との住み分けをどうするか?
羽田空港へ地方から乗り入れる枠は現在でも不足しており、個人的には羽田を国内専用に、そして横田基地を成田に変わる国際空港するのがベターだと思っています。都心から遠い遠い成田。かたや都心から数十分で到着する横田。この返還を引き続き進めて頂きたいところです。
また、現在は羽田発西行きでは緩和されたとはいえ横田管制の影響が大きく残っています。飛行ルート短縮や急上昇などを強いられる現在の飛行ルートを変更する事による経済効果は数百億とも言われています。

(2)羽田ではD滑走路完成に向け、新たな管制塔を作っています。そして羽田空港での管制で心配といえば南風時での着陸。現在は主にC滑走路(34R/16L)を使用しています。これは北方面、西方面からの航空機が一気に集中しています。特に北方面からは羽田空港東側に南進し、方位約300度で今度は西方面へ飛行し、江東上空から左旋回での着陸となっています。
D滑走路の完成により、北方面からはディズニーランド上空を通過し、ストレートに侵入します。それにより旋回にかかっていた数分~十数分の短縮が図れます。
夜、北方面から羽田に着陸する機内から、ライトアップされたディズニーランドの夜景を低空から見る事が出来そうです。
(詳しくは関連リンクをご覧ください)

成田の必要論については、D滑走路が完成した後、本格的に検討される事となりそうですが、『安全性』『利便性』『経済性』の順序でぜひ検討していただきたいと思います。


<関連リンク>
[羽田空港]四本目のD滑走路着工へ!
[横田空域]一部返還へ!


羽田国際線、1日70~80便も=2倍に拡大が可能-国交省 10月30日21時59分配信 時事通信

 国土交通省の前田隆平航空局長は30日、政府の規制改革会議で、羽田空港の昼間の国際線発着枠を現在予定されている年3万回から5万~6万回(1日70~80便)に拡大するのが可能との認識を示した。
 羽田空港は2010年に予定している第4滑走路の運用開始により、発着枠が年30万回から41万回に拡大。これに合わせて国際定期便の就航を認めるとともに増枠分のうち3万回を国際線に割り当てる方針だが、前田局長は「国際線5万~6万回の可能性も十分ある」と指摘。実際に増枠するかは国内線の需要の伸びや国際線の拠点としている成田空港の発着枠増を見極めながら判断するとした。 



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[静岡空港]立ち木問題解決できず完成延期

2008-10-29 | 業界ニュース
<コメント>
何が本当の原因なのか良く解らないですね。
・立ち木の高さはクリアしていたが、測量ミスで実際は高度制限になっていた?
・反対派への説得を続けていたが、良回答が得られず?
・地権者は、立ち木を伐採しても良いと発言?

ベールにつつまれている、『本当の原因』を早急に発表して頂きたいところです。
このままでは、開港後迎える南方面のツアーに間に合わず、本当に作ったものの活用されない空港になってしまいますよ。

※写真:問題になっている『立ち木』


静岡空港 開港、最大4カ月延期…知事表明 10月29日11時33分配信 毎日新聞

 静岡県の石川嘉延知事は29日午前、県議会全員協議会で、「富士山静岡空港」の開港日を当初予定の来年3月から最大4カ月延期し、遅くとも7月には開港すると表明した。滑走路西端の区域内にある未買収地に航空法の高さ制限を超える立ち木などがあるため国の完成検査を受けられず、追加工事で滑走路を暫定的に300メートル短くして違法状態を解消する。開港直前での延期は異例。
 石川知事は、高さ制限を超える立ち木などについて、土地収用の際の測量ミスが原因と説明。伐採に向け、地権者との交渉が難航している現状を明らかにし、「県民に大変なご心配をかけ、おわび申し上げる。一日も早く2500メートル滑走路の完全運用を目指したい」と述べた。
 静岡空港は県が設置・管理する第3種空港で、島田市と牧之原市にまたがる約190ヘクタールに建設。98年に着工し、総事業費は1900億円。滑走路は2500メートルの1本。日本航空、全日空、アシアナ航空(韓国)が開港時からの定期便就航を表明している。【松久英子、浜中慎哉】



富士山静岡空港:立ち木で開港延期へ

 滑走路西端側に残る立ち木。空港敷地は写真右側=2008年10月22日午後4時半、竹地広憲撮影 静岡県は23日、「富士山静岡空港」の開港日を当初予定の来年3月から最短でも2カ月程度延期する方針を固めた。既に完工しているが、滑走路西端側の私有地に航空法の高さ制限を超える立ち木と土地があり、国の完成検査を受けられないことが分かった。
 立ち木所有者は伐採を拒否しており、県は滑走路を暫定的に300メートル程度短縮し、違法状態を解消する方針だが、新たな工事や計画の手直しが必要。直前の開港延期という異例の事態で県の責任問題が浮上しそうだ。
 静岡空港は県が設置・管理する第3種空港として、島田市と牧之原市にまたがる約190ヘクタールに建設。総事業費は1900億円で98年に着工、2500メートル滑走路1本などの施設がある。日本航空、全日空、韓国アシアナ航空が3月からの定期便就航を表明している。
 周辺は、安全確保のため一定の高さ以上の障害物の存在が航空法で制限されているが、滑走路西端約1400メートルの私有地に規制より10メートル以上高い立ち木約40本と1メートル程度高い土地などがある。住民などが空港事業の認定取り消しを求めている行政訴訟で、国と県が今年9月11日の弁論などで存在を認め、問題が表面化した。【松久英子、浜中慎哉】


[静岡空港]県の無様な対応で完成延期確定か

2008-10-23 | 業界ニュース
<コメント>
財源面、利便性と何かと話題が多い来年3月開港予定の『富士山静岡空港』ですが、また新たな問題が発覚。空港西側に残る木の高さが航空法上の制限を越えるため、2,500メートルの滑走路を短くすると県が発表。
これにより、開港が半年以上遅れまた追加の多額の税金が投入される予定。

こう読んで行くと、木を切る事に持ち主が反対しているように見えるが、地権者は伐採に応じる用意があるともコメントしている。県と地権者との話し合いはどうなっているのか、また初めから解っていた事ではないのか?
真相はいかに・・・



静岡空港:立ち木問題 滑走路を短縮へ 設備変更、工期延長も /静岡 10月23日12時3分配信 毎日新聞

 ◇3月開港、瀬戸際
 静岡空港西側の私有地に、航空法上の高さ制限(制限表面)を超える立ち木が残されている問題で、県は22日までに、暫定的に2500メートル滑走路を数百メートル短縮し、立ち木が規制にかからないようにする方針を固めた。ただ、滑走路短縮に伴い航空灯火の配置変更などが必要になり、工事期間は最大で数カ月かかる。来年3月開港というスケジュールは瀬戸際の危機に陥っており、県の責任を問う声も出ている。【松久英子、竹地広憲、浜中慎哉】
 複数の関係者によると、21日にあった非公開の議会運営委員会で、県側は滑走路を短縮する方針であることと、それに伴って約1億円の追加工事が必要であることを説明したという。追加工事の工期は、滑走路の短縮の幅にもよるが、数週間~数カ月かかるとみられる。
 関連工事を終えた後、県は国土交通省に空港の安全性などを確認する完成検査を申請する。通常、申請から開港まで半年程度かかるが、県はできるだけ手続きや作業を急ピッチで進める考えだ。だが、県の担当者は議運で「開港日程に影響が出るかもしれない」と説明したという。
 開港が延期されれば、航空会社、県内の旅行会社や観光業界などへの影響が出ることは必至だ。既に静岡空港の旅行商品の準備を始めている県内のある旅行業者は「就航先の北海道などの関係者から、『本当に延期なのか』などと問い合わせが来ている。3月開港の文字の入ったパンフレットの印刷も急きょストップした」と先行きを不安視する。
 立ち木の所有者は「県がミスを認めて正式に話し合いを求めるなら、伐採の交渉に応じないわけではない。なのにミスを認めたくないからと交渉もせず、1億円も税金を投入する方法を選ぶのはおかしい」と話す。
 県は対応策の詳細については「29日に県議会全員協議会で、石川嘉延知事が説明するので、それまでは一切答えられない」と口を閉ざしているが、ある県議は「なぜもっと早く手を打たなかったのか」とこれまでの県の対応を批判している。


[ANA]副操縦士から酒気 全日空機遅延

2008-10-23 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
2008年10月22日、那覇空港から羽田空港への定期便(B744型機 08:05発→10:25着)へ乗務する予定の副機長が出発前のアルコール検査で、社内規定をオーバーしていたため、出発が約1時間30分遅れた。
社内規定では、呼気1リットル当たりアルコール濃度0.1ミリグラム以下と定められていたが、当該パイロットは初回の検査で0.327ミリグラム、二回目で0.326ミリグラム、三回目でも0.326ミリグラムと濃度が下がらなかった。
その後9時06分に検査したところ、基準値(0.1ミリグラム以下)をクリアーしたため、従事し出発した。

ここで素朴な疑問が残る。二回目以降の検査で数値が基準値の3倍以上あり、下がらなかったものが、数十分の経過で急にアルコールが飛んで行ったのか?
水分の過剰摂取などで呼気濃度を下げたのか?

安全を徹底管理していると思うので、基準値を下回ったように社内処理したような事はないと思うが、なぜ急に下がったのか説明が必要ではないか?
疑惑が残る事件だが、管理の徹底を改めてお願いしたい。



副操縦士から酒気 全日空機遅延 10月23日9時50分配信 琉球新報

 22日午前8時5分に那覇空港から羽田へ出発予定の全日空(ANA)120便がパイロットの「体調不良」を理由に約1時間半、出発が遅れた件で、パイロットから規定値を超えるアルコールが検出されていたことが同日、分かった。全日空沖縄空港支店は当初、琉球新報の取材に対し2日酔いの可能性を否定していたが、同日午後の全日空本社の調査で判明した。パイロットは男性副操縦士で、全日空がフライトの約1時間前に義務付けている呼気検査で1リットル当たり0・1ミリグラム以下という社の規定値を大きく上回る0・327ミリグラムのアルコールが検出された。
 道路交通法が規定する自動車の酒気帯び運転は1リットル当たり0・15ミリグラム以上。
 全日空本社によると、副操縦士は22日午前7時16分から15分おきに3回の呼気検査を受け、1回目は1リットル当たり0・327ミリグラム、2回目0・326ミリグラム、3回目0・265ミリグラムのアルコールが検出された。その後も数回にわたり検査したが、規定値を下回らず、午前9時6分にようやく規定値を下回った。このためこの副操縦士を搭乗させ、9時30分に出発させた。
 操縦士の飲酒について航空法ではフライト前の8時間以内、全日空の社内規定では12時間以内は禁じている。全日空が副操縦士から事情を聴取したところ、フライト約12時間前の21日夜8時以前にビール中ジョッキ1杯、泡盛2合を飲んだが、12時間以内の飲酒はしていないと話しているという。(新垣毅)

「MRJ」政府10機購入へ 三菱と「オールジャパン態勢」

2008-10-17 | 業界ニュース
<コメント>
いよいよYS-11に続く、国産の旅客機の実現が見えてきた。
その旅客機は、三菱航空機MRJ(ミツビシ・リージョナル・ジェット)。国内航空会社では、ANAが既に25機の導入を予定しているが、今回は政府機として10機がオーダーされた。
順調に進めば平成25年には、日本の空を飛ぶ事となる。

(羽田空港ANAラウンジより)


「MRJ」政府10機購入へ 三菱と「オールジャパン態勢」
 国産初の小型ジェット旅客機「MRJ(ミツビシ・リージョナル・ジェット)」の事業化を担う三菱航空機(名古屋市港区)は、1日から横浜市西区みなとみらいのパシフィコ横浜で開幕した「2008年国際航空宇宙展」で、MRJの実物大の室内模型(モックアップ)を公開した。
 新規に開発した客席は背もたれを大幅に薄くして足元に広い空間を確保し、快適性を高めた。同型機と比べて2、3割向上する燃費性能と合わせ、内外の航空会社にアピールする。
 三菱航空機は平成23年の初飛行、25年の就航を目指しているが、現在の受注実績は全日本空輸(ANA)からの25機だけ。ただ、三菱航空機の戸田信雄社長は同日、会場で記者団に対し、「燃料高はMRJの追い風になる。航空会社からの評価は高い」と述べ、今後の受注拡大に自信を示した。


ANAの旅行サイト【ANA SKY WEB TOUR】 JAL 日本航空

[乱気流]ANA機高知沖で巻き込まれる

2008-10-01 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
台風15号が四国沖を東へ進んでいる本日朝、羽田発那覇行きの全日空機が四国沖上空で乱気流に巻き込まれ、乗客乗員9名が負傷しました。
四国沖では度々乱気流の報告がなされていますが、目に見えないだけに厄介なものです。
「台風が近くにあるのになぜベルトサインを点灯しないのか?」
と、ご質問が起こりそうですが、航空機は前線のはるか高々度を飛行するため、通常通りベルトサインを消したのではと思われます。機長も巡航中継続してカタカタと揺れているのであれば、機内サービスを止めてでもサインを出していたでしょうが、本当に目に見えないだけに避ける事が難しかったのでしょう。

乱気流事故の後、いつも書いておりますが『座っている時は必ずベルトを着けましょう』。



<乱気流>全日空機が巻き込まれ9人けが 高知沖海上 10月1日13時38分配信 毎日新聞

 1日午前9時10分ごろ、羽田発那覇行き全日空121便(ボーイング747型機、乗客乗員564人)が、高知県室戸岬の南約120キロの太平洋上空約1万1000メートルを飛行中、乱気流に巻き込まれた。機体は大きく揺れ、乗客6人と客室乗務員3人がすり傷や打撲の軽傷を負った。
 全日空によると、突然「ずどん」と大きな揺れがあり、シートベルトの着用サインは付いていなかった。機長は直後にサインを出し、その後は大きな揺れはなかったという。
 全日空によると、今回のような高度で安定して飛行している場合は通常、シートベルトの着用サインは出さないという。【鈴木梢】