佐渡旅行記が続きます。
佐渡の南端の入り江の奥に宿根木(しゅくねぎ)という小さな集落があります。
佐渡金山繁栄期の江戸時代に回船業の集落として発展しました。
せまい路地に板壁の家が密集し、石畳の路地も当時のままです。
建物は106棟もあり、重要伝統的建造物群保存地区として選定されています。
路地を歩きながら、趣ある建物を見学しました。
三角形の土地の形に合わせて造られた三角家です。
軒下飾りは上の部分を支える役割がありますが、「石塚」さんの姓から「石」の透かし彫りが施されています。
これは石置木羽葺屋根です。
薄く割った板を何枚も重ねた上に、海岸から拾ってきた石を置いた特徴ある屋根です。
船大工が船の廃材を使って造った板壁の連続です。
板の厚さは3.6cmもあるそうです。
入口には風よけのためか、竹で作った門がありました。
質素な外観に比べ、民家の中は当時の繁栄を物語る造りや、立派な家具が置かれているそうです。
中を見学することができますが、時間がなくて断念し、とても残念な思いをしています。
訪問ありがとうございます。
ブログ村ランキングに参加しています。
↓下のバナーをポチッとお願いします。