とある会社の話。
その会社の代表者は、
飲みに出る際、社員に送らせる。
それが、どんなに忙しい日でも。
まあ、
ここんとこ(コロナも)落ち着いたとは云え、
こうも頻繁に出掛けるのは如何なものかと思うが、
彼は止められない様だ。
先日も、
夕方、事務所に人が居ない状況の中、
それをやった。
お陰で、
集中した電話に全く対応できなかった様だ。
捌ききれなくなった電話が、
バンバン転送され、
転送電話を受けた人がパニックになったそうな。
世の中には、タクシーといって、
お金さえ払えば何処にでも乗せていってくれるサービスがあるのだよ。
少ない小遣いの中で遣り繰りしてるのだろうか。
送った翌日、
話を聞く事になった人がいうには、
報酬として温泉のタダ券を渡されたと聞いたそうな。
最早現金ですら無いそうな。
私も、私用で運転手を頼む事もあるが、
最低でも、千円だ。
それが世間の理だと思っている。
まあ、
問題は、送っていく方にもある。
問い詰めれば、
「断る事ができないから」
と言うのだろうが、
最早そういう時代では無くなって久しい。
恐らくは、進んで、とは言わないが、
いや、
進んで行っている事だろう。
自分だけは特別な存在でいる為に。
いや、
本人のみの問題でなくなる事もあるんだがね。
自分のところの社員は、
自分の思うがままと勘違いしてしまうのだな。
(そうならない事を肌で感じてるが故の、抵抗なのかもしれない)
世の経営者に問うが、
今の仕事、
自分一人で出来ると云うのなら、やってご覧さない。