日曜の事。
合子沢と戸山団地へ生態調査。
メインの場所は梨の木なんだが、
この生態調査、傍を通る人から見れば、
結構、不審だろう。
木の枝を引っ張って、何やらグルグルさせてみたり、
周囲の雑草を刈ってたり。
まあ、そう見られているだろうな、と思いながらやってるが。
数年振りに戸山団地の奥にやって来た。
陽当たりの良さげな斜面に、大きな山椒の木がある。
雑草や蔓なんかで覆われていた。
生態調査の目的は、個体数の確認の他に、
その場所を産卵し易いエリアに整備する事も目的だ。
なもんで、剪定鋏を持ち歩く。
下に生えてる雑草や笹を切り取り、
蔓植物を引っ張ったり、切除したり。
蜘蛛の巣も除去。
ふと気が付けば、背後に人。
反対の路肩で何かを探してる様な。
取り敢えず、無視。
と、
「何をしてるんですか?」
うゎ、来たか。
「この木、山椒なんですよ。」
「ええ!これが山椒なんですか!」
同年代と思しき女性。
身軽な格好をみるに、近所の方か。
手に、なにやら山菜の様なモノを持っている。
この木に蝶が産卵する事、
自分は近隣の山に出向いては、木の周辺を整備している事。
さも、学者の様な視点で行動していますよ、みたいな様で説明し続けた。
ま、まあ、不審者には思われなかった様だ。