flight2005

航空機関連の情報をアップしています。今日もナイスなフライトをお願いします。

[国交省]客室乗務員の全員委託を認める

2008-01-29 | 業界ニュース
<コメント>
機材の整備、機内食などの外部委託が進む中、客室乗務員(CA)の外部委託が進みそうです。
今までもCAの外部委託で運用されておりますが、それを取り纏めるチーフパーサーまでも認める事となりました。これにより人件費の大幅削減が実現となります。

が反面、『即席CA集団』で本当にイザという時、一糸乱れぬ団体行動が可能なのか・・・?
大きな不安を残すものとなりそうです。
皆さんは経費削減のための今回の施策、賛成でしょうかそれとも反対でしょうか?



<CA養成関連リンク>
インターナショナルエアアカデミー
TOPエアビジネス学院
TOKYOビッグアカデミー
日本外国語専門学校
アイザックエアラインスクール
CA Park
アミエール
エアリッジ


客室乗務員の全員委託認める 国交省が規制緩和へ
 国土交通省は4日、旅客機の一般の客室乗務員に限って認めていた業務委託を見直し、チーフパーサーも含め客室乗務員全員を別会社に業務委託することを認める方針を決めた。利用客の安全確保策を検討し、近く運用指針を改定する。
 燃料費の高騰や競争の激化で航空各社はコスト削減が急務となっており、全面委託が認められれば一層の人件費の圧縮が可能となる。ただ、客室責任者の委託で、社員と同様に利用客の安全を確保できるか不安の声も出そうだ。
 国交省は平成14年6月、客室乗務員の身分について「運航にかかる業務の委託の運用指針」を策定。それまでパイロットら運航乗務員と同じ会社の社員としていた義務付けを変更し、責任者を除いた客室乗務員の業務委託を可能とした。
 しかし、航空会社が一部の委託にメリットを感じず、正社員と同様に教育できる契約社員の採用を進めたため、実際に委託をした航空会社はなかったという。
 客室乗務員の全員委託が可能になれば、航空会社が委託先として新たに設立した別会社で雇用するなど人件費削減を図ることもできる。



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[撃墜検討]洞爺湖サミット関連ハイジャックの場合

2008-01-25 | 業界ニュース
<コメント>
新千歳空港から、洞爺湖サミットが行われる会場まで約70キロメートル。
250ktで新千歳から飛び立ったと仮定すると、会場まで約9分・・・

間に合う間に合わないは別にして、今回の発表で『我々は本気でテロ対策を行っている』というメッセージとしては効果があるかも知れない。


航空テロは撃墜検討、洞爺湖サミットで政府 1月24日3時4分配信 読売新聞

 政府は、7月7~9日に開かれる北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)で、ハイジャックされた航空機がサミット会場を標的にする航空テロを想定、警告に従わない場合には治安出動に基づいて航空機を撃墜することなど、事態対処について検討する方針を固めた。
 防衛省筋が23日、明らかにした。2001年の9・11米同時テロの後、英独などサミット開催国は、会場周辺に空軍機や対空ミサイルを配備するなど最高レベルのテロ対策を講じており、日本も万全を期すことにしたものだ。
 サミットを標的にした航空テロの防止について、国土交通・防衛・警察など関係省庁は、

〈1〉サミット会場周辺に飛行禁止空域を設定
〈2〉警察官を民間航空機に搭乗させるスカイマーシャルの強化
〈3〉空港での手荷物検査の強化

--などの実施を決めている。だが、9・11テロのように民航機がハイジャックされ、重要施設に激突する大規模テロへの対応は、何も決まっていない。
 防衛省・自衛隊では昨秋から、9・11テロで米国防総省に衝突したアメリカン航空77便を事例に研究を重ねてきた。具体的には、ハイジャックが確認された時点で、航空自衛隊のF15戦闘機が千歳基地(北海道)を緊急発進し、ハイジャック機に対し近傍の空港への着陸など警告を繰り返す。それに従わず、ハイジャック機が衝突1分前の地点まで到達した場合には、射撃命令を発して撃墜することが検討されている。
 しかし、国内の空港を離陸した航空機がハイジャックされた場合、衝突するまで長く見積もっても30分しかない。あらかじめ自衛隊が行動するために手続きを決めておかなければ、テロを阻止することは極めて難しいというのが結論だ。
 こうした事態に陥らないためには、ハイジャック機による大規模テロを、政府は、武力攻撃事態対処法の「有事以外の緊急事態」とし、事前に治安出動を前提とした緊急対処方針を作成、閣議決定する必要がある。さらに対処方針は、20日以内に国会の承認も受けなければならない。防衛省幹部は「あくまでも、政府が撃墜もやむを得ないと判断した場合に備え、現行法に基づいて何ができるのか、法的な問題点を中心に検討している」と説明する。

[F2墜落事故]原因は配線ミス

2008-01-24 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
昨年10月、名古屋空港で航空自衛隊のF2支援戦闘機が墜落した原因は、三菱重工業の20代の作業員の配線ミスだった。

この作業員はF2の整備が二度目と経験が浅く、手順通り配線していなかった。配線に使うコネクタと呼ばれる接合部品を手順と違うもので向きを逆にセットしてしまったようだ。
1機120億円とも言われるこのF2。個人判断だけの整備でダブルチェックなどは行われていなかったのだろうか?
もし、行われていなかったのなら、私たちの税金がこのようにいい加減な整備で、どぶに捨てた事になる。原因は20代の整備員のミスだったが、それを管理監督して行く組織自体に責任がある事は明白。「整備ミスにより120億円のF2が落ちました。申し訳ありません。」で済まされる事ではない。


<関連ブログ>
[F2墜落事故]突然落ちたと副操縦士


<F2戦闘機墜落>配線ミスは三菱側に問題 防衛省事故調 1月24日2時24分配信 毎日新聞
 愛知県豊山町の県営名古屋空港で昨年10月、航空自衛隊のF2支援戦闘機が墜落し、乗員2人が重軽傷を負った事故で、防衛省事故調査委員会は23日、事故原因を配線ミスと断定し、機体の点検を行った三菱重工業の20代の作業員の経験が浅く、手順通りに配線していなかったなどとする最終調査結果を発表した。
 事故調は昨年11月、三菱重工が機体の上下方向と左右方向の動きを感知する二つのセンサーを逆に配線したことにより、機体が状態を認識できなくなった疑いがある、との中間報告を公表していた。
 事故調によると、メーンコンピューターと二つのセンサーは、それぞれ3本の配線で接続されている。配線には印があるほか、コネクターがストレート型とL型の2種類に分かれ、それぞれ決まった個所にしか差し込めない設計になっている。しかし、作業員はL型のコネクターを通常とは逆向きにしたため、間違って差し込めたという。
 作業員は、F2機の同様個所を整備するのは2機目で、センサーの重要性を認識しておらず、配線ミスも「覚えていない」と話しているという。また、検査担当者や監督者も配線ミスに気が付かなかった。
 防衛省東海防衛支局は事故調の調査結果をふまえ、▽作業者に対する指導、管理監督が不十分だった▽作業手順書が明確でない▽誤配線防止のための設計上の施策が認識されなかった▽地上での確認試験がなかった--として改善を三菱重工に申し入れた。これらの改善が確認でき次第、F2機の製造・修理を再開させるという。【米川直己、黒尾透】

[ボンバルディア機]エンジントラブルで緊急着陸(仙台)

2008-01-23 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
1月23日、ボンバルディア社製のDHC8-Q400型機が仙台空港に緊急着陸した。この機材についての説明は不用と思いますが、原因を特定出来ないようなトラブルが続いている機材。記憶に新しいところでは、高知龍馬空港に胴体着陸したものと同型機です。

今回はテスト飛行中だったため、乗客は乗っていなかった事が不幸中の幸い。国内のローカル空港では、この機材の変更を強く要請している時だけに、波紋が広がりそう。

国産初のジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の早期完成と国内線導入を強く望みます。


<関連ブログ>
[国産ジェットMRJ]ANA導入予定、JALも検討中!
※ボンバルディアにつきましては、当ブログの検索でご確認ください。



ボンバル機のエンジン故障 仙台空港に緊急着陸 1月23日14時31分配信 河北新報
 23日午前10時25分ごろ、仙台沖上空で耐空検査中のエアーニッポンのボンバルディアDHC8―Q400から「左エンジントラブルで緊急着陸したい」との連絡が、仙台空港管制官に入った。同機は午前10時47分、仙台空港に無事着陸した。乗員4人にけがはなく、ほかの発着便への影響もなかった。
 エアーニッポンによると、同機は左エンジンを停止・再起動させる試験中、正常に作動しなかったため、左エンジンを止めたまま緊急着陸したという。同機は午前9時前に大阪空港を離陸し、上空で試験を繰り返した後、午後2時20分に仙台空港に着陸する計画だった。
 同機は昨年3月、高知空港で胴体着陸した飛行機と同型。昨年8月には松本発福岡行きの日本エアコミューター便が、左エンジントラブルで大阪空港に緊急着陸するトラブルがあった。


[着陸失敗原因]B777型機の不時着原因(ロンドン)

2008-01-23 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
1月17日、イギリスロンドン郊外のヒースロー国際空港で、北京発のブリティッシュ・エアウェイズ(B777型機)が滑走路手前の芝生部分に着陸し、乗員乗客6名が負傷した事故の原因が解明されつつある。

※現在判明している事実は以下の通り
・自動操縦(ILS進入)で、方向・高度・速度をコンピュータが制御飛行中。
・滑走路手前約3.2キロメートル(2マイル)、高度約180メートル(590フィート)でエンジン2基が停止。

※全エンジン停止の原因
・バードストライク(鳥などの吸い込み)か?


目撃者の証言として、最終的には「石のように」落ちたという事から、恐らくフラップは25度、速度も150ktを切っていたと思われます。
ここからは、まったくの想像ですが、操縦を担当していた副操縦士はエンジン停止に気付いたものの、再点火は不可能と判断。失速を避けるため、オートパイロットを解除し、フラップを10度または15度に引き上げる。
ギアは既に出ているのでそのままにして、失速寸前まで機首を引き上げたり、降ろしたりしながら滑空距離を稼ぐ努力をする。
しかし、最終的には失速し、「石のように」落ちたと推察できる。

不幸中の幸いだった事は、着陸約20秒前の事で、これが1分程度前で、低高度での進入の場合、失速墜落は避けようがなかったのではと思う。

年に数回は、日本国内でもバードストライクが報告されていますが、鳥対策は充分ではないと思います。精々離着陸前に、爆音をスピーカで流す程度。海上空港が多い日本、今回の事故を教訓とし万全の対策を行って頂きたい。


<関連リンク>
[着陸失敗]BAの777型機エンジントラブル(ロンドン)



エンジンが鳥の群れ吸引か 英・BA機事故 01/18 11:54更新
 ロンドンのヒースロー空港で17日、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)機が滑走路外に着陸した事故で、18日付の英紙デーリー・テレグラフは専門家の話として、エンジンがガチョウなどの鳥の群れを吸い込んだため出力が失われた可能性があると報じた。
 BBC放送によると、事故による負傷者はさらに増え18人になった。いずれも軽傷。在英日本大使館によると、乗客に日本人はいなかった。
 航空当局はフライトレコーダー(飛行記録装置)の分析に着手、原因調査を本格化した。テレグラフ紙によると、事故機は着陸の約20秒前、約120メートル上空でエンジントラブルが発生。目撃者によると、その後、機首を上下動しながら滑走路に近づき、最終的には「石のように」落ちたという。
 乗客らは英メディアに対し、着陸まで機体異常を知らなかったと証言、BBCは、BA機がエンジンなどの出力を失って滑空しながら着陸したとの情報を伝えた。英各紙はトラブル発生後に操縦士が滑空を維持し、空港周辺の住宅地に墜落する事態を避けたとしている。(共同)


[管制ミス]01年静岡上空ニアミスに画期的結審(東京高裁)

2008-01-23 | 業界ニュース
<コメント>
 このニアミスによる事故は2001年1月、日本航空907便と同958便が静岡県焼津上空で以上接近し、回避行動により乗客100名が重軽傷を負ったもの。以前から管制の人的ミスによる指摘がされていましたが、1審では管制官の無罪となったもの。

 別に行われていた民事では、国の責任を認め賠償金の支払いが確定している。

過去のブログにも、日本国内の管制について記していますが、まさに『質』の問題。適応と責任が最重要となる管制官。あせっていて便名を呼び間違えたのか定かではありませんが、もしあせっていたなら、適応していない事を裏付けるなにものでもない。

 機長は、否が応でも半年に一回試験を受け、心身技術知識すべてにパスしないと操縦桿を握る事はできない。が、管制官はどうでしょう?
内々でのOJTは当然ありますが、一度国家資格を取ってしまうと定年までOK!
はたしてこのままで、今回の管制ミスを防ぐ事が出来るのでしょうか?

 管制官の仕事に敬意を払って書かせて頂いておりますが、「頑張っている」から良いのでなく、「絶対に航空機を近づけない」事が重要だと思います。

 当然国は控訴しますが、客観的に事実を真摯に受けとめ、その上で対処していただきたい。なお、管制官当人の責任は当然ありますが、それ以上に『安全のしくみ』づくりがなされていない国こそが当事者であると私は思います。




<関連ブログ>
<国土交通省>焼津沖JALニアミス事故に和解金8246万円
<管制>誤指示2管制官にやはり無罪判決(日航機)
航空管制官トラブルについて考える



<ニアミス負傷事故>2管制官の控訴審結審 東京高裁 1月22日19時2分配信 毎日新聞
 静岡県上空で01年1月、日航機同士が異常接近(ニアミス)し乗客57人が負傷した事故で、便名を取り違えて指示したとして業務上過失傷害罪に問われ、1審で無罪になった管制官の蜂谷(はちたに)秀樹(33)、籾井(もみい)康子(39)両被告の控訴審が22日、東京高裁(須田賢裁判長)で結審した。判決は4月11日。
 検察側は「衝突を生じさせ得る極めて危険な行為。注意義務違反や事故との因果関係が認められ、罪が成立する」と1審・東京地裁判決(06年3月)の破棄を求めた。これに対し弁護側は改めて無罪を主張した。


[F2戦闘機]飛行中に操縦かんが折れる!

2008-01-22 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
 F2支援戦闘機は、米国のF16を、日本の運用の考え方や地理的な特性に合わせ、日米の優れた技術を結集し日米共同で改造開発した戦闘機ですが、その操縦桿(サイドスティック)が『ポキッ』と折れて外れたため、訓練を中止。緊急事態を宣言して無事帰還しました。

 戦闘機の操縦桿は旅客機などのヨークタイプ(車のハンドルに似ている)と違い、片手で握り操るもの。戦闘機の操縦では、急激に操縦桿を激しく動かす動作もありますが、当然想定して強度を確保しているものです。
では、いったい何が原因で『ポキッ』と行ってしまったのか・・・

 同型機75機は飛行を停止して検査を行っているが、金属疲労なのか整備でのミスなのか、徹底して原因究明し、再発を防止していただきたい。


<関連リンク>
自衛隊オフィシャルサイト(F2)



<F2>青森沖で操縦かん折れる 同型機75機飛行停止に 1月21日19時44分配信 毎日新聞

 21日午前9時20分ごろ、青森県三沢市沖の太平洋上空で、戦闘訓練飛行中の航空自衛隊三沢基地所属のF2支援戦闘機の操縦かんのグリップが根本部分で折れるトラブルが起きた。機能は正常で操作可能だったため、操縦士は折れたグリップを根元部分に押し込んで固定して操縦し、約30分後に三沢基地に着陸した。操縦士にけがはなかった。防衛省航空幕僚監部は、松島、築城など5基地の同型機75機の飛行を停止し、検査をしている。
 同監部によると、破断したのは操縦かんのプラスチックの握り部分を固定させる金属部分。トラブルがあったF2機は01年に空自に納入され、飛行前などの点検・整備で、不具合は見つかっていなかったという。
 F2は日米共同開発された戦闘機。操縦かんはセンサー式で、わずかな操作で操縦が可能だ。昨年、愛知県の名古屋空港で整備中のメーカーによる配線ミスで起きた墜落事故後、17日間、全機が飛行を停止している。【本多健】


雪の新千歳-岡山フライト

2008-01-22 | フライト
 

寒気団が日本列島を覆う1月19日、岡山空港から新千歳空港まで飛行しました。帰りは1月21日。

[行き]
ANA379便
12:10岡山発 13:55新千歳着
飛行高度:39,000フィート

定刻にプッシュバックを開始した機は、フラップ5でローリングテイクオフ。
強い西風が吹いていたためか、高度は39,000フィートと高高度の飛行となりました。定刻よりやや早めの新千歳到着となりました。



 
[帰り]
ANA380便
14:40新千歳発 16:50岡山着
飛行高度:40,000フィート

前日から降った雪の影響で、新千歳到着便が遅れ、約1時間遅れの出発となりました。機材は行きと同じB767-300型機。
新千歳空港の3番ゲートから、離陸滑走路01Lへは何と遠い事。タキシングが10分ほどあったように思います。
フラップは10度。「あれっ、5じゃないんだ。」と思いながら待っておりますと、滑走路へ正対してブレーキを踏み、出力を徐々にアップ。一気にTO/GA N1出力までパワーを上げブレーキをリリースするスタンディングテイクオフ。
新千歳の滑走路約半分しか除雪されていなかったので、この方法をとったのでしょう。この離陸方法は本当に迫力がありますね。
※一部訂正:滑走路半分は完全に除雪、残り半分は雪が残っていた状態です。

01Lを離陸した機は、大きく右に旋回し一気に巡航高度を目指します。何と高度は40,000フィート!「えっ、それじゃ今パイロットは酸素マスクをして飛んでいるのか?」と半信半疑でしたが、きまりに従っていた事でしょう。
超高高度での飛行は、強烈な西風の影響を受ける事なく順調に飛行。眼下は雲だらけでしたが、流れが速いこと・・・

富山上空を過ぎたあたりから30,000フィートまで高度を落とし、その後も順調に落として行きます。10,000フィート手前からエアブレーキを立て減速を試みますがスピードが落ちない。水平飛行を繰り返しフラップダウン。ビジュアルでランウェイ25へ着陸。

岡山空港の滑走路が凍っていたためか、短い逆噴射の後、弱めのブレーキ操作で、滑走路すべてを使い誘導路へ向かい無事到着。


今回の北海道フライトで新たに気付いた事は、雪に弱すぎる新千歳空港。いくら北海道にしては雪が少ないからといって、もうすこし滑走路面のメンテナンス、どうにかならないものですかね・・・?


冬の北海道も良いものですよ! あなただけのフライトプランを。
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[着陸失敗]BAの777型機エンジントラブル(ロンドン)

2008-01-18 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
17日、イギリスロンドン郊外のヒースロー国際空港で、北京発のブリティッシュ・エアウェイズ(B777型機)が滑走路手前の芝生部分に着陸し、乗員乗客6名が負傷した。
また着陸の際の衝撃?で、左主翼根本付近が破損した模様。

これだけなら、事故原因は天候不良や操縦ミスを想像してしまいますが、私が気になった箇所は、『エンジンや機器の出力を失った状態で滑空しながら』と記されたところです。

事故を起こしたB777型機はエンジンを2基搭載していますが、たとえエンジン1基が停止しても安全に飛行し着陸できるだけのパワーを持っています。
現在の航空機ジェットエンジンのトラブルは10万時間に1度程度で、運航信頼性D&C率(Delay & Cancllation)は99.80-99.97。エンジン1基が停止しても航空機が即墜落する事はありませんし、航空機のエンジンは別系統になっていますから、1基異常が出たので、もう一つも起こるものではありません。両方のエンジンが停止する確率は天文学的数字で、計算上はその飛行機が通常運航し償却まで起こりません。確率QA=(1-P)2

常識であれば、どちらかのエンジンが止まっても、そちらに機体が傾かないようにラダーが自動的に調整されるはずです。が、記者は『滑空』という表現を使用しています。

常識的には考えられませんが、本当に『全エンジンが停止』した事が起こってしまったのか?
仮に、滑空状態での進入を想像すると、失速させないためにフラップは浅めにセットし、やや下降率を深めにして高速で進入。そして揚力不足で滑走路手前に着陸してしまったのでしょうか?
あくまで仮説にすぎませんが、徹底的に原因を究明して頂きたい。

※【滑空とは】航空機のエンジン停止状態や遅い回転状態での飛行、また、グライダーによる飛行にみられる、地表に対してある傾斜で降下する飛行状態。


<B777のエンジントラブル>
宮古島上空でエンジン1基停止し緊急着陸
B777がおかしい、またエンジントラブル
B777型機エンジントラブルで緊急着陸(福岡)


<関連リンク>
ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)
ヒースロー空港


<着陸失敗>ヒースロー空港でBA機…全員脱出、6人軽傷 1月18日1時25分配信 毎日新聞

 【欧州総局】ロンドン郊外のヒースロー空港で17日午後0時40分(日本時間同9時40分)ごろ、北京発のブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のボーイング777型機(乗員乗客152人)が滑走路手前の芝生に緊急着陸し、左側の主翼の根元部分を破損した。乗員乗客は全員脱出したが、6人が軽傷を負った。
 BBC放送は、BA機はエンジンや機器の出力を失った状態で滑空しながら着陸し、大事故につながる可能性があったと報じた。

[国際線値上げ]JAL・ANAとも4月から

2008-01-16 | 業界ニュース

<コメント>
航空業界にも原油高の影響が出はじめました。
例えば、成田-サンフランシスコ便で最も安い[エコ割21]を利用した場合、62,000円が→70,000円となります。
今回だけの値上げで済む事を願いますが、今後も原油価格が運賃に大きく影響しそうですね。




<国際線普通運賃>日航と全日空が値上げ方針 4月から 1月15日22時58分配信 毎日新聞

 日本航空(JAL)と全日本空輸(ANA)は15日、4月から国際線普通運賃を値上げする方針を固めた。国際航空運送協会(IATA)が燃料高を理由に、4月からの引き上げを決めたため。国際線普通運賃値上げは2年連続となる。
 日本発の北米行きは13%、中南米とアジア、オセアニア行きは10%、それぞれ値上げする。欧州行きは調整が長引いており、未定。JALとANAは1月中に、IATAの決定を待って、値上げ申請する。【後藤逸郎】


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