売れる車

時代が移り行き、文化としての自動車が熟成に向かうと、
最終的には、その使用目的のみが残ります。
人、物を運ぶ事。

未成熟の時ならば、その使用方法が人の心を引き付けたでしょう。
車のある生活。
車を使っての遊び。
車が織り成すドラマ。

今や、モノがありふれてます。
刺激がありふれてます。
こちらから、望んで刺激を手に入れにいかなくても、
自動的に刺激が飛び込んできます。
自動車って文化は刺激を生むもので無くなっています。

我々が憧れた車文化は古典として残っていくでしょう。
嘆かれる方も多いでしょうが、マーケッティングとして成立しない
商品は世に出ません。
世代的に私はギリギリだったかもしれませんね。

欲しい車ってありますか？
どうしても買わなくてはならないなら・・・、
これかな？
って感じじゃないですか。

ホビーとしての車が無くなってますね。
売れないんじゃ、メーカーは作りませんから。
ユーザーが求める車しか売ってません。
だから、私ひとりが悶々としてても何も動きません。

それと、もうひとつ。
私の生活状況がそういうものを楽しむ環境に無いという事です。
経済力を含んでね。
若いときは、特別でしたけどね。
今は、これに全力投球ってわけにはいきませんよ。
歳を経たという事ですかね。

欲しい車、
あるんですよね。
他メーカーですけど。
富士重工も頑張れば出せそうなんですけどね、
商売にならなきゃね。

またいつか、
そんな車に乗りたいですね。