たーさんの裏街道を行く!!

世界中の街角から数々の失敗談,ちょっとエッチな話,面白情報をお届けします。(ノンフィクション)

たーさんの裏街道を行く アジア編 (タイ Vol. 12)

2009-01-09 | アジア編




マレーシアの電器屋さん。

かの国では、一といって二とはくだらない有名な電器メーカーなのだが、ここの創業者一族とは家族同然のお付き合いをさせてもらっている。
三兄弟の長男が会社を継いで頑張っていて、タイにも結構進出しているのであります。
仲間内には「輸出じゃあなくて、おねーちゃんの輸入なんじゃないの?」とからかわれているけれど、本人はいたって真面目な性格で、政府の高官などとも、よく会食をしている様子。

例によって、日本に市場視察に来たときには、一緒に飲み食いしていたのだが・・・。

「たーさん、LOTUSグループに知り合いいませんか?」
LOTUSグループというのは、タイでも有名な流通チェーンだ。
「LOTUSかあ・・・、直接は知らないなあ。うちの客が確か納入してたと思うけど・・・。」
「タイに行くことありませんかねえ?」
「タイは、香港のお嬢さんに任せきりだから、直接行くことはあまりないね。」
「紹介してもらえませんかねえ・・・?」
「もちろん、いいさ。 でもあなたの会社なら直接行ったほうがいいんじゃない?担当責任者を聞いておくよ。」
「そうしてもらえれば。安売りだけど、やっぱりあのグループは凄いんですよ。」
「お父さんにはいつもおいしい料理を食べさせてもらってるから、断れないさ。連絡するよ。」

てなことで、紹介の労をとることに。

普段は事務機器などを販売しているタイ華僑なのだが、タイ華僑の例に漏れず、相当な不動産を保有していて、アメリカにもショッピングモールのコンプレックスを持っている若旦那に連絡を入れる。(若旦那といっても年齢的には上なのだが・・・)
インドネシアと同じく、タイでも全員がタイの名前をもっているけれど、勿論あっしがもらっているのは中国名の名刺だ。 タイの華僑には田さんとか、雷さんという名前が多い。
早速、この若旦那に電話を入れて、紹介をお願いしてみることに。

「もしもし?たーさんですが。」
「おー、たーさん!久しぶり!」
「ご無沙汰してます。お元気?」
「昨日アメリカから帰ってきたところさ。」
「相変わらず博打?」
「まあねえ。やめられないねえ・・・。」
「実は、この間マレーシアの彼に会って、かくかくしかじか・・・」
「ああ、かまわないよ。紹介しましょう。どうする?」
「どうするって?」
「紹介者が一緒でないとまずいだろう?」
「個人的なことだから、タイまではプライベートで行けないさ。」
「じゃ、どこかで落ち合えないかい?」
「んー、まあ、香港か、近い時期ならシンガポールか、ペナンかな?ロスか上海でもいいけど、彼が遠いだろう。」
「よし、じゃ香港にしようか。来週以降なら用事が作れる。」
「じゃあ、彼にも連絡しておくよ。ありがとう。また、連絡します。」

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