花を咲かせるもの

久々に、ウォーキング。
ここんとこ、朝の予定があったり、出掛けたり、調子が悪かったりで。

夢見が悪く、少し動悸があった。
TV見たり、新聞ながめたり、落ち着いてから9時半過ぎに歩き出した。

八甲田ゴールドラインは県外ナンバーがどんどん登っていく。
ETC効果か。
そういやぁ、昨日もアスピーテで山口ナンバーのお父さんと話をした。
古～いマークⅡだったな。
一関から来たそうな。
景色を眺めるも、何か、感動が無さそうだ。
ここの景観は、こうこう楽しんだらいいんだよ、とか、まるで観光ガイドの様に話をした。

青森には行った事が無いんだと。
10月半ば辺りに紅葉を見に来ては、と奨めてみた。
八甲田や奥入瀬、遠いけど薬研なんかもいいよ、なんてね。
食べ物の話なんかもね。
何日か宿泊しながら行きたいな、なんて呟いてた。

ありがとうと言い残して彼は去って行った。
私も、心のリハビリに誰かと話をすると、少しは和らぐ。



さて、いつもコースを歩いていて気が付いた。
街路樹の下草が刈られていた。
と、一か所、
ひと株の花を残して、草が刈られた場所があった。

作業員が、草刈り中に見つけ、
刈り取らずに上手く残してくれたのだろう。
薄紫の花が、秋の弱い陽を浴びていた。

こうありたいな、と思った。

花は花としての存在を示す事によって、見出される。
人もまた、花を花として咲かせたいと願った。

双方の心を持ち合わせたいものだ。


曇り空からポツポツと来た。
天気予報は降るとは言ってなかったな。
まあ、無理する事は無い。
引き返した。

暫らくすると、止んだ。
こんなものだ。

ああすれば良かったな、こうすれば良かったな。
そういうものの連続なのだな。

ただ、今在る自分には忠実でありたい。