モノクロームな世界

戦争か何かがあったのか、
軽い飢餓状態の世界が、そこのあった。
それでも人々は混乱を起こす訳でもなく、
不安を受け入れながら生活をしていた。

大きなショッピングセンターをコロニーとした生活環境があった。
商店の跡地なんかに、
皆、思い思いの生活を築いていた。
迫り来る危険は無い。
でも、何か諦めに似た無力感の中、
人々は生活している。

私はそこに戻ってきた人間だった。
久しぶりに帰ってきたその場所を、
確かめる様に歩き回っている。
知っている人も何人か居た。

退廃的な空気の中、
虚ろになりゆく群集を見つめていた。

そんな夢を見た。

或いは、
ひとつの安息な状態。

そして、
何かに押し潰されそうな不安と。




さて、
梅雨の合間か、今日は少し爽やか。

細かい仕事が多い日です。