flight2005

航空機関連の情報をアップしています。今日もナイスなフライトをお願いします。

査察機長(フライトお薦めの本)

2005-09-17 | おすすめ本
査察機長

新潮社

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<私的おすすめ度>★★★★☆
[著者]内田幹樹
元ANAラインパイロット。著書にベストセラーとなった「機長からアナウンス」など航空マニアにとって嬉しい本を出版している。

<コメント>
成田発ニューヨークJFK行き、010便を舞台として書かれており、査察役の氏原機長、往路で査察を受ける村井機長、復路で査察を受ける大隅機長がそれぞれの立場からの思いが会話調で作られている。また内田作品ではおなじみの砧機長も登場している。
査察役の氏原機長は、なんとなく以前テレビドラマで放映された「Good lack」の香田キャプテンに似ている。
査察前日から始まり、当日のディスパッチャーからブリーフィング、そして離陸、巡航と進む。また着陸予定のJFKは豪雪のため視界が悪いようだ。はたして村井機長は無事合格となるのか、また無事着陸できるのか・・・

<ブランチタイトル>
・前日
・その朝
・フライトプラン
・クリアランス
・離陸
・振動
・カップ麺
・眼下
・査察機長
・イエローナイフ
・代替空港
・雪雲
・ファイナルアプローチ
・機長の誇り

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飛行機はなぜ飛ぶのか?

2005-09-01 | おすすめ本
飛行機はなぜ飛ぶのか?―知ってるようで知らない空の話

ベストセラーズ

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<私的おすすめ度>★★★☆☆
[著者]:飛岡健
<コメント>
「あんなに重たい飛行機が飛ぶなんておかしいよ!」とか「いつ落ちるかわからないので怖い!」なんて思っていらっしゃるあなた。いちどこの本を読んでみてください。非常に解りやすく解説されており、専門知識がなくても楽しく読む事ができますよ。
・素朴な疑問から「どうして左側から搭乗するの?」・・・それはね、古代の帆船の舵が右側にあったため、左を接岸しなくてはならなかった、その名残ですよ。
その他疑問には、飛行機のトイレについて、旅客機のドアにカギがついていない理由などなど・・・
これを知っていれば、もう飛行機なんか怖くない~・・・かも

<ブランチタイトル>
・聞きたかった!飛行機の素朴な疑問
・大変だった!空を飛ぶまでの試行錯誤
・納得した!安全はこうして守られている
・驚いた!不思議な飛行機がいっぱい
・知らなかった!航空業界の意外なルール
・見たかった!機長とスチュワーデスの素顔

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機長からアナウンス2 お薦めの本!

2005-09-01 | おすすめ本
機長からアナウンス (第2便)

新潮社

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<私的おすすめ度> ★★★★☆

<コメント>
[機長からアナウンス第2便]は、好評だった全作に続き新潮社から文庫版として刊行されました。著者は元ANAパイロットの内田幹樹さん。私も読みました~
一言で「とにかく読みやすい!」航空マニアでなくとも、何となく書いている内容が解り、想像がつく。飛行機大好き人間も、そうでない人もお進めの一品です。

<ブランチタイトル>
・キャプテン、この便はどこ行きでしたっけ
・とにかく無事に着陸させる
・空の世界のグレーゾーン
・万全のセキュリティのために
・ハイジャックは絶対に防げないのか
・こんなサービスもございます
・グレートキャプテンたち
・ひやりとしたことありますか?
・滑走路にはじまり滑走路に終わる
・メンテナンスは苦労が絶えない
・節約にもコツがある
・空港はこれからどう変わるべきか
・JAL、JAS合併、業界再編、業界タイヘン
・文庫版書き下ろし ミスはどうして起きるのか

今日のお薦め本「壊れた尾翼」

2005-09-01 | おすすめ本
壊れた尾翼―日航ジャンボ機墜落の真実

講談社

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<私的おすすめ度>★★★☆☆

<コメント>
タイトルからわかるように、日航123便事故が中心となっていますが、著者の工学博士、加藤寛一郎氏が航空機のメカニズムの観点から客観的に分析している本です。この本を理解するには、少しばかりの飛行に関する知識が必要かもしれません。「もっと飛行機を知りたい」と思う方にお薦めの本です。

<ブランチタイトル>
・日航123便、御巣鷹山に墜落
・尾翼はなぜあるか
・尾翼がとれるとどうなるか
・サンプリングは手抜きか
・急減圧はなかったか
・垂直尾翼はなぜ壊れたか
・飛行機屋はどう思っているか
・雫石でなにが起きたか
・私になにが起きたか

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機長の700万マイル お薦めの本!

2005-09-01 | おすすめ本
機長の700万マイル―翼は語る

講談社

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<私的おすすめ度>★★★★★

[著者]:田口美貴夫
1963年、日本航空に入社し31歳で機長となる。B727、DC8、B747の機長として、欧州線、東南アジア線を中心に飛ぶ。皇室、政治家などのVIPフライトも担当し、グレートキャプテンと評価されている。

<コメント>
本編前のプロローグでいきなり「V1」「Vr」「V2」と進んで行く。うん?何の事・・・?と思わなくても大丈夫、後で詳しく説明されていますから。
田口キャプテンは現役時代、ジャンボ(クラシックタイプ)をよく操縦されていたようで、操縦面ではかなり詳しく解説されています。特に「トリムをとる」は、離陸後オートパイロットに切り替える前の重要さを述べられています。また、ベテランならではの、計器だけに頼るのではなく自分の「目」や「耳」で機体の異常を感じ取る事の大切さも述べられています。
少しだけマニアックな内容かも知れませんが、楽しく読める一冊です。

<ブランチタイトル>
・洋上のハプニング
・出発前の24時間
・飛べ、ジャンボ
・コックピットの窓から
・なつかしのモスクワ線
・着陸復行(go around)
・車輪の下のドラマ

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機長のかばん お薦めの本!

2005-09-01 | おすすめ本
機長のかばん―離陸から着陸までのチェックリスト

講談社

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<私的おすすめ度>★★★★★

[著者]:石崎秀夫
機長のかばんを忘れることは、航空法違反になる。かばんの中には、安全に空を飛ぶためのチェックリストやマニュアルが詰め込まれているからだ。そしてパイロットたちは注意深く手順と規則をよく守り、空の安全と秩序を保っている。25000回余という飛行回数を誇った全日空の名物機長が、自らの経験をもとに空の魅力と安全な飛行のメカニズムを語る。東京国際空港を離陸して福岡空港に着陸するまでのフライトを例にとりながら、わかりやすく解説。

<コメント>
以下のブランチタイトルをご覧になってお解りのように、飛行機(旅客機)を飛ばすための順に解りやすく解説されています。機長の技量は飛行時間より離着陸回数で決まる!とも言われていますが、何と著者の石崎氏は2万5千回もの離着陸をこなされている、まさにグレートキャプテンなのです。
ご旅行によく飛行機を利用される方は、旅の楽しみが一層増すと思いますし、フライトシミュレーターなどのゲームを楽しまれている方も、ディスパッチャーからブリーフィングなどを取り入れシムされても良いと思います。
この本を読み終わる時には、一つの旅行を体験した感じとなるでしょう。

<ブランチタイトル>
・飛行の準備
・地上走行(タクシー)
・離陸(テイクオフ)
・上昇飛行(クライム)
・巡航飛行(クルージング)
・降下飛行(ディセント)、進入(アプローチ)
・進入中止(ミスト・アプローチ)
・着陸(ランディング)

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ジャンボ旅客機99の謎 お薦め本!

2005-09-01 | おすすめ本
ジャンボ旅客機99の謎―ベテラン整備士が明かす意外な事実

二見書房

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<私的おすすめ度>★★★★☆

[著者]:ウイパー,エラワン
1962年、チュンポーン(タイ南部)出身。1985年、ノンタブリー工業大学卒業。1986年、タイインターナショナルエアライン入社。現在、タイ国際航空リペアマン・スーパーバイザー
[訳者]:ワンナワック,ウイチャイ
1962年、カンチャナブリ(タイ中部)出身。1992年、ラチャマンカラー工業大学卒業。2000年、千葉工業大学大学院経営工学科修士課程修了。現在、翻訳、通訳家として日本で活躍中

<コメント>
旅客機を「旅客機」「操縦」「機体」「機内」「整備」のカテゴリーに分けて詳しくまた解りやすく説明しています。飛行機がなぜ浮き上がる事ができるのか?揚力とは何なのか?など・・・
業界専門用語も一般の方がわかるように解説されていて、飛行機にくわしくない人でも「なるほど~!」と納得して読める本です。

<ブランチタイトル>
・とことん知りたい「旅客機」の謎
・とことん知りたい「操縦」の謎
・とことん知りたい「機体」の謎
・とことん知りたい「機内」の謎
・とことん知りたい「整備」の謎

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