昨日、道立近代美術館(札幌)で開催中の同展前期を拝見した。
この美術展は、東京富士美術館が所蔵する桃山・江戸時代の様々な名品約180点を展示するもの。
特に浮世絵については、前期には北斎の「冨嶽三十六景」が、後期には、広重の「東海道五拾三次」がそれぞれ全作品展示されるというので話題になっている。
今回、「冨嶽三十六景」を拝見したが、これらを見た西欧の画家たちの驚きがよくわかるような気がした。
つまり、その構図や色使いの大胆さ、構成の確かさなど、それまでの西欧の絵画になかった斬新さに驚愕したに相違ない。
加えて、狩野派や琳派の名品、伊藤若冲、曾我蕭白ら「奇想派」と呼ばれる絵師の逸品に加え、鈴木其一の「風神雷神図襖」なども展示されている。
日時:前期:7月7日(土)~8月5日(日)
後期:8月9日(木)~9月2日(日)
いずれも、AM9:30~PM5:00 月曜休館
場所:北海道立近代美術館(札幌)
料金:一般1,300円 高大生700円 中学生500円
写真は、同展HPから借用しました。