たーさんの裏街道を行く!!

世界中の街角から数々の失敗談,ちょっとエッチな話,面白情報をお届けします。(ノンフィクション)

たーさんの裏街道を行く 中国編 Vol. 42

2006-01-25 | 中国編
青島版フィッシャーマンズビレッジへ。

到着しました。青島版フィッシャーマンズビレッジ。
うーん、確かにそんな様子だけれど、到底外国人向けには通用しないよねえ、ここは。
レストランといっても、木の丸椅子だし、テーブルは油でぎとぎと、おまけに生魚のにおいがぷんぷんしてとても食事ができる雰囲気じゃあない。
土産物といって、これも夏虫冬草だの、ふかひれだの、するめもあることはあるけれど・・・・いつ作ったやつかわからないのがざるに並んでいる。
いやあ、困った。買うものもないし、食うものもない。

しかたがないので、一番大丈夫そうな青島麺を食べることにしたのが、これが大失敗。
日本でいうと、釜揚げうどんのようなものだけれど、ちいともおしくない。日本はやっぱり粉もいいんだなあ。
中国では青島麺というと、ちょっとは有名なのだれど、おいしい饂飩を食べなれている日本人には残念ながら、太刀打ちできません。

Sは雑貨や見たいな所に入って、何事か話をしていたが、そのうち大きな袋をかかえて戻ってきた。
「たーさん、これじゃあつまらないから、海岸に出て爆竹でもならそうじゃない。」
「爆竹だあ?何発の買ってきたのよ?」
「景気よくやりたいから、千発のを買ってきた。」
「大丈夫か?街中で鳴らすと警察が飛んでくるんじゃないのか?」
「大丈夫!ここはレストランが多いから開店祝いといえば言い。」
「じゃあ、さっそくやろう。なにもかもはずれでくさくさするからね。」
「やりましょう!」
かくして、海岸の入り口に行き、千発版の爆竹を鳴らすことに。
50や、100では全く迫力ないけれども、千発となると、それなりにお祭り気分が楽しめる。
うーん。やっぱり1000発は品がないくらい、立派だし、期待感があるねえ~~
よーし、それでは、点火!

少し離れていないと、耳がやられるほどの大きな音。パパパパパパパン!パパパン!パンパン!!

前は海なので、音の反響は少ないけれど、いやあ、すーっとするなあ。
青島に観光しにきて爆竹鳴らして帰るの、俺達くらいかね。


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たーさんの裏街道を行く 中国編 Vol. 41

2006-01-25 | 中国編

済南から青島経由で日本に帰る。

済南からのフライトはセスナに毛の生えたような飛行機だったので、トイレもすっちいもなし!
飛行機があまりにも小さすぎて、タラップなんてのは使えないので、内蔵のはしごで降りるのだが、フライトを待っているときから、トイレを済南から我慢していた上海出身のSは、もうぎりぎりの顔をしている。
スポットに到着し、ドアが開くなり、「先に行ってます!」と言い残して、走る走る。相当我慢してたんだなあ。

今回、わざわざ青島にしたのは理由があって、海岸線でも見ながらうまい料理でも食ってから帰ろうじゃないかと、話がまとまったからで、青島での持ち時間は4時間。
食って、観光するには十分の時間だ。
早速、海岸線を見るためにタクシーに乗り込み、市内へと向かう。
まずは、軽く朝食を食べてから、回ろうという魂胆だ。

しかし・・・・・
どこへ行っても、レストランなんて開いてないし、しかもホテルに行っても、丁度朝食が終わった時間のこととて、コックは休憩中なので、料理が作れないというのが何件が続いた。
いい加減、頭に来ていたのだが、海を見渡せる素晴らしいホテルのダイニングで、チャーハンと焼きそばなら作れます。というので、選択の余地なく食事をすることにした。
味はまあまあだが、味付けがまるで塩だけといったつくりでちっとも食べた気がしない。
「たーさん、こりゃあちょっと厳しい味だねえ。」
「腹にはいりゃ、この際なんでもいいさ。珈琲に期待しようじゃないの。」
しかーし、
サーブされたのは、ネスカフェ。ダブルで期待を裏切られ、すっかり市内観光をする気も失せてしまった。
おまけに、あんなに晴れていたのに、曇ってきて、風もでてきたようだ。寒くて、とても外を歩く気がしない。
「青島って、結構期待してたんだけどなあ・・・・。これなら済南のほうがましなくらいだ。」
「まだまだ、観光シーズンじゃないので、手を抜いてんでしょう。」
「シャリコマに走ると、すたれるのになあ。もっと、観光の勉強したほうがいいねえ。」
「どうします?これから?」
「空港に行く途中に漁村みたいなのがあったけど、あそこは何なんだろう?」
「あそこは漁師の村で、魚の干したのやら、塩漬けの魚やらを売っていて、確か海鮮も食べれたはずですよ。」
「じゃあ、市内は車で一回りして、そこで昼飯にしよう。」
「いいですね。」
衆議一致で、車で主要なところは回ってしまい、青島版フィッシャーマンズビレッジへ行くことに。

つづく。


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