かつては日本各地で見られたトキは、明治以降その数が激減し、今では佐渡でしか見られなくなりました。
一時は絶滅を危惧されていましたが、平成11年に中国から贈呈されたトキにより、ようやく人工ふ化に成功したそうです。
その後数が増え今では約1000羽いるそうです。
トキを自然の中へ放鳥する様子は、時々ニュースで伝えられていますね。
私が旅行した時は残念ですが、自然のトキを見つけることはできませんでした。
こんな姿を見たかったです。
トキの森公園では保護されているトキの姿を見ることができます。
ただし20m離れてた窓越しですが、本当にトキがいました。
あまりに小さくしか撮れないので、トリミングしてみました。
これは1968年に宇治金太郎氏が発見し「キン」と名付けられたトキのはく製です。
1981年に佐渡に生息していたすべてのトキが捕獲され、キンとのペアリングを試みましたが、老齢のキンは卵を産むことはありませんでした。
そして2003年に推定36歳でキンが死に、日本のトキは途絶えてしまいました。
トキの森公園にはキンの石碑が建てられていました。
佐渡は今年6月に「トキと共存する佐渡の里山」として、日本初の世界農業遺産に登録されました。
世界農業遺産とは後世に残すべき重要な農法や生物多様性などを持つ地域をFAO(国際連合食糧農業機関)が認定・登録します。
佐渡でトキと人との共生を目指した、「生き物を育む農法」が評価されました。
生き物が田んぼで安全に生活できるような取り組みが行われているようです。
いつか当たり前のようにトキが羽ばたく光景が見られるようになることを願っています。
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