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航空機関連の情報をアップしています。今日もナイスなフライトをお願いします。

[天草エアライン]熊本-神戸路線開設へ

2008-02-29 | 業界ニュース
<コメント>
今年9月から、熊本-神戸路線を開設すると、天草エアラインが発表しました。天草エアラインはボンバルディア機を1機所有していますが、8月末で熊本-松山路線を休止するにあたり、より高搭乗率が望める神戸線に白羽の矢を立てた。

だが、熊本-神戸路線は現在JALエクスプレスが1日1便就航しているが搭乗率は通年で3~4割と低迷。そして6月に撤退する。その後を引き継ぐ事になる天草エアライン。

熊本への誘致活動が神戸近辺で活発になる事は確かだが、それが即搭乗率とつながるか、不安材料は山ほどありそう。今後、両市が繰り広げるであろう、ディスティネーションキャンペーンに期待したい。


<関連リンク>
天草エアライン


神戸-熊本、空の便が9月に復活へ 天草エアライン開設 2月29日7時51分配信 産経新聞

 熊本県を拠点に営業するコミューター航空「天草エアライン」(本社・同県天草市)は28日、9月から神戸-熊本間に新規路線を開設すると発表した。4月下旬からスカイマークの東京便が2便減便となるが、熊本便開設に、神戸市の矢田立郎市長は「利用者の利便性向上につながるものであり、歓迎したい」とコメントしている。
 神戸-熊本便は2年前の同空港開港時から、JALエクスプレスが1日1便就航。しかし搭乗率が通年で3~4割と低迷したため、昨年6月に路線から撤退した。
 同エアラインはカナダ・ボンバルディア社製のDHC-8型機(座席数39席)1機を所有し、天草-福岡便など計3路線を就航させている。8月末に熊本-松山便を休止するのに合わせ、40人規模のプロペラ機で一定の搭乗率の確保が期待できる神戸-熊本便を開設する。9月以降、神戸への航空会社の乗り入れは3社から4社に増える。
 神戸市では、熊本での街頭キャンペーンや観光PRを通じて利用を促進する方針だ。


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[旭伸航空]経営難のため佐渡-新潟線から撤退

2008-02-29 | 業界ニュース
<コメント>
経営難のため、島民の足となっていた離島航空会社『旭伸航空』が、佐渡-新潟間の空路から9月末で撤退する事となりました。採算面では当然あわない路線ですが、公共性の見地からこの撤退はどうなのでしょう?


<佐渡-新潟間の航空機と船舶との比較>
※所要時間
 ・航空機・・・25分
 ・ジェットフォイル(船)・・・60分(1時間)
 ・フェリー・・・150分(2時間30分)

※料金
 ・航空機・・・7,350円
 ・ジェットフォイル(船)・・・6,220円
 ・フェリー・・・2,320円(二等)~15,260円(スイート)

※便数(1日)
 ・航空機・・・3~4便
 ・ジェットフォイル(船)・・・6便
 ・フェリー・・・5便

航空機の方が若干料金が高いが、移動時間はジェットフォイルの半分以下で離島を結ぶ。時間当たりの費用を例えば3,000円とした場合、かかる時間経費は・・・
※航空機・・・1,250円
※ジェットフォイル(船)・・・3,000円
※フェリー・・・7,500円

料金と所要時間の時間当たり金額を足してみると、圧倒的に航空機が勝る。
忙しすぎる日々より、のんびりフェリーで長時間かけて移動するのも良いと思う。が、反面時間を大切に動き回るビジネスマンには必要不可欠だっただけに、撤退は残念でならない。

これは、地方格差の一例に過ぎないと思う。国の抜本的な施策を望みたい。


旭伸航空、9月末撤退へ 新潟-佐渡間 2月29日7時50分配信 産経新聞

 旭伸航空(新潟市)は28日、佐渡-新潟間の空路から9月末で撤退する方針を明らかにした。経営難やパイロットの人材確保難などが理由で、4月からは減便など運航規模を縮小する。
 同社の羽吹登社長は同日、新潟県庁で会見し、「公共性の高い事業として使命をもってやってきたが、厳しい経営環境のなかで存続は難しいと判断した」と事業からの撤退を表明。支援してきた自治体への謝意も述べたが、一方で「(公共性の高い空路維持に)もっと力を入れてほしかった」との本音ものぞかせた。羽吹社長は「運航事業を受け継ぐ会社を探したい」と今後の意向を明らかにし、撤退後に所有する2機を売却する考えを述べた。同社は平成8年に就航し、乗客は延べ約11万人。赤字は数億円に上るとみられる。


<関連リンク>
旭伸航空
佐渡汽船


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[NW機]マニラ行き機内で異臭、成田に引き返す

2008-02-27 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
2008年2月26日午後7:45頃、成田発マニラ行きNW(ノースウエスト)航空のB747-400型機の後部左側トイレ付近から異臭(焦げたにおい)が発生し、成田空港へ引き返した。乗客乗員にケガ人などはいない。

原因は発表されていないが、キャビンの照明が消えたなどの報告もあり、電気配線のショートの可能性もある。
キャビンの電源がショートし、最悪全ての電源が落ちても、操縦系統とは切り離されているため、飛行の安全に影響が出る事はないので、ご安心を!



ノースウエスト機内で異臭、成田に引き返し緊急着陸 2月26日22時42分配信 読売新聞
 26日午後7時45分ごろ、千葉県の成田空港から南へ111キロの上空を飛行中の成田発マニラ行き米ノースウエスト航空19便(ボーイング747-400型機、乗員14人、乗客392人)の機長から、「客室の後部左側トイレ付近で配線が焦げたようなにおいがした」と国土交通省成田空港事務所に連絡があった。
 同機は成田空港に引き返し、同8時1分に緊急着陸した。
 乗員と乗客にけが人はなかった。同航空などで詳しい原因を調べているが、火災の跡などは確認されていない。


<NW機>トイレ付近で異臭、成田空港に引き返し緊急着陸 2月26日22時47分配信 毎日新聞
 26日午後7時48分ごろ、房総半島沖を上昇中の成田発マニラ行きノースウエスト機(ボーイング747-400型機、乗員・乗客406人)から、国土交通省成田空港事務所に「客室後部左側のトイレ付近から煙のようなにおいがしたので、引き返す」と連絡があった。同機は同8時1分に成田空港に緊急着陸し、けが人はなかった。
 調べでは、同便は午後7時31分に成田空港を離陸。客室乗務員が電線が焦げるようなにおいに気付いたという。乗客は27日にマニラに向かう。乗客のフィリピン人の女性(39)は「煙などは見えなかったが、機内の照明が消え、客室乗務員に『座席に座ってほしい』と言われた。着陸直前に成田に引き返すというアナウンスがあった。機内では乗客は落ち着いていた」と話していた。【黒川将光】


客室内で焦げたにおい=NW機引き返す-成田空港 2月26日22時1分配信 時事通信
 26日午後7時45分ごろ、成田発マニラ行きノースウエスト(NW)航空19便ボーイング747-400型機(乗客乗員406人)が離陸直後、客室の後部トイレ付近で焦げたようなにおいがした。同機は引き返し、午後8時ごろ、成田空港に緊急着陸した。乗員乗客にけがはないという。

[ANA]最高のサービース、プレミアムパス発売!

2008-02-26 | 業界ニュース
<コメント>
ANA(全日空)は4月から、より上質に生まれ変わるプレミアムクラスを1年間搭乗回数無制限でご利用いただける年間パスポート「プレミアムパス」を限定発売します。

発売期間:第1回 : 2008年3月1日から5月31日まで 第2回 : 2008年6月1日から8月31日まで
発売枚数:各100枚

その金額なんと・・・300万円也(税込)

しかし提供されるサービスは半端ではありません。少しだけご紹介いたしますと・・・

□予約は、プレミアムパス専用フリーダイヤルへ!
 (電話番号は、申込み後連絡されます)
□国内線予約の先行受付
 登場日の2ヶ月前+14日前から受け付けが可能です。
□空席待ち優先取り扱い
 (名義人以外は不可)
□予約時空席待ちの優先取り扱い
 急な出張時などに威力を発揮
□国内線普通席の前方指定サービス
 (プレミアムクラスがない機材の場合)
□専用チェックインカウンターの利用
 チェックインで待つ事はないようですね
□手荷物の優先取り扱いと許容量の優待
 35キログラムまで無料
□専用保安検査場(羽田)の利用
 混雑時もスピーディーな検査が受けられます
□空港ラウンジの利用
 本人以外1名の利用が可能
□ANA旅行券(10万円分)プレゼント
 国際航空券や機内販売などでも利用可能
   ・
   ・
   ・

  
もちろんマイルも100パーセント加わりますし、とにかく乗り放題ですから将来「プラチナサービス」「ダイヤモンドサービス」を狙っている方は1年間、プレミアム三昧ってのも良いかもしれませんね。
ただし、お金と時間が不可欠ですが・・・


プレミアムパスの詳細サイト
プレミアムクラスの詳細サイト


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[無許可離陸]アシアナ航空機福岡で

2008-02-22 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
先日、交信内容の解釈トラブルで無許可離陸があった新千歳空港。今度は福岡空港で無許可離陸が発生しました。

韓国行きのアシアナ航空機で、管制官は安全を考え、そのまま離陸させたもの。
どのような会話がなされたか定かではないですが、まさかとは思いますが『Expect Immediately take off.』と話したのではないでしょうね?

※写真は福岡空港(Google Earth)


管制官の許可なく離陸=福岡空港でアシアナ航空 2月22日18時1分配信 時事通信

 22日午後零時12分ごろ、福岡空港で、韓国・仁川空港行きのアシアナ航空131便エアバス330型機(乗客乗員153人)が、管制官の指示がないまま離陸滑走を開始した。付近には、管制官が同機よりも先に離陸させようとしていたヘリコプターがあったが、ほかに航空機がなかったため、管制官はアシアナ航空機を先に離陸させた方が安全と判断。同機をそのまま離陸させた。けが人はいなかった。

[新千歳空港]ギャラクシー貨物機、自衛隊千歳基地にあわや着陸

2008-02-22 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
北海道千歳で今度は羽田発のギャラクシーエアラインズ貨物機が、航空自衛隊千歳基地にあわや着陸するトラブルがありました。

本日の千歳は視界も良く、ギャラクシーエアラインズ機は、計器着陸(ILS)ではなく、有視界での着陸をリクエスト。管制もそれを許可した。
千歳には、新千歳空港と航空自衛隊千歳基地の滑走路が平行してありますが、視界も良く、なぜ向かって左側の千歳基地に降りようとしたのか原因は現在不明。

※写真:向かって左側が今回の千歳基地(Google Earth)


新千歳空港で貨物機、隣の空自基地にあわや誤着陸 2月22日12時34分配信 読売新聞

 22日午前7時30分ごろ、北海道・新千歳空港に向けて着陸降下中だった羽田発のギャラクシーエアラインズ902便(エアバスA300-600F型機)の貨物機が、着陸許可を受けていない2キロ西側の航空自衛隊千歳基地の滑走路に着陸しようとしているのを、同空港の管制官が気付き、急きょ着陸許可を取り消し、再上昇を命じた。
 同基地の滑走路上には当時、航空機などはなかった。同便は約10分後、本来の同空港A滑走路に着陸した。
 国土交通省などでは、同便の乗員が着陸許可を受けた滑走路を誤認したとみて同社側から事情を聞いている。
 着陸の際は通常、電波で航空機を滑走路端まで誘導する計器着陸装置(ILS)を使用する。しかし、同空港上空は当時、視界が良かったため、同便はILSを使用せず目視での着陸を申請し、管制官から着陸許可を受けたという。

[ひといき]ハートの曲芸飛行(シンガポール)

2008-02-21 | 業界ニュース
<コメント>
相手への思いやりや愛情が感じられないような事件事故が続いていますが、今日は少しだけホッする情報を・・・!

写真はシンガポールで開催された航空ショーのワンシーン。相手を鎮圧したり攻撃を行ったりするF16戦闘機による『ハート』の飛行機雲です。
何とも皮肉なものでハートが描かれていますが、武力だけに頼らず、相手を思いやった言動で平和が保てないものかと思ってしまいます。



シンガポールでF16戦闘機による「ハート」の曲芸飛行 2月20日14時3分配信 ロイター

 [シンガポール 19日 ロイター] 「シンガポール航空ショーが」19日、当地で開幕した。この日は、同国空軍のF16戦闘機6機から成る曲芸飛行チーム「ブラック・ナイツ」が青空に飛行機雲でハートの形を描くなどのパフォーマンスが披露された。
 同ショーは、今月24日まで開催。




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[自衛隊がらみ]重大事故事件に思う

2008-02-20 | 事故・事件・トラブル
ここ数日の間に、自衛隊がからんだ重大事故事件が2件発生している。

一つは新千歳空港管制トラブル、もう一つはイージス艦漁船衝突事件。

原因が自衛隊にあった無かったに言及しないが、言える事は2つの重大トラブルに自衛隊が関わっていたこと。この二つの事故事件に共通点はないのだろうか?

(1)新千歳空港管制事件
滑走路に別の航空機がいるにも関わらず、離陸を開始した事件。航空機の通信業務をしていた副操縦士研修中者が管制からの指示をリードバック(復唱)せず、了解とだけ答え離陸動作に移ったもの。
もちろんリードバックしなかった事がポイントですが、他2名のパイロットも離陸に疑問を持たなかった。なぜか?
管制からの指示が、適正でなかったのではないだろうか? 気象環境や通信相手の事を考えるとこんな解りづらい指示はなかったのではと思う。
[新千歳トラブル]問題は、Expect Immediately take off.

(2)イージス艦漁船衝突事件
イージス艦の右側から来た漁船に衝突し、2名が行方不明になっている事件。漁船には進行方向右側に青のライト、左に赤のライトを点灯するよう義務づけられている。これは航空機も同じ。漁船出港時は正常にライトが点灯していた事が確認されているが、イージス艦乗組員が確認したライトの色は『青』。本当に青だったなら漁船がバックして来たのか、それともイージス艦右前方にいたのではなく、左から接近して来たのだろうか?
赤ライトがすべて切れていたとは考えにくく、何やらどこかで情報が曲げられている感がある。
右前方に舟を発見したなら、法の通りすみやかに回避措置をとるべきだった。ではなぜとらなかったのか?
大きさは、ゾウと蟻。あたっても痛くも痒くもないイージス艦。「そのうち相手がよけるだろう」なんて事はなかったのだろうか?
長い訓練を終え、もう少しで到着するイージス艦。気の緩みは無かったのか?
下船した時の事を思いながら、あと少しだけの航海をしていなかったのか?


2つの重大事故事件の共通点・・・
それは『相手の気持ちになって行動する』事が欠如していたのではないだろうか。自分さえよければ良い。我が道を行く!

この根本を変えなければ、今後も同様トラブルが絶える事などない。と思うのは私だけだろうか。

[新千歳トラブル]問題は、Expect Immediately take off.

2008-02-19 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
2008年2月16日午前、新千歳空港で管制官とパイロットとの交信トラブルで、ボイスレコーダーにより新たな事実が公表されました。キーワードは『Expect』と『Immediately』。

辞書で調べると・・・
『Expect』・・・起こることを十分に計算に入れて予測する(離陸の事)
『Immediately』・・・すぐ(に), さっそく, ただちに

すなわち、この全文を聞いて理解すると『離陸に備えてただちに準備しなさい』の様な訳になる。しかし、万一何らかの事情で『Expect』がパイロットの耳に入っていなかったらどうだろう。

『ただちに離陸しなさい』となってしまう。

ボイスレコーダーには確かに『Expect』が残っていたようだが、コクピットの3人すべてが聞き逃すとは・・・何があったのだろうか?
それと、前ブログにも記しましたが、こんな悪天候で視界が悪い中、わざわざ間違えやすいような『Expect Immediately take off.』を使用したのだろうか?
『hold』『stop』『stand by』など、停止の意味をなぜ強調しなかったのだろうか?
管制官は、もし『Expect』をコクピットが聞き取れなかったらどうなるだろう?など一切考えていないのだろうか?

管制官の適性について前年ブログで取り上げ、ご意見頂きましたが、これこそ管制官としての機転、適性ではないだろうか。場面ばめんで使う言葉を選んでぜひ使用して頂きたい。マニュアル通り指示している!と答えが返ってきそうだがあえて言わせて頂きたい。

話は飛行機と離れますが・・・
店員「いらっしゃいませ、ご注文は?」
お客「ハンバーガーを200個ほどお願いします。」
店員「ここでお召し上がりですか?」

マニュアルは基本、あとは人間の感性ではないだろうか。


<関連ブログ>
航空管制官トラブルについて考える2006-01-27



<新千歳トラブル>機長「Expect」聞き逃す? 2月19日0時59分配信 毎日新聞

 新千歳空港で日本航空(JAL)502便(乗員乗客446人)が管制の許可なく離陸滑走を開始したトラブルで、国土交通省の航空・鉄道事故調査委員会が回収した同機のボイスレコーダーに、管制からの「Expect Immediately Take Off(間もなく離陸できる見込み)」との指示が記録されていたことが分かった。機長が指示のうち「Expect(~の見込み)」の部分を聞き落とした上、副操縦士が指示内容の復唱を怠ったことがトラブルにつながったとみられる。
 ボイスレコーダーには、冒頭の「Expect」がはっきりと残っており、502便の機長はその部分を聞き逃し、「Immediately Take Off(すぐに離陸せよ)」だけを聞き取り、「Roger(了解)」と返答して離陸滑走を始めたらしい。
 JALは05年1月に新千歳空港で起きた同様のトラブルを受け、着陸と離陸の際の滑走路進入時は、管制からの指示を副操縦士が復唱し、それを聞いた機長が指示に疑問を感じた場合、副操縦士が管制に指示内容を確認する内容のマニュアルの見直しを行っている。
 JAL広報室は、「機長らのやりとりなど当時のコックピット内の状況は、今後詳しく事故調が調べると思うので協力していきたい」と話している。【久野華代】

[自衛隊ヘリ]民間グランドへ緊急着陸(福岡)

2008-02-19 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
2008年2月19日午前10時前、福岡空港内航空自衛隊春日基地から訓練のため飛び立った大型ヘリコプター『CHー47J』輸送機が、エンジンのミッション部分異常により、志摩町の芥屋(けや)公民館のグラウンドに緊急着陸した。なぜ異常な警報音が鳴ったか原因は現在発表されていない(13:00現在)。

昨年3月には、陸自101飛行隊(那覇市)所属の同型機が鹿児島県・徳之島の山中に墜落し、乗員4人が死亡する事故が起きているだけに、原因究明と安全対策を徹底していただきたい。



<航空自衛隊>輸送用ヘリが公民館グラウンドに着陸 福岡 2月19日12時43分配信 毎日新聞

 19日午前9時53分ごろ、福岡県志摩町の芥屋(けや)公民館のグラウンドに、航空自衛隊春日基地(同県春日市)の「春日ヘリコプター空輸隊」に所属する輸送用ヘリコプターCHー47J(乗組員4人)が着陸した。訓練飛行中に計器の警報が鳴ったため、点検のため降りたという。乗組員や周辺住民にけが人はなかった。
 同基地によると、ヘリは午前9時に福岡市の福岡空港内にある春日基地飛行場地区を離陸し、佐賀県唐津市や福岡県宗像市の大島、同県芦屋町などの上空を訓練飛行し、午前11時ごろに帰隊する予定だった。離陸後、数十キロ飛んだところでエンジンのミッションと呼ばれる機器の警報が鳴り、着陸した。飛行前の点検では異常はなかったという。
 基地から向かった整備員らが点検し、問題がなければ飛び立つが、必要なら現地で修理する。乗員はパイロット2人、整備員1人、ロードマスターと呼ばれる隊員1人。
 CHー47Jは輸送用のヘリで、物資のほか最大約50人を運べる大型双発機。86年から配備が始まり、全国に16機ある。春日基地では西日本地区のレーダー基地との間で物資や人員を輸送する任務に就いている。
 現場のグラウンドは志摩町の中心部から西に約5キロ離れた田園地帯にあり、以前は小学校(廃校)のグラウンドとして使われていた。公民館の上野功主幹(52)は「バリバリという大きな音と地響きがして砂が舞った。外に出るとヘリが降りていた。日の丸を付けた人が出てきたので自衛隊機と分かった。機長と名乗る人が『迷惑を掛けます』と言ってきた」と驚いた様子で話した。
【川上敏文、竹田定倫】