昔は、結構、マフラーの交換てのが多かった。
新車から、いきなり交換っていうお客様も珍しくなくなかった。
いつの頃からか、
このテのカスタムが少なくなった。
素材の変更により、(チタンが多くなった)
価格が上がったり、
度重なる規制のお陰で、
音が、大してノーマル変わらなくなった。
大きけりゃいいというモノでもないんだが、
ノーマルと比べて、少し、低いかなって感じだ。
まあ、
聞く人が聞けば、
「お、換えてるな」って分かるくらいか。
コンピューターの自己診断も正確になって、
排圧の変化を敏感に感じ取る。
よって、
特性の変化は最小限に留まる。
つまり、
そんなに変わらない。
世の風評も変わった。
昔は定番のカスタムだったが、
今は、悪趣味の極みだ。
しかし、悪い事ばかりでは無いと思う。
後方からけたたましい音が来て、
初めて、後続車に気付く事もある。
最近の、ほら、
HV車が静か過ぎて、歩行者が気が付かないってやつ。
先日こんな事があった。
カブで通勤してた時、
道路右側に歩行者(女性)を発見。
進行方向は、同じ。
よって、こちらから見ると、後姿。
フラッと、彼女が車道に降りてきた。
「・・・・!」と思ったが、
まあ、いきなり渡ってくる事もないだろう、と思った、が、
歩いたまま、振り向きもせず、
スススッと横断を開始したのだ。
それも、
私の直前を!
カブは前後ドラムなんで、
制動力は強力な方では無い。
むしろ、弱い。
フルブレーキで、フロントがロック。
その時のスキール音で、
ようやく彼女は振り向いた。
鬼の形相でハンドルに力を入れている私を見て、
小さな声で、
「・・・・すみません・・・」
と、言った。
事故にはならんかったので一安心だ。
しかし、
気付いてもらえない程に、カブの音は小さいのだ。
早朝深夜の配達業務に使われる車種なのだからね。
デカイ方のバイクはマフラーを換えてある。
車検ギリギリの音量。
結構、腹に、響く。
道の駅の駐車場内をトロトロと動いてても、
周りのクルマや歩行者が立ち止まってくれる。
立ち止まってくれるというか、
私が威嚇した形になっているのだろう。
それでも、
この音に助けられている。
静か過ぎるのも事故を誘発するか・・・・・・
燃費が自慢のカブだ。
下手に弄らんで、ノーマルで乗るつもりだ。
手を入れるとしても、外装くらいで。
ひと冬、考えてみようか。
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