flight2005

航空機関連の情報をアップしています。今日もナイスなフライトをお願いします。

神戸空港(愛称マリンエア)きょう開港!

2006-02-16 | フライト
<コメント>
神戸空港(マリンエア)が今日開港しました。今日一日、さまざまなイベントが組まれまさに「マリンエア」の日となりそうです。
昨日神戸空港へ出発待機のため到着する予定だった東京羽田空港行き07:05発JAL1342便は前日の濃霧?のためVFR(有視界飛行)で着陸できず、関西国際空港へダイバード。その後天候の回復を待って神戸空港へフェリーとなった様子。とりあえず本日の初便に間に合い良かったですね。開港前で、神戸管制の誘導が出来ない状況?にあったので着陸出来なかったようです。
今後も大阪湾上では濃霧の発生もあるでしょう。現在のCATで離着陸にまったく問題がないのでしょうか?ゴーアラウンドが続いた場合の「大阪湾上空」を想像すると何だかゾ~っとしますね。

(時事通信) - 2月16日9時0分更新
 神戸・ポートアイランド沖の神戸空港(愛称・マリンエア)が16日に営業を開始。設置・管理者の神戸市や航空各社が開港式典を開き、午前7時すぎに日本航空のB777-300型機が1番機として飛び立った。
 午前5時50分、神戸市や兵庫県、地元経済界や航空各社の代表者が港ターミナルビルの出発ロビーでテープカットを行い、矢田立郎神戸市長が開港を宣言。日航グループ、全日空、スカイマークエアラインズの就航3社も記念式典を開き、神戸に誕生した「空の港」の離陸を祝った。
 一番機には井戸敏三兵庫県知事や日航グループの新町敏行最高経営責任者(CEO)をはじめ、ほぼ満席となる453人が搭乗。同機が小雨降る滑走路から離陸すると、駐機場やターミナルビルで見守る関係者から拍手が起きた。
 同空港は神戸市が海を埋め立てて建設。東京・羽田、北海道・新千歳、仙台、新潟、熊本、鹿児島、那覇の各空港と1日27便で結ぶ。 

(共同通信) - 2月15日20時21分更新
 16日に開港する神戸空港を同日朝に離陸予定だった日本航空とスカイマークエアラインズの計4機が天候不良のため15日、神戸空港に着陸できず、一時的に関西空港に着陸するなどした。
 神戸空港発の「第1便」になる予定だった日航機も含まれていた。4機は16日朝の離陸予定時刻前までに再び神戸空港まで飛ぶ予定で、2社は「16日のダイヤに影響はない」と説明した。
 国土交通省大阪航空局神戸空港出張所などによると、開港前だったため神戸空港から管制誘導が行えず、有視界飛行で着陸する必要に迫られたが、天候回復が見込めず着陸を断念したという。
 神戸海洋気象台によると、神戸空港周辺では15日午前からもやがかかった上、午後1時半ごろから雨も降った。

神戸空港あす開港!

2006-02-15 | フライト
<コメント>
いよいよ明日16日、神戸空港が開港する。
1日の離発着54便で、東京羽田空港行き07:05発JAL1342便からスタートとなる。街おこしも含めさまざまなイベントが組まれている様子。行かれる方は通行規制もあるようですから、事前にお調べいただきますように。
現役機長もいやがる空港のようですが、くれぐれも安全に気を配って管制を行って頂きたいと思います。

(時事通信) - 2月15日15時1分更新
 神戸市・ポートアイランド沖に整備された神戸空港(愛称マリンエア)が16日開港、1番機が同日朝、東京・羽田空港に向け離陸する。羽田、新千歳(北海道)、仙台、新潟、熊本、鹿児島、那覇の7空港と1日27便で結ぶ。関西圏は関西国際空港、大阪国際空港(伊丹空港)とともに3空港体制となる。 

(毎日新聞) - 2月15日15時1分更新
 ◇開港日から当分、見学者の入場を制限--「混雑避けるため」
 神戸空港ターミナルは、開港日の16日から当分の間、空港駐車場の利用は搭乗者と送迎客に限定し、ターミナルが込み始めた場合には見学客の入場を制限する方針を決め、市民に協力を呼びかけている。見学者で駐車場が満車になったり、道路が渋滞して、飛行機に乗り遅れるといったトラブルを予防したいとしている。
 4、5、11の3日間に開催した市民見学会では、計4万8000人が訪れ、一時的に入場制限を実施。1時間近く待たされる見学者も出た。開港後も混雑が予想されることから「搭乗者にスムーズに乗ってもらうことが優先」として制限することにした。搭乗客には早めに手続きを済ますよう呼びかけている。【大川泰弘】
〔神戸版〕

(産経新聞) - 2月15日16時12分更新
 神戸・ポートアイランド沖に建設された神戸空港が十六日、「関西第三の空港」として開港する。空港を設置・管理する神戸市は「経済活性化が期待できる」とするが、島内の土地の売却は思うように進まず、さまざまな課題を抱えたままの“離陸”となる。
 計画では空港島造成費約二千七百億円は、空港島の土地(八二・六ヘクタール)を一平方メートル当たり二十七万円で物流企業や航空会社に売却して返済するはずだった。
 ところが、空港島に建設されたのは管制塔や空港ターミナルビルなどわずかで、売却された土地はレンタカー会社への〇・三ヘクタールだけ。広大な空き地が広がっている。
 滑走路などの整備費は着陸料収入で賄う予定だが、航空会社のダイヤは開港時、着陸料の安い中小型機が中心。平成十四年当時の需要予測十四億四千四百万円に比べ着陸料はほぼ半額にとどまっている。
≪なおくすぶる反対論≫
 神戸空港開港で政財界の祝賀ムードとは対照的に、市民の一部で根強い反対運動がいまも続いている。十五日夜は神戸市中央区で開港に反対する二十一の住民団体がシンポジウムを開き、開港当日にも空港などでの抗議行動を予定。いまだに空港の是非を問う声がくすぶり続けている。
 「安全性、環境面、財政問題、そして空港建設の意思決定の問題。何も解決しないまま開港することになった」と、空港問題に取り組んできた「新しい神戸をつくる市民の会」の中田作成さんは話す。
 十五日夜のシンポジウムで開港に反対する市民の合意形成や、環境問題、財政問題、これまでの空港をめぐる裁判について報告するという。十六日午後からは市役所前で抗議集会を開き、各団体ごとに騒音測定の実施や空港での新たな反対集会も予定している。
 中田さんは「住民団体の総意として空港の問題点を訴えたい。開港後も厳しい姿勢で見守る」と話している。
≪「豊かな海」と共生 人工海浜で研究スタート≫
 神戸空港の西端で整備が進む「人工海浜」で、神戸大と大阪府立大、神戸市などの共同調査チームによる水質浄化の研究が十五日、本格的にスタートした。同日は潜水調査で人工造成した環境の生態系をチェック。今後は人工海浜で海藻の水質浄化効果などを調べる計画で「都市沿岸地域の環境対策につなげたい」という。神戸空港は水質改善の実験場にもなる。
 人工海浜は市民の憩いの場として整備が進められている。幅約三百メートル、奥行き約二百メートル、最深部で平均約二メートルの半円形で、太陽光が届く浅瀬には豊かな生態系がはぐくまれると予測されている。空港に人工海浜が整備されるのは全国でも珍しい。
 研究を進めるのは神戸大の川井浩史教授(海藻学)、大阪府立大の大塚耕治助教授(海洋生態系工学)、神戸市などの共同調査チーム。多すぎると赤潮の原因ともなる窒素やリンなどを海藻が取り込む量を調査。今後五年間、定期的に海洋生物を調べ、生物多様性の変化と海藻の水質浄化効果を確かめる。
 大塚助教授は平成八年から、関西国際空港の対岸に造成されたりんくう公園(大阪府泉佐野市)の「内海(うちうみ)」で生態系調査を実施。海藻が当初は栄養塩を十分に取り込み、水質浄化に一定の効果があることを確認した。しかし、数年後には取り込める栄養塩の量が限界値に達し、水質浄化の効果がそれ以上は期待できないことが判明した。
 この結果から、神戸空港の人工海浜では栄養塩の取り込み量が限界値に達する前に海藻を刈り取り、新たに海藻を繁茂させて浄化機能を持続させることにしている。
 「掃除機のように袋がいっぱいになれば交換する手法」(大塚助教授)で、刈り取った海藻は肥料化したり、発酵させてできたメタンガスを燃料化することでリサイクルを図る。
 川井教授は「自然環境を破壊してできた人工島だが、実験場として環境を考える拠点になれば、全国の都市沿岸部の環境修復のための技術開発などに生かせる」と話している。

神戸空港開港まであと2日!

2006-02-14 | フライト

(神戸新聞)
 神戸空港が開港するのを記念し、夜の神戸の街をイルミネーションの輝きで満たす「KOBEロマンチックフェア」が十一日、北野・異人館や旧居留地、有馬温泉など七カ所で始まった。
 神戸ハーバーランドでは、ルミナリエで設置されていた高さ十一メートル、直径七・六メートルの「カッサ・アルモニカ(光の記念堂)」が登場。美しい光の堂がベイエリアに浮かんだ。
 南京町では、黄色いちょうちんの「南京町ムーンライトランターン」が街を彩り、毎週末には獅子舞や夜光龍が観光客を迎える。同フェアは三月三十一日までだが、イベントによって期日が違う。神戸国際観光コンベンション協会TEL078・303・1010

<コメント>
神戸空港開港に向けてイベントが次々と開催されています。神戸上空から見た夜景は素晴らしいのだろうな。
開港の16日の天候は「曇り時々雨」、風は北西の微風のようです。ランウェイは27となりそうですね。

<ANA>着陸直前今度は車輪出ず!

2006-02-10 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
2003年から近距離路線用に導入されたボンバルディアDHC8-Q400ですが、脚のトラブルが「23件」も発生していたとは・・・
誰がどう見ても「異常」。今までのトラブルは離陸後、脚が収納されないものだったが、今回は着陸前に車輪が出なくなってしまった。旅客機は手動で脚を出す事が出来るようになっているが、パイロットは脚が固定されているのかどうかも不安だったろうと思う。
Q400については、毎回記していますが、機材の変更は絶対に出来ないのだろうか?。飛行の「安全」を取るか「効率」を取るか・・・。ANAさん、今後の対応を期待しています。

(共同通信) - 2月9日21時43分更新
 9日午前9時半ごろ、松山空港への着陸体勢に入った中部国際空港発の全日空1823便ボンバルディアDHC8-Q400(乗客乗員25人)で3つある車輪すべてが出なくなった。パイロットが手動操作で車輪を出して約20分後、定刻から約10分遅れて着陸した。乗客らにけがはなかった。
 全日空は「イレギュラー運航」に当たると判断し、同日、国土交通省に届けた。
 ボンバルディア機をめぐっては、車輪が収納できないなどのトラブルが相次いで発生。2003年から導入した全日空では23件目のトラブルだが、車輪が出ないケースは初めてという。

<トランスポンダー故障>管制から機情報が消えた!

2006-02-08 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
航空機が飛行する場合、管制より機を認識するためのコードである4桁のスコーク「0000」から「7777」を指定されパイロット(副操縦士入力が多い)が入力する。入力すると「便名」「高度」「スピード」などがレーダーで捕捉可能となる。今回トラブルを起こしているトランスポンダーで、機影が消える事はなかったようだが、「高度」が表示されない状態が続くと「安全」に大きな影響を及ぼす。
飛行機には2器装備されており、不具合が生じた場合は即切り替える事が可能であるため、通常は問題ない。
が、大型空港での朝夕ラッシュ時に複数機で同トラブルが起こったとしたらどうだろう。多くの命を守る装置だけに至急の改良を願いたい。

(共同通信) - 2月8日20時52分更新
 航空路を監視しているレーダーに航空機から情報を送る通信機器「トランスポンダ」のうち、米国ロックウェルコリンズ社製の一部にごくまれに不具合が生じることが分かり、国土交通省は8日までに、内外の航空会社に改修、交換を指示した。
 国内では日航、全日空のボーイング777など約200機が搭載。レーダーに便名、高度などが表示されなくなるが、不具合が生じる可能性があるのは新型レーダー(2003年運用開始)だけのため、同省は当面、新型レーダーで監視している地域の一部を従来型に戻して運用する。

(時事通信) - 2月8日20時1分更新
 中部国際空港に新設された航空管制レーダーをめぐり、管制官のレーダー画面から便名や飛行高度などの表示が消えるトラブルが起きていたことが8日、分かった。航空機が搭載する自動応答装置の不具合が原因で、国土交通省は航空各社に緊急点検を指示した。
 同省によると、不具合が見つかったのは、飛行中の航空機と個別に送受信をする「モードS型」と呼ばれる新型レーダー。位置情報は別のレーダーを使うため、機影が消えることはないという。 

<トランスポンダーとは?>
航空交通管制 (ATC: Air Traffic Control) においては、二次監視レーダ (SSR) システムを使用して飛行中の航空機を識別している。このために航空機側に搭載する応答装置(応答機)をATCトランスポンダ(ATC Transponder, ATC XPDR、航空交通管制用自動応答装置)という。
航空機を識別するためにトランスポンダに設定する4桁の数字を、ATCコードあるいはスコークと呼ばれ(0000~7777)が、管制官により指定される。
また緊急事態などになった場合、以下のようなスコークにセットする。
7700:緊急事態 (EMERGENCY)
7600:無線通信不能 (COMMUNICATION FAIL)
7500:ハイジャックされたとき (HIJACK)

<ANA>福岡離陸直後に引き返す…主脚にトラブル?

2006-02-08 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
7日の航空機トラブル、これで3件目。
下の関連記事を見て頂きたいが、この機の油圧関係に製造ミスがあり、油圧で作動する脚のトラブルが発生していると記されている。
(メーカー談)ボンバルディア社は、このうち一カ所をカナダの本社に持ち帰って分析。
(ANA談)今年に入って製造段階のミスだと分かった。全日空は「今後のローカル路線の主力になる機種であり、きちんと調べてトラブルをなくしたい」と話している。
主原因が判明しているのに、何という対応の遅さだろう。前回のコメントにも記したが、この機を使用中止とし、代替機を飛ばすとかの策は本当にないのだろうか?
利益や効率ばかり注力すると、大きな落とし穴が待っているように感じる。これは全ての航空会社にいえる事だと思う。

(Yomiuri News) - 2月7日22時03分更新
7日午後2時40分ごろ、福岡空港を離陸直後の大阪行きエアーニッポンネットワークのANA1676便(ボンバルディアDHC8―402型)で、左の主脚が格納されていないという表示が出たため、同便は福岡空港に引き返した。
 乗員乗客70人にけがはなく、機体の損傷もなかった。
 全日空福岡空港支店によると、計器の誤表示か、実際に主脚が出たままだったかは不明で、全日空グループで原因を調査する。カナダ・ボンバルディア社製の航空機については、昨年から同様のトラブルが相次いでいる。

<関連記事>
ボンバルディアDHC8-Q400 製造ミス

<JAL>グアム発の日航機、同じ不具合で2度引き返す

2006-02-08 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
最初の出発前チェックでは正常にワーニングライトも点灯せず、適正ポジションで離陸したのだろう。上昇するにつれ外気が急激に下がりガラスに氷とくもりが発生したと思われます。当然機長は視界確保のため空港へ引き返します。
グアムに引き返した機は、オープンスポットに駐機し修理を開始。部品交換のみですから乗客はそのまま機内にいたでしょうね。コクピットでは、ワーニング箇所を徹底的にチェックし、修理した事を確認し再度離陸。
が・・・またも同箇所トラブルで引き返すはめに。乗客の皆さんはたまったもんじゃない。機内アナウンスで「飛行には何の問題もありません」と安心を訴えてもそれを鵜呑みに信じる者などもはやいなかったのでは?
しかし、7日はいろんなトラブルが起きているな。大丈夫ですか、日航さん?

(Yomiuri News) - 2月7日14時00分更新
 7日午前4時40分ごろ、成田に向けて飛行中のJALウェイズのグアム発982便(ボーイング767―300型機、乗客221人)で、操縦席の窓のくもりを取るヒーターに不具合が発生、同便はグアム空港に引き返した。
 日航が部品交換を行い、同便は同6時15分ごろに再出発したが、離陸から約10分後に不具合が再発し、再び同空港に引き返した。

<JAL>ドア補助装置に電池入れ忘れ、気づかず運航

2006-02-08 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
昨年、ドアの補助装置切り替えを忘れ、そのまま飛び立った!という報道がされたが、今回は同じドアトラブルでもマニュアル通り行っていても作動しないトラブルで、たんに「電池を入れ忘れた」では済まない。
この補助装置とは、飛行機に乗り込み全員の搭乗が確認されると・・・「キャピンアテンダント(CA)はドアモードをアームド(オートマティックポジション)に変更してください」とアナウンスされる[アレ]の事です。全てのドアで、CAさんが大きなハンドルをぐるっとまわし、マジックテープで固定します。その後チーフパーサーより機長「キャビンOKです」と伝える段取りになっています。
この補助装置は、緊急着陸時に自動的にドアを開き、巨大浮き袋ともなる脱出シューターを稼働させるのが役目。この電池は機の電源が完全カットオフになっても作動するように「万一の備え」として絶対に必要なものです。乾電池といっても自動的に充電され、取り替え時以外はまず「なくなる」事はないと思うのですが、なぜこんな単純ミスが起こってしまったのでしょう?
会社合併によるチェック項目のズレから生じたものか、それとも本当にたんなるチェックミスなのか・・・
「何をこんな些細な事を取り上げて」と関係者は思って欲しくない。安全には101%の注力で望んで頂きたいと思います。

(読売新聞) - 2月7日21時13分更新
 日本航空の航空機(ボーイング777―200型機)で今年1月、八つある機体ドアのうち七つのドアで、緊急時に使用するドア操作補助装置の電源に乾電池を入れ忘れる整備ミスに気づかないまま運航していたことがわかった。
 日航では同月25日から29日まで、羽田―伊丹、福岡、那覇など計21便で使用しており、国土交通省は同社に厳重注意した。
 整備ミスがあったのは、非常脱出時にドアを開く力を電気などで補助する装置。通常は機体電源で作動するが、電源が失われた場合に備え、予備電源として乾電池を装着しなければならない。この機体は1月23日の定期点検で装置の電源を交換した際、担当整備士が乾電池の装着を確認していなかった。
 日航では、1月29日の那覇発羽田行き1900便で運航した際、出発点検時に整備ミスを発見。予備の乾電池を羽田から取り寄せたため、同便は出発が約4時間30分遅れた。

<航空機>雪の引き込みでエンジン停止?

2006-02-07 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
昨日の6日、太平洋側でも冷え込み雪が舞った。
下の記事は今月3日のものですが、雪による「Befor V1」での離陸中止が報告されています。<ANA>の使用機材はB767-300。主翼に大きなエンジンを2機搭載しています。<JAL>はMD-81。機体後部にエンジンが2機。
両トラブルとも、大量の雪の吸い込みにより、タービン内に圧縮空気を送る事ができず、急激に出力が下がった(上がらなかった)ものではないかと思われます。
(MD-81については直接雪の引き込みが原因とは記されておりません。)
最新の航空機も所詮人間が作ったもの。神の創造により造られた自然には勝てない・・・


[滑走路上でエンジン異常 全日空機が新千歳空港で]
新千歳空港事務所は6日、羽田発新千歳空港行き全日空79便ボーイング767で今月3日、滑走路上で片側のエンジンの出力が急激に落ちるトラブルがあったと発表した。乗客、乗員計287人にけがはなかった。
 新千歳事務所によると、全日空機は3日午後11時5分ごろ、新千歳空港に着陸した直後に右側エンジンの出力が落ちたため、機長が止めた。滑走路が雪に覆われ路面状況が悪かったため、けん引車で駐機場まで引っ張った。
 点検の結果、機体に異常はなく、雪を大量に吸い込んだのが原因とみられる。この影響で滑走路が約40分間閉鎖された。


[日航機のエンジンで異音、滑走路で緊急停止…青森空港]
3日午後3時ごろ、青森市の青森空港で、福岡行き日本航空3520便(MD81型機、乗客18人)が離陸態勢に入ったところ、エンジンで異音がし、滑走路に緊急停止した。
 日航は、欠航にして原因を調べている。同機は除雪のため約1時間30分遅れて出発するところだった。同空港では昨年12月にも、日航MD81がエンジンの異常で離陸を取りやめた。

航空マニアが見た映画「フライトプラン」

2006-02-05 | 業界ニュース
映画「フライトプラン」を見ましたレビュー。

☆今から「フライトプラン」を見に行かれる予定がある方は、決して下の記事を見ないでくださいね☆

勝手な評価:★★★☆☆(星3つ)・・・微妙な表現でゴメンなさい

<レビュー>
総括としてこの映画の印象は「飛行機という密室で行われた誘拐(失踪)サスペンス映画」。フライトプランのエラーやコンピューターエラーで飛行機がトラブルとなるような期待を込められている方は、見ない方が良いかもしれません・・・
画面はいきなり回想シーンから入り、遺体霊安室が映し出されている。どうやら主人公の夫の遺体。後日ベルリンからニューヨークへ遺体とともに移動する航空機内でトラブルが発生する。
主人公の彼女には1人娘がいるが、父親の死のショックなのか自閉症の様子。その娘を連れベルリン空港へと向かう。空港内で一時娘がいなくなり、主人公はパニック。後に見つかり優先搭乗で主人公と娘は機内へ。
静かにシートへ2人は座る。そして離陸。
[ここで、使用された機材は「A380」。総2階建ての巨大機だ。]

主人公の母親は元この機の設計に携わっていた。これが今後の展開に活かされている。離陸後しばらくして2人は空席となっている後部座席に移動し仮眠する。そして3時間経った頃主人公が目をさますが、娘がいない!必死で探すが見つからない。そして機長に話をさせて!とコクピット外のドアを叩いているところで機に乗務している警官に確保される。
[a380のコクピット]

必死で主人公は機長に娘を捜して欲しいと嘆願する。そして機長はクルー全員に創作指示を出す。しかし見つからない。機に詳しい主人公は貨物室なども調べるように願うが聞き入れられない。
機長は会社に娘のデータ参照を行う。が驚く答えが・・・娘は搭乗していないのだ。データが消されている。いったい誰が何のために・・・
そして新たなデータが・・・何と娘はすでに亡くなっているとの情報が!
機長以下クルーは主人公があまりのショックのため、「死んでいる娘」と同乗したと信じている妄想と結論づけた。
機内乗務の警察官に手錠をかけられてしまった主人公。しかしこの警察官が黒幕。娘を密かに連れだし、事もあろうか「圧力隔壁」に隔離してしまった。そして主人公が機体に爆発物をしかけ、身代金を要求していると機長に伝えるのである。その後指定された口座に振込されたと警察官に伝える。
この警察官はキャビンアテンダント1人と共謀し、この身代金奪取を実行したのだった。さらに事故死と思われていた主人公の夫も実はビルから突き落とされ殺されていたのだ。なぜ、こんな手の込んだ事を・・・実は死体を運ぶ棺桶(コフィン)に銃・爆薬などを隠していたため、「死体」が必要だったのだ。
機は予定を変更し、別の空港へ緊急着陸。すでにFBIが待機している。乗客とクルーが降機し、機には主人公と犯人の警察官だけになった(娘も機内にいる)。主人公は探していない機内を探し、ついに圧力隔壁にいる娘を発見し保護した。そこへ犯人が・・・爆発物の無線誘導装置を奪っていた主人公は犯人がその場に来た事を確認し、スイッチを入れた。後部が吹っ飛んだのだ。
そしてすべてのカラクリが解り、共同犯のキャビンアテンダントも逮捕された。目出度しめでたし・・・

では、ないだろう~。疑問が多く残りました。
疑問1:主人公と犯人、共犯のクルーが同便に乗り合わせる事が簡単にできたのか?
疑問2:娘の搭乗券が発行されたのに、クルー1人で簡単に削除ができるのか?
疑問3:病院へ照会した際の「死亡」データは誰が作ったのか?共犯は?
疑問4:2月3日のブログに貨物室に閉じこめられ離陸してしまったクルーが3時間のフライトで凍傷になった記事を書いたが、今回の様な長時間であれば、確実に死亡しているのでは・・・
疑問5:爆発した際、近くにいた主人公と娘は無事だった。なぜ?圧力隔壁が破壊され、爆風や熱がそちらへ向かったとでもいうのだろうか?
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まだまだ疑問はありますが、サスペンスとして見るならば、それなりの映画だったのかも知れませんね。ただし、航空マニアの方は、あまり期待しないで見てくださいね~。

<エアバスA380データ>
エアバスA380(Airbus A380)は欧州エアバス・インダストリー社によって製造される世界初の総2階建て、ターボファン4発の超大型旅客機である。ロールアウト(2005年1月17日)時点でボーイング747を抜いて世界最大の旅客機となった。2005年4月27日、フランスのトゥールーズで初飛行した。15ヶ月間のテストののち、2006年末に商業運行が開始される予定である。この機の開発が行われているあいだ、この航空機はエアバスA3XX型機として知られていたが、初期の構想から初飛行まで、16年の歳月を要した。