繭玉をつくって、吊るしました。
繭玉の由来について、野村区史によりますと‥
1月14日は農家にとっては「作始め」といって、作物の豊作を願う行事を行う忙しい日だったそうです。朝から餅のお供えを作ったり、食べる餅をついたり、あられや氷餅を作った。
そして繭玉作りにとりかかる。取ってきた柳の枝に米の粉で作った繭玉をつける。(今はスーパーで1本150円位で売ってます)
大きな枝は家の中心の部屋に飾り、小枝の繭玉は神棚や仏壇、各部屋、井戸端、川端、土蔵、物置、便所、作業場、家畜小屋などに飾った。(たくさん作ったんですね)
これが終わると、毛筆で「萬物作」「五穀豊穣」「家内安全」と、大きな字で書いて神棚の近くに貼り、豊作と健康と幸せを祈った。
夜には神棚や仏壇に灯明をあげ、ご飯を供え、家族全員で祝膳につく。(作始めと小正月のお年取りの祝い膳)
昨今の繭玉は、成人の日にすっかり定着してしまった三九郎(以前は15日の小正月に行われていた行事。どんどやき)で焼いて食べるものになってしまったようだ。残念ながら。
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