<コメント>
日本を出発する国際線での液体持ち込み制限が開始されて約一月半。成田空港は大混乱のようです。
出国審査場手前で、101ミリリットル以上の液体はすべて廃棄しなくてはなりません。あらかじめ小さな瓶に移しておくか、飲み物類は検査を受けた後、免税店で購入するか。
たとえば免税店で、高級ウィスキーや、500ミリリットル入りのペットボトルを購入して機内に持ち込み、そのまま目的国へ向かう事は可能です。が、日本での乗り継ぎではどうでしょう?
例えば香港から成田経由で北米へ向かう場合、再出国審査を受ける事となります。香港の免税店で高級ウィスキーを購入し、手持ちでトランジットする場合、審査場で『没収』となります。自国を出国する時には気を付けていた事でしょうが、あまりにも気の毒です。
結局、日本で乗り継ぐ場合は、他国で購入したものは没収されますので、日本でお土産を買うしか選択支はありません(液体物)。乗り継ぎを予定されている方、くれぐれもご用心を!
[成田空港:液体物持ち込み制限1カ月半 納得できない!乗り継ぎ客大混乱 /千葉]
4月26日13時2分配信 毎日新聞
◇自分で捨てる客も…酒、化粧品、香水…任意放棄6650点
日本を出発する国際線の航空機内へ持ち込む液体物が大幅に制限されて約1カ月半たった。成田国際空港出発ロビーでは、旅行客が機内に預けるスーツケースなどに入れ替える姿などが目立つ程度で大きな混乱はないが、乗り継ぎ客の対応が問題になっている。【柳澤一男】
今回の規制で持ち込める液体物は100ミリリットル以下の容器に入れられたものを、1リットル以下のジッパーのついた透明袋に入る範囲内でのみ。ハイジャック防止保安検査でチェックされる。
保安検査を通過した後、出国審査を経て「みなし外国」とされる制限エリア内の免税店で購入した商品は制限の対象外。これまで通り出発までのショッピングを楽しむことができる。
問題は国際線の乗り継ぎ客。他の航空機に乗るため、同空港でいったん保安検査を受けなければならず、ここでのチェックで液体物は不可となる。
3月1日~4月23日までに、6650点が任意放棄された。任意放棄の液体物のうち、最も多かったのが酒類の4288点。化粧品546点、香水173点など出発空港の免税店で購入したものが多く、高級酒なども含まれているという。東京税関成田支署によると、これらは所有者のない外国貨物とされ、同空港内で処分されるという。
空港会社の担当者によると、任意放棄の大半は外国人客。納得できず、用意したバケツに自分で捨てる客もいるという。同社は機内販売で免税品を購入できるアナウンスを機内でしてもらうなど対策をとっているが、課題は残されたままだ。
日本を出発する国際線での液体持ち込み制限が開始されて約一月半。成田空港は大混乱のようです。
出国審査場手前で、101ミリリットル以上の液体はすべて廃棄しなくてはなりません。あらかじめ小さな瓶に移しておくか、飲み物類は検査を受けた後、免税店で購入するか。
たとえば免税店で、高級ウィスキーや、500ミリリットル入りのペットボトルを購入して機内に持ち込み、そのまま目的国へ向かう事は可能です。が、日本での乗り継ぎではどうでしょう?
例えば香港から成田経由で北米へ向かう場合、再出国審査を受ける事となります。香港の免税店で高級ウィスキーを購入し、手持ちでトランジットする場合、審査場で『没収』となります。自国を出国する時には気を付けていた事でしょうが、あまりにも気の毒です。
結局、日本で乗り継ぐ場合は、他国で購入したものは没収されますので、日本でお土産を買うしか選択支はありません(液体物)。乗り継ぎを予定されている方、くれぐれもご用心を!
[成田空港:液体物持ち込み制限1カ月半 納得できない!乗り継ぎ客大混乱 /千葉]
4月26日13時2分配信 毎日新聞
◇自分で捨てる客も…酒、化粧品、香水…任意放棄6650点
日本を出発する国際線の航空機内へ持ち込む液体物が大幅に制限されて約1カ月半たった。成田国際空港出発ロビーでは、旅行客が機内に預けるスーツケースなどに入れ替える姿などが目立つ程度で大きな混乱はないが、乗り継ぎ客の対応が問題になっている。【柳澤一男】
今回の規制で持ち込める液体物は100ミリリットル以下の容器に入れられたものを、1リットル以下のジッパーのついた透明袋に入る範囲内でのみ。ハイジャック防止保安検査でチェックされる。
保安検査を通過した後、出国審査を経て「みなし外国」とされる制限エリア内の免税店で購入した商品は制限の対象外。これまで通り出発までのショッピングを楽しむことができる。
問題は国際線の乗り継ぎ客。他の航空機に乗るため、同空港でいったん保安検査を受けなければならず、ここでのチェックで液体物は不可となる。
3月1日~4月23日までに、6650点が任意放棄された。任意放棄の液体物のうち、最も多かったのが酒類の4288点。化粧品546点、香水173点など出発空港の免税店で購入したものが多く、高級酒なども含まれているという。東京税関成田支署によると、これらは所有者のない外国貨物とされ、同空港内で処分されるという。
空港会社の担当者によると、任意放棄の大半は外国人客。納得できず、用意したバケツに自分で捨てる客もいるという。同社は機内販売で免税品を購入できるアナウンスを機内でしてもらうなど対策をとっているが、課題は残されたままだ。