あぜ道日記

田舎暮らしの中で、自然や季節の花々、時々お出かけを、写真で綴ります。

100年以上続く酒造り

2011年11月10日 | 旅行記

佐渡旅行の最後は「尾畑酒造」です。
酒造りに欠かせない「米」「水」「人」に、これらを生む「佐渡の風土」を加え、四つの宝の和をもって醸す
「四宝和醸」(しほうわじょう)という言葉をモットーとしているそうです。
入口には酒蔵の印である大きな杉玉が下がっていました。

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とても古い趣のある建物です。

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手作業をしています。ラベルも手で貼っていました。
一番有名な「真野鶴」を試飲しおみやげにしました。

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1泊2日の佐渡旅行は見学の時は雨に降られず、何とか両津港に戻ってきました。
1便早いジェットフォイルに無事に乗ることができました。

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佐渡旅行記は今日で終わりです。
見ていただいてありがとうございました。

 

 

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佐渡の鳥、トキの話

2011年11月09日 | 旅行記

かつては日本各地で見られたトキは、明治以降その数が激減し、今では佐渡でしか見られなくなりました。
一時は絶滅を危惧されていましたが、平成11年に中国から贈呈されたトキにより、ようやく人工ふ化に成功したそうです。
その後数が増え今では約1000羽いるそうです。
トキを自然の中へ放鳥する様子は、時々ニュースで伝えられていますね。

私が旅行した時は残念ですが、自然のトキを見つけることはできませんでした。
こんな姿を見たかったです。

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トキの森公園では保護されているトキの姿を見ることができます。
ただし20m離れてた窓越しですが、本当にトキがいました。

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あまりに小さくしか撮れないので、トリミングしてみました。

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これは1968年に宇治金太郎氏が発見し「キン」と名付けられたトキのはく製です。
1981年に佐渡に生息していたすべてのトキが捕獲され、キンとのペアリングを試みましたが、老齢のキンは卵を産むことはありませんでした。
そして2003年に推定36歳でキンが死に、日本のトキは途絶えてしまいました。

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トキの森公園にはキンの石碑が建てられていました。

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佐渡は今年6月に「トキと共存する佐渡の里山」として、日本初の世界農業遺産に登録されました。
世界農業遺産とは後世に残すべき重要な農法や生物多様性などを持つ地域をFAO(国際連合食糧農業機関)が認定・登録します。
佐渡でトキと人との共生を目指した、「生き物を育む農法」が評価されました。
生き物が田んぼで安全に生活できるような取り組みが行われているようです。
いつか当たり前のようにトキが羽ばたく光景が見られるようになることを願っています。

 

 

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船大工によって造られた佐渡の宿根木集落

2011年11月08日 | 旅行記

佐渡旅行記が続きます。

佐渡の南端の入り江の奥に宿根木(しゅくねぎ)という小さな集落があります。
佐渡金山繁栄期の江戸時代に回船業の集落として発展しました。
せまい路地に板壁の家が密集し、石畳の路地も当時のままです。
建物は106棟もあり、重要伝統的建造物群保存地区として選定されています。
路地を歩きながら、趣ある建物を見学しました。

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三角形の土地の形に合わせて造られた三角家です。

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軒下飾りは上の部分を支える役割がありますが、「石塚」さんの姓から「石」の透かし彫りが施されています。

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これは石置木羽葺屋根です。
薄く割った板を何枚も重ねた上に、海岸から拾ってきた石を置いた特徴ある屋根です。

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船大工が船の廃材を使って造った板壁の連続です。
板の厚さは3.6cmもあるそうです。

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入口には風よけのためか、竹で作った門がありました。

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質素な外観に比べ、民家の中は当時の繁栄を物語る造りや、立派な家具が置かれているそうです。
中を見学することができますが、時間がなくて断念し、とても残念な思いをしています。

 

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明治以降の佐渡金山

2011年11月07日 | 旅行記

明治時代になって、金山は官営化された後、三菱に払い下げられました。
欧米からもたらされた技術によって生産量は大幅に増加し、日本を代表する近代的な鉱山に生まれ変わりました。
その産業遺産の一部を見ることができました。

これは日本初の西洋式垂直坑道の大立堅坑(おおだてたてこう)です。
三菱のマークが掲げられています。
標高179mに位置し、深さは300m以上もあるそうです。
平成元年の閉山まで112年間使用されたそうですからすごいですね。

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明治時代第二次近代化の主要工事で選鉱・製錬施設が建設されました。
当時最先端の西洋技術が導入され、昭和13年から国を挙げての金の大増産が始まると、北沢地区には
月間7万トンの鉱石処理が可能な「東洋一の浮遊選鉱場」が建設されました。
この全景を目にしたとき、去年見た軍艦島を思い出しました。
今の日本の繁栄の基礎となった明治から昭和の産業遺産は、なぜか心を打たれるものがあります。
今回の佐渡旅行はこれを見ることができて、来てよかった~と思える旅になりました。

 

 

北沢浮遊選鉱場をパノラマで撮影。

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50mシックナーです。
シックナーって泥鉱濃縮装置で、泥状の金銀を含んだ鉱石を、この装置で水分を分離していたそうです。

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シックナーで分離した鉱石がこちら側へ送られてきて選鉱されていました。

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その横には火力発電所があります。
今は何かの事務所として現役で使用されています。

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まだ他にも施設はいろいろあるようですが、全部見られなかったのが残念でした。
佐渡の金銀山は2010年11月に「金を中心とする佐渡鉱山の遺産群」として、世界遺産暫定一覧表に登録されました。
世界遺産に登録されるにはこれから手続きや調査があるようですが、ぜひ登録されてほしいです。

 

 

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江戸時代の佐渡金山

2011年11月06日 | 旅行記

2週間ほど前に1泊2日で佐渡を旅行してきました。
今回の旅は2日目がお天気に恵まれず、帰りの新潟までのジェットフォイルを予定より早い便に変更したため、
予定の見学場所を全部回ることができず、ちょっと残念な旅でした。
しかしながら初めての佐渡は、島独特の風土や文化があり、印象深かったことを綴って行きたいと思います。

今日は江戸時代の佐渡金山についてです。
1601年に3人の山師によって発見された佐渡金山は、平成元年に操業停止するまで400年近く
金銀を産出していたということです。

 

 

これは採掘した後の山です。

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見学したのは宗太夫坑という坑道で、江戸時代の手作業での採掘などの坑内労働を再現しています。

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坑道はこんな風になっていますが、見学しやすいように階段と手すりがつけられています。

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坑内での労働は、鉱石を掘るだけでなく、足場を組んだり、湧き出る地下水をくみ上げたりと、さまざまな作業があり、
その様子が再現されていました。

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山の周りにはこんな風にして坑道の入り口が残っています。

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この一連の作業は幕府の管理のもとで行われ、徳川幕府の財政を支えてきました。
幕府の方針で最先端の採掘技術が開発されて、世界的にも有数の産出量を誇ったそうです。
幕府が佐渡金銀山を管理する奉行所が復元されていました。

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奉行所の横には勝場(せりば)という金や銀を精製する施設がありました。
精製方法の説明を聞きましたが、それはそれはち密で長い工程を経て純度の高い金銀が作られていたそうです。

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