正真正銘の「プロ作家」が実父の老後を詳細に綴った感動の物語です。「オール読物」11年4月~12年6月(11年10月を除く)連載、第47回吉川英治文学賞受賞作。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/db/5463300d67e08ac13f05923ffbd7b184.jpg)
物語~自分と母を放り出して他の女性に走っただけでなく、二人の娘までもうけた父は、リタイヤ後パーキンソン病を発症。言葉も読み書きも失った・・・
こうして、「沈黙のひと」となった父だが、85歳でこの世を去った後、彼の古いワープロに残された文章の数々は、逆境の中にあっても、決して衰えることのなかった短歌創作への意欲と「オス」としての執念を伝えるものであった。
小池氏の実父、小池清泰氏をモデルとした壮絶な「老いとの闘い」は、明日はわが身でもあり、身につまされるものがあった。ご一読をお勧めします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/db/5463300d67e08ac13f05923ffbd7b184.jpg)
物語~自分と母を放り出して他の女性に走っただけでなく、二人の娘までもうけた父は、リタイヤ後パーキンソン病を発症。言葉も読み書きも失った・・・
こうして、「沈黙のひと」となった父だが、85歳でこの世を去った後、彼の古いワープロに残された文章の数々は、逆境の中にあっても、決して衰えることのなかった短歌創作への意欲と「オス」としての執念を伝えるものであった。
小池氏の実父、小池清泰氏をモデルとした壮絶な「老いとの闘い」は、明日はわが身でもあり、身につまされるものがあった。ご一読をお勧めします。