明治に出来た日本初の図書館とその界隈で、戦後を一生懸命に生きた女性の物語。「別冊文藝春秋」328~40号連載404頁の大作。
主人公の喜和子さんをめぐる物語と「図書館の変遷」が交互に提示されて行くのだが、中盤以降は、両者に密接なつながりはなくなり、「~変遷 」はどうでもよくなり、「物語」に引っ張り込まれてしまった。
終始、作者の視点が定まっていて微動だにしないので、安心して読み進む ことができた。ご一読をお勧めします。(お勧め度:★★)
明治に出来た日本初の図書館とその界隈で、戦後を一生懸命に生きた女性の物語。「別冊文藝春秋」328~40号連載404頁の大作。
主人公の喜和子さんをめぐる物語と「図書館の変遷」が交互に提示されて行くのだが、中盤以降は、両者に密接なつながりはなくなり、「~変遷 」はどうでもよくなり、「物語」に引っ張り込まれてしまった。
終始、作者の視点が定まっていて微動だにしないので、安心して読み進む ことができた。ご一読をお勧めします。(お勧め度:★★)