置き去り7歳児が歩いた10km。
かなりの体力だ。
体力もさることながら、その精神力だ。
5分後、親が引き返してきたときには既に居なかったと。
という事は、
置き去りにされた直後、
自らの判断で移動を始めたという事か。
本来なら、
少しは歩いてはみるが、引き返してきたり、
又は、発見され易い場所に居たりするものだ。
「きっと迎えに来てくれるに違いない。」
という考えをするのが普通である。
しかし彼は即座に歩き始めた。
10kmだ。
私の家から会社まで、10km弱。
そこまで行くのだという目的があれば、
歩く事はあるだろう。
若い頃、酔っ払って本町から歩いて帰った事はある。
約2時間、だ。
しかし、
目標も無く、暗闇の山の中だ。
何時間掛かったんだ?
演習場の小屋に辿り着き、
開いてる扉を探して中に入る。
そのまま5日間。
助けを求めるのでもない。
家に帰るという選択肢が無かったのかのように思える。
この小さな子供に、
10kmの山中歩行の中で、何が芽生えたのか?
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