「管球王国」という雑誌がある。
真空管アンプをテーマにしたオーディオ愛好家向けの雑誌である。
トラ全盛の現代にあって、今さら真空管アンプでもなかろうと思いつつ毎号購読している。
今季号は、真空管の中でも人気の高い「300B」についての特集だ。
つまり、これを使ったアンプに、各メーカーのそれを装着したらどんな音になるか比較試聴するというのだから、その道以外の人が聞いたら、何をやってるのやらと思うに違いない。
実際、18種類の異なるモデルの真空管を試したらしいが、微妙に違っているというから面白い。
拙宅のアンプには、高槻製作所が生産している「300B」(上図の番号10)が装着されているが、これがオリジナルのウエスタンエレクトリック製(番号11)に近い音がしたというので、若干誇らしい思いをしているところである。