<コメント>
静岡市の鈴与が静岡空港を拠点とする航空会社「フジドリームエアラインズ」(略称FDA)を設立したと発表した。資本金は3億円。
鹿児島、新潟、小松へ76人乗りの小型ジェット2機で就航を予定している。当面は赤字でのスタートとなるが、将来的に5機のジェット機で国際線も視野に入れ黒字化を目指す。
スタッフの確保が難しい航空業界にあるが、定年退職者などの採用で人的には問題ないとの発表。しかし若手パイロットの育成、各整備、グランドスタッフなど解決しなければならない問題はまだ山ほどある。
地方路線だけで採算がとれるのか、今後の戦略を注視したい。
鈴与が航空会社設立 静岡空港事業参入 /静岡 6月26日11時1分配信 毎日新聞
◇来月25日、路線やデザイン発表
来年3月開港の静岡空港を拠点に、小型機で地方都市間を結ぶリージョナル航空事業に参入する鈴与(静岡市清水区、鈴木与平社長)は24日、航空会社「フジドリームエアラインズ」(略称FDA)を設立した。就航先の最終調整を進め、来月25日に路線や機体デザインを発表する予定。
資本金は3億円で鈴与が全額出資した。本店は静岡市葵区に置き、社長には鈴与の鈴木社長が就任した。
鈴与は昨年8月、開港から半年後をめどに単独で航空事業に参入すると発表。同9月には社内に航空事業推進本部を設け、準備を進めてきた。しかし、今年秋に予定している国への事業認可申請で、専門の航空会社として申請した方が手続きが早く進むため、分社化することにした。
既に、ブラジルの航空機メーカーから76人乗りの小型ジェット機「エンブラエル170」(1機30億~35億円)を2機購入。現在、鹿児島、新潟、小松(石川県)など九州、北陸地方への就航に向けて最終的な調整に入っている。路線が決まり次第、営業活動を展開する。
また、パイロットや整備士などの人材を確保するための求人活動も積極的に行っている。鈴与は「航空業界は人材不足と言われるが、定年退職者なども求めて、現段階では順調に確保できている」という。
ただ、小型機は大型機に比べ燃料費が高くつくため、2機体制では採算が確保できない可能性もある。そのため、将来的には上海や北京など近距離の国際線にも参入する構えで、早ければ年内にもう1機購入し、就航3年後には5機体制で事業拡大と収益確保を目指す。【浜中慎哉】
<旅行関連リンク>
静岡市の鈴与が静岡空港を拠点とする航空会社「フジドリームエアラインズ」(略称FDA)を設立したと発表した。資本金は3億円。
鹿児島、新潟、小松へ76人乗りの小型ジェット2機で就航を予定している。当面は赤字でのスタートとなるが、将来的に5機のジェット機で国際線も視野に入れ黒字化を目指す。
スタッフの確保が難しい航空業界にあるが、定年退職者などの採用で人的には問題ないとの発表。しかし若手パイロットの育成、各整備、グランドスタッフなど解決しなければならない問題はまだ山ほどある。
地方路線だけで採算がとれるのか、今後の戦略を注視したい。
鈴与が航空会社設立 静岡空港事業参入 /静岡 6月26日11時1分配信 毎日新聞
◇来月25日、路線やデザイン発表
来年3月開港の静岡空港を拠点に、小型機で地方都市間を結ぶリージョナル航空事業に参入する鈴与(静岡市清水区、鈴木与平社長)は24日、航空会社「フジドリームエアラインズ」(略称FDA)を設立した。就航先の最終調整を進め、来月25日に路線や機体デザインを発表する予定。
資本金は3億円で鈴与が全額出資した。本店は静岡市葵区に置き、社長には鈴与の鈴木社長が就任した。
鈴与は昨年8月、開港から半年後をめどに単独で航空事業に参入すると発表。同9月には社内に航空事業推進本部を設け、準備を進めてきた。しかし、今年秋に予定している国への事業認可申請で、専門の航空会社として申請した方が手続きが早く進むため、分社化することにした。
既に、ブラジルの航空機メーカーから76人乗りの小型ジェット機「エンブラエル170」(1機30億~35億円)を2機購入。現在、鹿児島、新潟、小松(石川県)など九州、北陸地方への就航に向けて最終的な調整に入っている。路線が決まり次第、営業活動を展開する。
また、パイロットや整備士などの人材を確保するための求人活動も積極的に行っている。鈴与は「航空業界は人材不足と言われるが、定年退職者なども求めて、現段階では順調に確保できている」という。
ただ、小型機は大型機に比べ燃料費が高くつくため、2機体制では採算が確保できない可能性もある。そのため、将来的には上海や北京など近距離の国際線にも参入する構えで、早ければ年内にもう1機購入し、就航3年後には5機体制で事業拡大と収益確保を目指す。【浜中慎哉】
<旅行関連リンク>