月日の移ろいの中、
何かを忘れる事ってありますよね。
それだけ、殺伐とした世の中なのかもしれない。
いつも頭の隅に置いておいた事柄。
日々過ごすうちに、
少しずつ、
少しずつ、
あたかも写真が色褪せていくかのようにおぼろげになる記憶。
そしていつの日か、
全く意識しなくなる。
人の記憶の中には、
常に新しい記憶が刷り重ねられていくから。
そして、
何かに急かされる様に変化を受け入れていく。
忘れてしまったのは、
その物事なのか、
自分の日常なのか。
ふと思い出す記憶は、
何故かほろ苦い。
あの時、こうしていれば・・・・
そんな後悔の念なのか。
それとも、
忘れていた事への安堵なのか。
ほんの、ちっぽけな出来事だった。
それが大きな過失である筈も無い。
仕方がねぇな・・・・・
そう溜息を吐けばそれで済む。
それなのに、
こんなに虚しいのは何故なんだろう。
賞味期限の切れたカップ麺を手に、そう思う。
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