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そんな独り言
cafe-subaru blog
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予言

2008年04月05日 19時27分38秒 | Weblog

箱庭の様な街を走り回っていた。
自分でも、”夢だって”分かってる街だ。

狭い街並みはどこかノスタルジック。
何の為に走り回ってるのか?
目的は?

往き行けば、
風景が流れ荒涼とした野原になる。

起伏がある野を越えて往くと、
川が流れていた。

恐る恐る岸に近付くと、
何かが泳いでいる。
大きな生物だ。
白いアザラシの様な海獣が、
泳いでいる。

その生物が、向こう岸を登り始めたとき、
気が付けば、それは人間だった。
白いYシャツを着た人間だった。

濡れたYシャツの男は、岸を登りきると、
何故か現れた床屋に入っていこうとする。
驚いた事に、古い床屋がそこにあった。

私は、
見てはいけないものを見てしまったと感じた。
奇妙なものを見たからというよりは、
それを見たという事自体が、
畏れるべき事と感じたからだ。
逃げる様に、その場を後にする。

先ほど下ってきた斜面を登っていくと、
シェルターの様な扉があった。
扉を開けると、そこはとある居住空間だった。
スーパーや居住区が混在するコロニーだった。

そこで、ある男に呼び止められる。
上の世界で見てきた事について、だ。
私は無視を決め込んだ。

私たちの前では、
スーパーの店長と思しき男性が、
せっせと品出しをしていた。
彼の姿を見ながら、会話が始まる。

「お前は上の世界で何を見たのだ。」
「・・・・・・・・。」
「見た事を、話せ。」
「なぜ、話さなければならない。」
「見たのだな。」
「知らない。」
「お前が見た事は、大変なモノなのだ。」

一瞬、何がそんなに重要な事か判らなかった。
アレ、がか・・・・?

「見たのだな。」
「知らない。」
「・・・・・。お前がアレを見たとすると、恐ろしい事が起こる。」
「恐ろしい、事?」
「正直に言うんだ。」
「・・・・、何を。」
「どこまで見たんだ。」
「・・・・・・・、床屋、だ。」
「・・・・!そこまで見たのか!」
「それが、どうした。」
「恐ろしい事になる。」
「・・・・・・・。」
「何故なんだ!」
「・・・・・・・。恐ろしい事になる。この先、何か良くない事が起こるたび、お前は今日見た事が原因で良くない目にあったと認知するのだ。そしてこの事をずっと思い続けるのだ。」




恐ろしい事だ。

コメント
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