たーさんの裏街道を行く!!

世界中の街角から数々の失敗談,ちょっとエッチな話,面白情報をお届けします。(ノンフィクション)

たーさんの裏街道を行く 中国編 Vol. 41

2006-01-25 | 中国編

済南から青島経由で日本に帰る。

済南からのフライトはセスナに毛の生えたような飛行機だったので、トイレもすっちいもなし!
飛行機があまりにも小さすぎて、タラップなんてのは使えないので、内蔵のはしごで降りるのだが、フライトを待っているときから、トイレを済南から我慢していた上海出身のSは、もうぎりぎりの顔をしている。
スポットに到着し、ドアが開くなり、「先に行ってます!」と言い残して、走る走る。相当我慢してたんだなあ。

今回、わざわざ青島にしたのは理由があって、海岸線でも見ながらうまい料理でも食ってから帰ろうじゃないかと、話がまとまったからで、青島での持ち時間は4時間。
食って、観光するには十分の時間だ。
早速、海岸線を見るためにタクシーに乗り込み、市内へと向かう。
まずは、軽く朝食を食べてから、回ろうという魂胆だ。

しかし・・・・・
どこへ行っても、レストランなんて開いてないし、しかもホテルに行っても、丁度朝食が終わった時間のこととて、コックは休憩中なので、料理が作れないというのが何件が続いた。
いい加減、頭に来ていたのだが、海を見渡せる素晴らしいホテルのダイニングで、チャーハンと焼きそばなら作れます。というので、選択の余地なく食事をすることにした。
味はまあまあだが、味付けがまるで塩だけといったつくりでちっとも食べた気がしない。
「たーさん、こりゃあちょっと厳しい味だねえ。」
「腹にはいりゃ、この際なんでもいいさ。珈琲に期待しようじゃないの。」
しかーし、
サーブされたのは、ネスカフェ。ダブルで期待を裏切られ、すっかり市内観光をする気も失せてしまった。
おまけに、あんなに晴れていたのに、曇ってきて、風もでてきたようだ。寒くて、とても外を歩く気がしない。
「青島って、結構期待してたんだけどなあ・・・・。これなら済南のほうがましなくらいだ。」
「まだまだ、観光シーズンじゃないので、手を抜いてんでしょう。」
「シャリコマに走ると、すたれるのになあ。もっと、観光の勉強したほうがいいねえ。」
「どうします?これから?」
「空港に行く途中に漁村みたいなのがあったけど、あそこは何なんだろう?」
「あそこは漁師の村で、魚の干したのやら、塩漬けの魚やらを売っていて、確か海鮮も食べれたはずですよ。」
「じゃあ、市内は車で一回りして、そこで昼飯にしよう。」
「いいですね。」
衆議一致で、車で主要なところは回ってしまい、青島版フィッシャーマンズビレッジへ行くことに。

つづく。


ご評価のワンクリックをお願いします!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿